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公開日:2022年01月14日(金)
最終更新日:2023年06月12日(月)
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さまざまなバストのお悩みの中でも、離れているバスト、いわゆる「離れ乳」でお悩みの方は多いはず。実は離れ乳は改善することができるのですが、人に相談しづらい分野のお悩みのため、悩みを抱え続けたままで正しい改善方法を知らない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、離れ乳の改善方法として効果的なセルフケアや気を付けるべきことを具体的にご紹介していきます。また後半では豊胸術など、離れ乳を改善できる美容整形のメニューもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもきれいなバストとは、以下のような条件がそろったバストのことです。
これらの中でも形の整い方として差が出やすいポイントは、バストトップの高さとバージスラインです。バージスラインとはバスト下部に沿ってできる曲線のことで、これがある場合、正面から鏡を見た際に体の中心から脇にかけてバストのふくらみに沿って線が入ります。バージスラインがしっかりできている人は、お椀のようなきれいなバストの形になっていると言えるでしょう。
バストトップが理想的な位置にあるかどうかは、デコルテからの距離でもチェックできます。デコルテと左右のバストトップの位置を線でつないだとき、正三角形ができるのが理想的です。
もちろん美の基準は人それぞれであり、好みやトレンドによって選択するサイズや細かなデザインは変わります。しかし実際に美容整形でこれらの条件に当てはまる変化を求めているケースが多くあるように、きれいなバストの条件を満たしたいと思っている人は比較的多いと言えるでしょう。
もしもバストのお悩みを改善するために美容整形の手術を受ける際は、肌質や触ったときの柔らかさが自然なことはもちろんですが、上記の条件を満たせるかどうかも事前のシミュレーションでしっかりチェックしてみてください。
バストが離れているからといって、生活に支障が出たり疾患の原因となったりする可能性はほとんどありません。女性らしいボリュームを保ちながらデコルテがすっきりと見えるなど、離れ乳にはメリットもあり、チャームポイントとして生かすのも良い選択と言えます。一例として、離れ乳はドレスのコーディネートやマニッシュなスタイルのコーディネートをかっこ良く着こなせる体形です。
しかしながら、確かに離れ乳の状態だと実現できないことや、デメリットとなってしまう可能性も存在しています。どうしても解消したいと考える場合は、離れ乳を改善した方が良いでしょう。バストが離れていることによって困るのは、主に以下の3点です。
離れ乳のバストは多くの場合自然には谷間ができず、左右の乳房を中央に寄せることで、間に縦のラインが現れる方が多いです。
本来離れていないバストではDカップ程度で自然に谷間ができます。少し小さめのB〜Cカップなら、左右の乳房を寄せると谷間が現れます。しかし離れ乳では、十分なカップ数があるにも関わらずバストの間にある距離が広すぎて、谷間ができづらいのです。
谷間はグラマラスなバストの印であり、ボディラインの出るコーディネートで強調したい方にとっては、重要なポイントと言えるでしょう。
同じカップ数でバストが離れていない人よりも、デコルテの質感やバスト全体のボリュームが貧相に見えてしまうというデメリットもあります。
通常のバストの形では、ブラジャーを着けて寄せ上げることでバストトップの位置を高く保ち、デコルテとバストの間に自然な膨らみを作ります。一方で離れ乳の場合はバストトップの位置が左右に離れていたり下がっていたりするため、市販のブラジャーではぴったりと合うサイズを見つけるのが困難です。
ブラジャーによってバストを正しく支えられていないと、本来あるはずのボリュームを見せられないため、実際よりもバストが小さい印象になってしまう可能性があります。
離れ乳の方の中には、バストトップやサイドの脂肪がカップからはみ出てしまったり、バストトップの位置に違和感が出てしまったりしたことのある方も多いのではないでしょうか。その他、バストの脂肪が脇や背中に流れてしまうケースもあるでしょう。離れ乳になってバストトップの位置が下がることにより、本来バストにあるべき脂肪が重力などの影響で移動し、体形が崩れてしまうのです。
この体型の崩れが加齢によるたるみのように見え、実際の年齢よりも老けた印象を与えてしまう可能性があります。
バストが離れてしまうのには、体形や生活習慣などさまざまな事象が影響しています。よくある例として挙げられるのは、以下のようなものです。
生まれつき上半身の骨格が丸胴の人は、離れ乳になりやすい傾向があります。丸胴とは、上半身の幅を正面と横で見比べた際に正面から見た方が細く見える、もしくは同じぐらいに見える胴です。丸胴の特徴としては土台となる胸筋のラインがカーブしている場合が多く、上から見ると中心から乳房が広がるような形のバストになるため、離れ乳になってしまいます。
対して横から見た方が細く見える平胴の人は、比較的前向きにバストが付きやすい骨格です。そのため平胴で離れ乳になっている人は他の原因が考えられます。続けて次の項目をチェックしてみてください。
クーパー靭帯は、左右それぞれの乳房を包み込むように存在している結合組織です。乳房の脂肪を釣り上げるような仕組みで支え、ハリや弾力を保ちます。
きれいなバストを保つためには欠かせない組織ですが、一度伸びてしまうと自然に元に戻すのは難しいことでも有名です。加齢によって月日の経過とともにだんだんと伸びたり切れたりしていってしまう他、激しい運動や強い圧力などで損傷することもあるため、傷を付けないよう守り続けることが大切です。
クーパー靭帯が正しく機能しなくなってしまうとバストは重力に負けて下垂し、離れ乳の原因となります。
バストを構成しているものの大半は脂肪です。脂肪が背中や脇に流れている場合、傾向としてはバージスラインができていなかったり、薄くなっていたりします。本来はバストの部分に付くはずの脂肪が背中や脇に流れてしまっており、スタイルが悪くなっている状態です。あるはずの脂肪の量が少なくなり、デコルテに近い部分から乳房がこけたような形になって離れ乳になります。
脂肪の移動は正面からの圧力が掛かり続けることや、バストをホールドする支えがない状態で過ごし続けることで起こりやすくなります。具体的にはサイズの合っていない小さすぎるブラジャーを使い続けたり、ノーブラやノンワイヤーのブラジャーで過ごし続けたりすることが原因として挙げられるでしょう。バストの形をきれいに保つためには、サイズが合ったホールド力のあるブラジャーや補正下着を付け続け、脂肪をバストに集めた状態をキープすることが大切です。
また脂肪は位置が動きやすいため、ナイトブラや補正下着などで乳房を中央に寄せ続けるなどして矯正することで、離れている距離が緩和する可能性もあります。
ナイトブラの詳細については後程ご紹介します。
脂肪が流れてしまっている状態で長期間過ごすと、姿勢や支える筋肉のバランスが変化してしまうことにもつながります。
バストの形に関わっているのは、いわゆる「胸板」を作る大胸筋と、大胸筋の後ろで肩甲骨の動きを支える小胸筋。大胸筋は胸の土台とも言える筋肉で、発達しているとバストの形が前に持ち上がり、中央に寄ったように見えます。脇の付近に位置する小胸筋は、発達しているとバストの脂肪が脇に流れるのを防いでくれる筋肉です。
元からの筋力不足や、筋肉バランスの変化によってこれらの筋肉が衰えると、バストの土台が不安定になります。悪循環が起こり、バストが下垂して離れやすくなってしまうのです。
離れ乳はセルフケアでも予防や改善が期待できます。その方法は大まかに分けて、正しいブラジャーを着用する、マッサージやトレーニングを行う、食事内容に気を付けるの3つです。どの方法も即時性がある方法というよりはで徐々に効果を得られるものばかりなので、コツコツと続けることが大切。一つずつ詳しく見ていきましょう。
離れ乳を予防するには、正しいブラジャーを選ぶことが重要です。サイズが合わないブラジャーやブラジャーの間違った付け方は、バストの形に影響する可能性があります。
例えばバストに対してブラジャーが小さい場合では、乳房が全面から押しつぶされたような状態になるでしょう。その場合は先述のとおり、バストの脂肪が脇や背中に流れていって離れ乳を引き起こしてしまいます。
反対にサイズが大き過ぎるブラジャーやバージスラインに合わないブラジャーの場合では、必要な位置でバストを支えられない上、クーパー靭帯に圧力をかけて損傷させる原因となる可能性があります。
形のきれいなバストを保つためには、ワイヤーの入ったブラジャーがおすすめです。バストを下や両わきからしっかり支えることで、垂れ乳になるのを防いでくれます。ワイヤーだけでなく、サイドボーンが入ったデザインを選べば、サポート力はさらにアップするでしょう。
またサイドからバックへつながる部分の、布地の幅が広いものを選ぶのも重要です。幅が狭いものと比べると、脂肪がはみ出して脇や背中に流れてしまうのをガードしてくれる効果が期待できます。
同様の理由から、ストラップがカップの外側付近についているタイプのものもおすすめです。両わきからひっぱることでバストの全面に圧力をかけず、左右からきれいな形をサポートしてくれます。ストラップ自体は太めのものを選んでください。ストラップがあたる部分には乳房の重さを支える分の圧力が掛かりますが、太いストラップならば力を分散させられるはずです。
ブラジャーの付け方自体にも気を配る必要があります。下着メーカーなどによっても差はありますが、一般的には以下のような手順を推奨しているところが多いです。
ポイントは、バストを上に引き上げるイメージで付けること。ブラジャーのアンダーがバージスラインよりも下がっていると、バストが垂れたり離れたりしてしまう原因になります。ホックを止める時、バストを手でカップに入れ込む時、ストラップの付け根部分を脇の付け根まで引き上げる時に、ぐっと上に引き上げましょう。
ストラップは、軽く上に引っ張って2cm程度の余裕があるくらいの短さが望ましいです。
就寝時はナイトブラを使用するのがおすすめです。私たちが眠っている間のバストには、寝返りをしたりうつぶせになったりすることで、日中とは異なる向きの重力や圧力がかかっています。対策をしておかなければ離れ乳になってしまう原因の1つとなるでしょう。
一般的なナイトブラを使用して寝ると、睡眠時に左右へ流れてしまいやすい脂肪をバストがきれいに見える位置で留めておいてくれる効果が期待できます。体の組織を変化させることはできませんが、バストの下垂が進行するのを多少なりとも防げるでしょう。
マッサージを行うことでバスト周辺の環境を良くできます。バスト周辺にある筋肉がほぐされて正しい姿勢や可動域を取り戻すことで、バストの脂肪が流れにくくなるはずです。
クーパー靭帯を傷つけないよう優しく行えば、乳腺が刺激されてバストアップにつながる効果や血行改善で肌質が良くなる効果も期待できます。トレーニングは、離れ乳の原因である大胸筋と小胸筋の衰えを防ぐものを中心に行うのが良いでしょう。
筋肉が凝り固まっている人には、マッサージがおすすめです。
以下の手順を試してみてください。
また両サイドの筋肉もしっかりとほぐしましょう。手順は以下の通りです。
大胸筋を鍛えるトレーニングは、プッシュアップが有名です。また両手のひらをバストの前で合わせ、中央に押し込むようにするトレーニング方法もあります。
小胸筋を鍛えるには以下を行いましょう。もともとのバストが小ぶりな方でも、筋肉質になりすぎないため、より自然に見える改善が期待できます。
トレーニングの適切な回数や強度は人によるため、ご自身に合った内容で行うようにしてください。
女性ホルモンの分泌量はバストの成長に影響を与えます。不足してしまった場合、ハリや弾力を保つのに必要な栄養が不足し、離れ乳になってしまうかもしれません。過度なダイエットや、偏った食事の摂り方をしている方は注意が必要です。
もちろんバランスの良い食事を摂ることが大切ですが、中心的に摂ると良い食品としては、女性ホルモンに似た働きがある大豆イソフラボンを含んだものがおすすめです。納豆、豆乳、豆腐、きなこなどを積極的に食べましょう。
またバストを支えるクーパー靭帯の成分には、美肌成分の一つであるエラスチンが含まれています。エラスチンは線維状のタンパク質であり、伸び縮みする性質があるため肌の弾力に関わる成分です。
補給的に摂取すると、クーパー靭帯が強まる効果が得られる可能性があります。エラスチンは一般的な食品から摂取するのは難しいため、補うにはサプリメントなどでの摂取が必要です。
美容整形で離れ乳を改善すると、ダウンタイムが終わった時点である程度確実に効果を得られるというメリットがあります。セルフケアでコツコツと改善を目指すのも良いですが、どの程度の効果が現れるのかは予測できません。その点美容整形であれば、理想の形やボリュームを決めてそれを目指した手術を行うため、希望のスタイルを叶えやすい方法と言えるでしょう。
豊胸手術の種類としては、乳房にシリコンを入れるバッグ式豊胸術がスタンダードな方法として有名ですが、離れ乳の改善が目的の場合なら他の方法がおすすめ。バッグ式豊胸術は土台の形が大きく影響するため、もともとのバストの向きはほとんど変えられず、ボリュームだけを大きくする手術です。カップ数は理想になったのに、離れ乳なのは変わらないため思っていたようなサイズアップを感じられないといった結果になってしまう可能性があります。
離れ乳の改善におすすめの美容整形は、以下の3種類です。
ヒアルロン酸注入は、もともと体内に存在する成分のヒアルロン酸を特殊な針で乳房に注入し、バストサイズを大きくしたり形を整えたりする豊胸術です。
比較的自然な仕上がりになる上、施術時間も短いことから、手軽に効果を実感できる方法としてプチ豊胸などと言われることもあります。
注入口となる箇所は一般的にわきの下やアンダーバストなどの見えづらい場所。術後の傷跡も3mm程度の針穴のみで、1週間程度で見えづらくなる点もこの施術の特長です。
離れ乳を改善するためには、ボリュームを出したい谷間やデコルテの部分を中心にヒアルロン酸を注入する場所と量を調節します。医師の技術にもよりますが、細かなデザインの調整が可能な方法のため、希望の見た目を手軽に実現しやすい方法と言えるでしょう。
ヒアルロン酸豊胸術についてより詳しく知りたい方は、以下記事も合わせてチェックしてみてください。
この手術を受ける際の注意点として、手触りの硬さと持続期間について知っておく必要があります。
ヒアルロン酸豊胸術において、バストのボリュームを出すため比較的粒子が大きいヒアルロン酸を使っているクリニックもあり、触感が硬くなる可能性があります。柔らかさにこだわったヒアルロン酸製品もあるため、自然な柔らかさになるかどうか心配な方は、注入するヒアルロン酸を複数の製品から選べるクリニックで手術を受けると良いでしょう。
またヒアルロン酸は体内に吸収されてしまう成分のため、一定期間を過ぎると消失してしまいます。期間限定の効果であることを理解し、一度試してみて術後の姿を維持したい場合は、この次にご紹介する方法へ切り替えるのがおすすめです。
共立美容外科でもヒアルロン酸豊胸術を行っています。
脂肪注入豊胸術は本人の体から採取した脂肪をバストに注入して大きくする手術です。自分の脂肪を使用するため触感が柔らかい他、繰り返し行うことで定着率が上がり、バストが大きい状態を維持しやすくなっていきます。
ヒアルロン酸豊胸と同様にデザイン性が高く、左右差があるバストや、下垂の度合いが違うバストのバランスを取る施術が可能です。注入した脂肪はすべてが定着する訳ではなく、一般的な方法では30~40%程度が定着すると言われています。
定着率は体の状態や注入の量、脂肪の加工方法などによっても大きく変動するもの。中でも脂肪を遠心分離機にかけて不純物を除去し、濃縮した脂肪を注入するコンデンスリッチ豊胸は、約80%の脂肪を定着させられる方法です。
共立美容外科ではコンデンスリッチ豊胸やピュアグラフトという種類の豊胸が行えます。
▼共立美容外科のその他の脂肪注入豊胸(ピュアグラフト)はこちら
なお脂肪注入を行う場合、注入できる最大量はバストの中にあるスペースに左右されます。授乳後の垂れたバストやしぼんでしまったバストを改善したい場合は、過去に脂肪が入っていたスペースを利用できるため、注入できる量が多くなる傾向にあると言えるでしょう。
乳房拳上術/マストペクシーは、ボリュームを大きくしたいなどの目的で行う一般的な豊胸とは異なる手術です。クーパー靭帯の損傷などが起きてしまったバストの下垂を改善します。
物理的な損傷以外にも、ダイエットや授乳、加齢によって起こった下垂を改善することも可能です。たるんだ皮膚を切除することで、下垂したバストの形と乳輪や乳頭の位置を上向きに整えます。この手術方法だけでは基本的なバストのサイズは変わりません。
共立美容外科では、乳房挙上術はもちろん、バストの離れよりも重度の下垂が気になるケースに対して乳房縮小術/リダクションを行うこともできます。
正しい知識でセルフケアを行い続ければ、離れ乳は改善できるかもしれません。ただし「今すぐ改善したい」「大幅に改善したい」といったお悩みがある場合は、美容整形での改善がおすすめです。共立美容外科ならば、数種類の方法の中からあなたに合った手術方法を選択できます。
バストが離れているというお悩みはなかなか周囲の人には伝えられないもの。美容整形を検討する場合、まずはカウンセリングで本当に悩んでいるポイントをしっかりと伝え、適切な手術を提案してもらうことが大切です。
共立美容外科のカウンセリングでも、無料で医師によるアドバイスを直接受けられます。離れ乳を改善するために美容整形を検討している方は、ぜひ気軽に相談してみてください。
このページの監修・執筆医師
玉田 洋(たまだ ひろし)
共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
日本美容外科学会認定専門医
略歴
主な加盟団体
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