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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

そばかすとシミの違いと対策方法を美容外科医が解説

公開日:2022年05月06日(金)
最終更新日:2023年12月15日(金)

しみ
そばかすが頬と鼻にある女性
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そばかすとシミには複数の共通点があります。

どちらも皮膚の組織で作られたメラニン色素が溜め込まれることで発生し、また見た目も茶色っぽい斑点です。

こうした共通点があることから、そばかすとシミは混同されることが少なくありません。

しかし両者にはいくつかの違いがあります。

本記事では、そばかすとシミの特徴や、発生を防ぐための対策方法について解説します。

 

そばかすとシミの違い

そばかすとシミの違いを説明する医師

そばかすとシミはまったくの別物とは断言できないものであり、そばかすはシミの一種であるという見方もあります。

一方で、これらには原因や発生しやすい年齢などに違いがあります。

そばかすとシミの特徴に触れながら、それぞれの違いについて詳しく解説します。

 

大きさ

そばかすは直径2~3mm程度のものが多い傾向にありますが、シミは5mm程度、あるいはそれ以上の大きさであることが多いです。

 

発生年齢

そばかすは成人後だけでなく幼少期、早ければ3~6歳程度で発生することがあります。

人によっては、幼少期に発生したそばかすが思春期を過ぎるころに自然に消失するケースもあるでしょう。

一方シミは年齢を重ねるにつれて発生しやすくなる傾向にあり、特に40代前後から発生しやすくなります。

 

原因

そばかすは、紫外線を継続的に浴びることやターンオーバーのペースの低下が主な発生原因です。

また、親族からそばかすのできやすい体質が遺伝することで、そばかすが発生するパターンもあります。

シミの場合、紫外線によるダメージやターンオーバー機能の低下が原因となり得るのに加えて、ニキビなどの炎症の影響により発生する場合があります。

 

そばかすとシミの対策方法

日焼け止めを塗っている女性

そばかすとシミには特徴や発生原因に違いがありますが、自宅でのケアによって予防したり緩和させられる可能性があるという点は共通です。

スキンケアや生活習慣に注意することで、そばかすやシミを防いだり色素沈着を薄くできる場合があります。

そばかす、シミの対策方法について詳しく説明します。

 

紫外線を防ぐ

紫外線を浴びるのを防ぐことでメラニン色素の生成がある程度抑えられ、そばかすやシミの発生リスクを下げられる可能性があります。

夏季に紫外線対策に励む方は多いですが、他の季節においても紫外線は降り注いでいます。1年を通して帽子や日傘、日焼け止めクリームなどで紫外線をブロックするようにしましょう。

 

肌を刺激しない

メラニン色素を作り出すメラノサイトは、肌が何らかの刺激を受けるとその刺激から肌を保護しようとして、メラニン色素を生成します。

肌を強くこすったり掻いたりしてしまうと、その刺激でメラニン色素が作られやすくなってしまうため、肌に刺激を与えるような行動は控えましょう。

例えばメイク時にコットンや指で何度も肌をこすったり、顔を洗う時に肌に洗顔ブラシを強く押し付けたりするのは、刺激を避けるという点ではおすすめできません。

これらの行動を無意識にやっているという方も多いかもしれませんが、何気なくやっていることがメラニン色素の生成を促してしまうことがあるため注意が必要です。

できるだけ肌に刺激を与えないよう心がけると、メラノサイトがメラニンを作る頻度が減り、そばかすやシミのリスクを下げることにつながります。

 

美白効果のあるスキンケア用品を使う

美白効果の見込めるスキンケア用品を使うことも、そばかすやシミの予防、緩和につながる可能性があります。

美白効果をうたっている化粧水やパック、乳液、美容液にはビタミンC誘導体のような美容成分が含まれていることが多いです。

こうした成分にはメラニン色素が作られる機能を妨げたり、肌のターンオーバーを促進する作用が見込めるため、そばかすやシミが作られにくくなったり目立ちにくくなったりする効果が期待できます。

また、シミやそばかすの発生や進行の抑制が見込めるサプリメントもおすすめです。

こうしたサプリメントには、肌のターンオーバーを促してメラニン色素の生成を阻害する働きが見込めるL-システインやビタミンCが含まれている傾向にあります。

サプリメントを摂取することでメラニン色素が皮膚の組織に蓄積されにくくなり、そばかすやシミの発生、増加のリスクが下げられるという効果が期待できます。

 

栄養バランスのとれた食事を心がける

そばかすやシミができにくくなるよう対策するには、日々栄養をしっかり摂取することが大切です。

仕事や学業、家事で忙しいとついついジャンクフードや単品の食事で済ませてしまうという方もいますが、そうした食生活を続けると栄養が偏り肌のコンディションもダウンする可能性が高いです。

健康な肌を維持する栄養素としては、ビタミンCやビタミンEが広く知られています。

しかし、ビタミン類以外の栄養素も取らないと肌が必要な栄養を得ることができず、そばかすやシミに加えニキビなどの肌トラブルが発生する恐れがあります。

肌のコンディションを保つためにはビタミン類やたんぱく質に加え、食物繊維、ミネラルなどが摂取できる食事を心がけましょう。

これらの栄養素をまんべんなく取るには、炭水化物や野菜、肉類、魚、海藻、大豆製品を日々の食事に取り入れるのがおすすめです。

 

ストレスを発散する

ストレスが蓄積された状態が続くと、ホルモンバランスが崩れてしまうことがあります。

ホルモンバランスの乱れは肌の新陳代謝のペースの低下につながります。

新陳代謝が正常に進まないとメラニン色素が生成された際にうまく排出されず、結果としてそばかすやシミが発生、増加する恐れがあるのです。

新陳代謝の機能低下を防ぐためにも、適度にストレスを発散する機会を設けてホルモンバランスが乱れないようにしましょう。

 

睡眠時間を確保する

肌の新陳代謝のペースに影響するホルモンバランスは、睡眠時間が不足することでも崩れやすくなります。

皮膚の組織でメラニン色素が作られた時にきちんと排出されるよう、毎日睡眠をしっかり取ってホルモンバランスを正常に保っておくようにしましょう。

なお、肌の新陳代謝を促進するには、単に長時間眠るだけでなく深い眠りである「ノンレム睡眠」に入ることも重要です。

ノンレム睡眠に入ると成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンが新陳代謝を促すことがあるのです。

ノンレム睡眠に入るには、寝る前に心身ともにリラックス状態になることが大切です。

例えば寝る直前にスマートフォンやテレビの液晶画面の光を浴びたり、浴槽で熱いお湯につかったりすると交感神経が活発になり脳や体が活動モードになってしまいます。

リラックスモードで眠りにつくためにも、寝る前はスマートフォンやテレビの画面を見ず、入浴時はぬるめのお湯につかるのがおすすめです。

 

そばかすとシミの治療方法

皮膚科などの医療機関の中には、そばかすやシミを除去するための治療を行っている医療機関もあります。

メスを使わずにそばかすやシミを除去する治療方法は複数あり、例えばレーザー治療やフォトフェイシャル、イオン導入といった方法が挙げられます。

そばかすとシミの治療方法について詳しく解説します。

 

レーザー治療

「ヤグレーザー」や「ルビーレーザー」などのレーザーを照射することで、皮膚の組織に溜め込まれたメラニン色素を分解してそばかす、シミを除去する治療法です。

なお、共立美容外科のそばかす、シミのレーザー治療では「メドライトC6」「ピコドリーム」「スペクトラレーザー」「Qスイッチヤグレーザー」が用いられており、施術を受ける方の肌の状態に合わせてレーザーを使い分けます。

レーザー治療は、そばかすとシミの治療法の中では即効性が見込めるという点がメリットです。色素沈着が薄ければ1回の施術で治療を終えられるケースもあります。

一方でレーザー治療を受けた後は施術箇所の赤みやかさぶたの形成、浸出液の発生などの副作用がみられることがあります。

浸出液の発生がみられる部分には専用のテープを貼りますが、テープを貼る場合、施術箇所の経過によっては数ヶ月間貼りっぱなしになる可能性もあります。

副作用の詳細やテープを貼る必要がある可能性について把握した上で、施術を受けるようにしましょう。

 

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フォトフェイシャル

そばかす、シミのできている部分にレーザーより波長の短い光を照射してメラニン色素の分解を図る治療法です。

フォトフェイシャルで照射される光はレーザーと比べると肌への刺激が少ない傾向にあり、カメラのフラッシュと同じぐらいの強さの光と例えられることが多いです。

ただし、目に直接フォトフェイシャルの光を浴びてしまうと危険なため注意が必要です。

なお、フォトフェイシャルはそばかすやシミを除去する目的以外に、顔全体のトーンアップやニキビ跡の除去、赤ら顔の改善のために実施されるケースもあります。

 

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イオン導入

イオン導入は、肌の新陳代謝を促進するビタミンCや、メラニン色素の生成を妨げるトラネキサム酸を肌に浸透させるための施術です。

微弱な電流を流すことでビタミンCやトラネキサム酸が肌の奥まで浸透し、そばかすやシミを形成する色素沈着が改善される効果が期待できます。

 

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外用薬や内服薬の処方

ホームケアの手段として、トラネキサム酸の配合された外用薬やビタミン剤などの薬が処方されることがあります。

共立美容外科では「ハイドロキノン」が配合された外用薬を提供しています。

ハイドロキノンはメラニン色素を作り出す機能を抑制する働きがあり、この働きによってそばかすやシミが発生したり濃くなったりするのを避ける効果が見込めるのです。

また、レーザー治療を受けた方には施術後の痛みを和らげるための痛み止めの内服薬や施術箇所を保護するためのテープが処方されるケースもあります。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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