しみ、そばかす、肝斑、色素沈着
ハイドロキノン(塗り薬)
最終更新日: 2025年01月05日
ハイドロキノン
ハイドロキノンとは、しみやそばかす、肝斑、くすみの治療用の塗り薬です。
しみやそばかす、肝斑、くすみの原因となるメラニン色素の生成を抑えます。
ただし、効果には個人差があります。
このような方に向いています
- しみを治したい方
- そばかすを治したい方
- 色素沈着を治したい方
- ニキビ跡の色素沈着を治したい方
- くすみを治したい方
- 黒ずみを治したい方
- 肝斑を治したい方
- 体のしみを治したい方
- 体の黒ずみを治したい方
- ホームケアで治したい方
- ホームケアを併用して治したい方
ハイドロキノンの治療の仕組み
ハイドロキノンを使用した、しみやそばかす、肝斑、くすみ治療の仕組みを簡単にご説明します。
メラニン色素が生成される仕組み
皮下は、表皮と真皮に分かれます。表皮と真皮の層の間に、メラニン色素を生成するメラノサイトがある基底(きてい)層があります。
また、表皮は、さらに角質層、透明層、顆粒(かりゅう)層、有棘(ゆうきょく)層に分かれています。表皮は0.2mmと薄く、表皮にはケラチノサイト(角化細胞、かくかさいぼう)と呼ばれる細胞があります。
ケラチノサイトが女性ホルモンや日光の紫外線の影響で刺激を受けると活性酸素が発生します。活性酸素が過剰に分泌されてしまうと、過剰に分泌された活性酸素から肌を守るために、情報伝達物質は基底層にあるメラノサイトに対してメラニン色素を生成するようにシグナル(信号)を出します。
シグナルを受けたメラノサイトは、メラニン色素を生成します。メラニン色素は黒色や茶色い色をしています。
ターンオーバー
メラニン色素は紫外線やさまざまな刺激から細胞を守るために生成されます。
表皮は約28日~56日かけてターンオーバー(入れ替わり)が行われます。基底層で生まれた細胞は形を変えながら皮下の上に上がっていき、最後は垢(あか)、角質となって剥がれ落ちます。
そのため、生成されたメラニン色素は、産出されてもターンオーバーをして、外に排出されます。
ケラチノサイトにメラニン色素が滞留
ターンオーバーの周期は28日から56日と幅がありますが、年齢を重ねるごとにターンオーバーにかかる時間は長くなります。20代の場合は、約28日ですが、 30代~40代は45日程度になってしまいます。
そのため、年齢を重ねると、ターンオーバーの時間が長くなるので、メラニン色素が外に排出される前に新たに、メラニン色素が作られてしまうなどし、ケラチノサイトにメラニン色素が滞留してしまいます。その滞留してしまったメラニン色素がしみとなってしまいます。
また、メラニン色素が過剰に分泌された場合も、ターンオーバーの乱れとなり、ケラチノサイトに蓄積してしまい、しみとなります。
ハイドロキノンがメラニン色素の生成を抑制
ハイドロキノンはメラノサイトに対して、しみやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑制する働きがあります。
ハイドロキノンにより、メラノサイトでチロシンという物質からメラニン色素を生成する過程をブロックすることで、しみやそばかすを新たに作らせたり濃くしたりしないようにします。
皮膚はターンオーバーによって生まれ変わり、新たにしみやそばかすが作られないので、結果としてしみやそばかすが皮膚から少なくなります。
ハイドロキノンを例えると・・・
スハイドロキノンを例えるなら、漂白剤(ひょうはくざい)です。このようにイメージするとわかりやすいかもしれません。
ハイドロキノンの保存方法
ハイドロキノンは、ご自宅の冷蔵庫で保管していただきます。
ハイドロキノンの留意点
ハイドロキノンは、濃度が高かったり、塗布する量が多すぎると、皮膚を刺激してしまい、赤みやかゆみが生じる場合があります。
アスコルビン酸を配合
共立美容外科のハイドロキノンには、アスコルビン酸を配合しています。アスコルビン酸はビタミンCとしてはたらく有機化合物です。
ビタミンCはメラニン色素の生成を遅らせる作用があると言われています。
ハイドロキノンの使用方法
ハイドロキノンは5%と10%の2種類をご用意しています。夜、就寝前に1回、しみ、そばかす、色素沈着、肝斑の気になる個所に塗布します。また、ハイドロキノンは、顔以外にも体にも使用することができます。
5%のハイドロキノンは主に顔に、10%のハイドロキノンは主に体に使用します。
ハイドロキノンの料金
料金 | ハイドロキノン5%(アスコルビン酸7%含有)/5g ¥4,180 ハイドロキノン10%(アスコルビン酸14%含有)/5g ¥4,620 |
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このページの監修医師
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副総括院長
遠山 貴之(とおやま たかゆき)
日本美容外科学会認定専門医
麻酔科専門医-
略歴
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- 1997年
- 順天堂大学 医学部卒
- 1997年
- 順天堂大学医学部付属病院 麻酔科入局
- 2006年
- 共立美容外科・歯科 入局
- 2020年
- 共立美容外科 上野御徒町院院長就任
- 2020年
- 共立美容グループ 副総括院長就任
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主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
麻酔科専門医
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