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公開日:2022年01月17日(月)
最終更新日:2022年04月13日(水)
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数ある美容整形手術の中でも美容レーザーは、メスを使わず、短時間で施術が終了するため、気軽に受けやすいもの。毎日のスキンケアではカバーしきれないしみや毛穴、たるみなどを美容レーザーによって改善したいと考えている方も多いのではないでしょうか。今回は美容レーザーを検討している方に向けて、美容レーザーの種類や美容レーザーのメリット・デメリットなどをご紹介します。
美容レーザーとはレーザーの光熱作用を応用し、スキンケアでは隠しきれないしみや毛穴、たるみなどを改善する施術です。レーザーにはさまざまな種類があり、それぞれ固有の波長を持っています。身近なところにあるレーザーの一例が、太陽光です。太陽光は紫外線、赤外線、可視光線が集まったもので一見すると無色透明ですが、プリズムを通して見ると赤や紫など多くの波長に分かれています。美容レーザーでは可視光線といわれる波長のうち、特定の単波長を人工的に作り出して、増幅させたものを皮膚に照射し、治療を行っていきます。
美容レーザーの比較対象としてよく挙げられるのが光治療です。光治療とは複数の特殊な波長の光を肌に照射し、美容レーザー同様しみや毛穴、たるみなどを改善する施術です。一見すると美容レーザーと光治療にはそれほど大きな違いがないように思えますが、両者には「波長」と「パルス幅」の2つの点で大きな違いがあります。ここでは、それぞれの違いについて詳しく見てきましょう。
波長とは電磁波をグラフにしたときに現れる波の一つ分の長さのことです。私たちの目にでは電磁波の中でも「可視線」と呼ばれる、限られた範囲の波長しか見ることができません。
レーザーと一口に言ってもさまざまな種類があり、「メラニン色素に反応する短い波長」と「体内の毛細血管に反応する長い波長」の大きく2つに分けることができます。
波長が短いほど肌の表面近くの組織に作用し、波長が長いほど肌の奥深くにある深層組織に作用するのです。レーザーは深層組織まで到達できるため、美容レーザーでは表層近くにできたしみやそばかすに加えて、深層にできたあざやタトゥーなども消去が可能です。
一方で光治療では、人体に有害な紫外線をカットした「IPL(Intense Pulsed Light)」を使用しています。IPLはさまざまな波長の光が組み合わさっているため、しみやそばかす、小じわ、ニキビ跡、赤みといった症状を同時に改善が可能です。顔全体のトーンアップや肌質改善が期待できるのも光治療の強みとして挙げられます。一方で、深層組織まで到達できる長い波長の光は含まれていないため、基本的には肌の表面近くの組織への効果に止まります。
パルス幅とは光の照射時間のことで、0.1秒、1秒とその時間は光やレーザーの種類によって異なります。パルス幅が長いと一度の照射で周辺にも光やレーザーが広がりやすく、短いとピンポイントに照射することが可能です。
美容レーザーのパルス幅は短く、深層組織にできたしみに作用したり、照射が広がりにくかったりする特徴があります。周辺組織に照射が広がらないため、周囲の正常組織にダメージを与えることなく、気になるしみやそばかすを除去できるのです。
一方で光治療のパルス幅は美容レーザーよりも長く、表層付近にできたしみの除去に効果的だったり、照射が広がりやすかったりする特徴があります。美容レーザーよりも照射の強さが比較的穏やかで、その分照射後の炎症や色素沈着などが起きるリスクが低いです。このように、美容レーザーと光治療はそれぞれの得意分野が異なります。どちらか一方の治療を受けるだけではなく、場合によっては組み合わせることでさらに高い治療の効果を得ることができるでしょう。
美容レーザーにはさまざまな種類のものがあり、美容クリニックでは一人ひとりの症状に合わせて適切な美容レーザーを使って施術を行います。メラニンが原因となるほくろやそばかすなどに加えて、小じわやくすみ、毛穴、たるみといった顔のさまざまな悩みを美容レーザーは解決できます。ここでは、それぞれの美容レーザーの特徴について詳しくご紹介します。あなたの肌トラブルを解決できるのはどの美容レーザーなのか、チェックしてみてください。
Qスイッチヤグレーザーとは、短時間に高エネルギーの照射を行えるレーザーです。Qスイッチヤグレーザーはメラニン色素に吸収される特徴があるため、しみ、そばかす、ほくろ、あざなど幅広い色素性病変治療に適しています。
メラニン色素の箇所だけにダメージを与えることができるため、周囲の正常組織へのダメージは少なく抑えられます。施術中は輪ゴムで弾かれたような軽い痛みが出る程度なので、施術前に麻酔を使用することは基本的にありません。
施術後10日程度は照射箇所がやけど状態になるため、医療用テープによる保護を続ける必要があります。共立美容外科では、Qスイッチヤグレーザーの照射手術を11,000円~受けることができます。色素性病変治療のほか、タトゥー除去や毛穴の黒ずみ解消も可能です。
フラクショナルレーザーとは、レーザーを大幅に細分化する「マイクロドット状」にできるレーザーのことです。レーザーの照射を面ではなく、小さな点の集まりで行うことによって、目に見えない小さな穴を皮膚の表面に開けます。
フラクショナルレーザーを照射し、表層組織の古い細胞を破壊することで、皮膚の細胞のターンオーバーを人工的に早めます。ターンオーバーによって皮膚が生まれ変わる過程で、コラーゲンが生成されるため、肌の弾力性が高まったり、ニキビ跡が改善したりする効果があるのです。
施術後に赤みや腫れが起きることがありますが、1週間以内に自然治癒するものがほとんどです。フラクショナルレーザーの照射を3~6カ月程度継続することで、照射の効果をさらに高めることができます。共立美容外科ではフラクショナルレーザーの照射手術を1回あたり49,500円でご用意しています。複数回の施術を希望される場合は、3~4週間の間隔を開けて通院スケジュールを組みましょう。
炭酸ガスレーザーとは、皮膚に含まれる水分に反応して熱エネルギーに変換される炭酸ガスの作用を利用したレーザーのことです。炭酸ガスによって発生した熱エネルギーによって水分が瞬間的に蒸発することで皮膚が削り取られることから、隆起したほくろやいぼなどを除去する効果があります。炭酸ガスは狙った箇所へピンポイントに照射できるため、周辺組織への影響が少なく、出血しないといったメリットもあります。
施術中の痛みはほとんどなく、感じたとしても針でちくっと刺された程度で済みます。治療後に照射箇所が赤くなったりヒリヒリしたりすることがありますが、1日程度で自然治癒する場合がほとんどです。共立美容外科でも炭酸ガスレーザーをご用意しています。施術の料金は照射ターゲットの大きさによって異なるため、詳しくはお問合せください。
ピコレーザーとは照射時間を短くして肌の深層組織にできたメラニン色素を破壊するレーザーのことです。レーザーによってしみを除去するためには、しみの特性に併せてレーザーの波長とパルス幅を調整することが重要です。ピコレーザーはすべてのしみに対応できるように、「ピコ秒」と呼ばれる非常に短いパルス幅を実現しました。
照射時間が非常に短いため、従来のレーザー機器と比較すると熱ダメージが少なく、痛みが少ないといった特徴があります。
ピコレーザーには「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」「ピコスポット」と呼ばれる3つの照射モードがあります。これらを使い分けることで肌トラブルの内容に合わせた治療を行うことが可能です。それぞれの特徴について以下で解説します。
共立美容外科でもピコレーザーを使った施術をご用意していますが、照射ターゲットの大きさによって料金が異なります。詳しくはお問合せください。
ピコトーニングとは、弱めのレーザーを照射することで、肌へのダメージを抑えながらメラニンを減らしていく施術のことです。ピコトーニングの改善効果として、くすみやしみ、そばかす、毛穴の開き、肌の張り、肝斑の除去などが挙げられます。肌へのダメージが少ない分、広範囲に照射できるため、顔全体のトーンアップにも適しています。
ピコフラクショナルとは、レーザーの密度を高めて深層組織までレーザーを届ける施術のことです。肌の深層組織には新陳代謝のリズムをコントロールする役割があります。レーザーで深層組織を刺激することで、新しい皮膚への再生を促すことができるのです。肌のトーンアップよりも、肌質の改善に焦点当てた治療の際に、ピコフラクショナルを使用します。
ピコスポットとは、しみをはじめとした色素性病変が気になる箇所に出力の強いレーザーを照射して除去する施術のことです。高出力のレーザーを使用する分、短時間で色素沈着を除去できます。施術中に輪ゴムで弾かれたような痛みを感じることがありますが、肌へのダメージは少ないです。施術後に炎症性の色素沈着を起こすリスクも少ない傾向があります。
レーザートーニングとは、肝斑を含む顔面の色素性病変を改善する治療で使用するレーザーです。従来のレーザー治療はしみやそばかすに対しては効果的でしたが、色素性病変や炎症性の色素沈着に対して照射すると、症状が悪化することがありました。レーザートーニングはパルス幅が短いため、周辺組織に過剰な熱ダメージを与えることなく、メラニンを生成するメラノサイトへのピンポイント照射が可能です。これによって色素性病変などに対しても照射を行うことができるのです。
レーザートーニングは1回あたりの照射量が少ない分、効果を得るために複数回施術を行う必要があります。2週間~1カ月の間隔で5回程度の照射が一般的です。共立美容外科のレーザートーニングは1回あたり20,900円です。複数回施術を行う場合は、割引を受けることができます。
ルビーレーザーとは、メラニン色素の吸収率が高い波長を持つルビーをエネルギー源とするレーザーのことです。出力が高いレーザーを照射することで、周辺組織の熱損傷による傷を残すことなく、しみやあざなどの色素性疾患の改善が期待できます。
出力が高い分、レーザー照射後に患部に茶色い薄皮ができることも。術後10日程度は医療用テープで患部を保護し、日焼け止めを使用することで、照射箇所がきれいに仕上がります。ルビーレーザーはQスイッチヤグレーザーと似たような効果がありますが、照射出力が高いため「通院回数をなるべく減らしたい」という方におすすめです。
アレキサンドライトレーザーとは、「アレキサンドライト」という宝石を用いて作り出されたレーザーのことで、メラニン色素に反応するといった特徴があります。色素細胞や毛包のメラニンに反応するため、しみの治療のほか、脱毛にも効果的です。メラニン色素のみを限定的に破壊するため、照射箇所の周囲の皮膚や血管などにダメージを与えることなく治療ができます。
前項でご紹介したように、美容レーザーはしみやあざ、毛穴、たるみといった悩みに応じて使い分けます。
美容レーザーの機器では高周波やマイクロ波、超音波などさまざまなエネルギーが使われています。これらの波長はそれぞれ異なり、波長を選ぶことによってメラニンや赤血球、肌の水分など特定のターゲットに対してピンポイントに照射できるのです。このように多くの種類の中から悩みに応じて使い分けられる美容レーザーですが、他にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ダウンタイムとは施術を受けてから体が正常な状態に戻るまでの回復期間のことです。美容クリニックでの施術では、術後に一定のダウンタイムが必要なことが多いですが、美容レーザーにはダウンタイムはほとんどありません。
施術翌日からメイクや飲酒が可能であるように、日常生活の制約がほとんどないため、仕事や家事が忙しくてなかなか休みが取れないといった方であっても気軽に施術を受けられます。施術直後は数時間程度赤みが出ることがありますが、時間の経過とともに改善してくことが一般的です。
美容整形の中には体内に特殊な糸などを残す施術もあります。もともとアレルギー体質の人の場合、これが原因となって術後に患部が腫れてしまうことも。また美容レーザーはメスを使わないため、施術箇所に傷跡が残る心配もほぼなく、肌へのストレスも少ないため、体質に関わらず誰でも気軽に受けることができます。
レーザーの種類によっては、しみやそばかす、ほくろなど、気になる部分にのみピンポイントでレーザーを照射できるため、周辺の正常な細胞を傷つけてしまうこともありません。しかし、レーザーの照射後は肌が軽くやけどをしている状態になるため、日焼けをしている人や妊娠中の人などは施術を受けられないことも。心当たりがある方は必ず施術前に担当医師に伝えましょう。
前項でご紹介したように、美容レーザーにはさまざまな効果を持ったものがあります。これらをしみやあざ、毛穴、たるみといった症状に応じて使い分けられるのも、美容レーザーのメリットの一つです。例えば、肌の表面から見ると、しみはどれも同じように見えます。しかし、しみの発生箇所は表層部~深層部まで幅広いもの。美容クリニックでは、しみの状態を分析し、適切な美容レーザーを使って施術を行います。
美容レーザーはターゲットとなる細胞に直接働きかけることができるメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。美容レーザーで失敗しないために、これからご紹介するデメリットについてもしっかりと把握した上で施術に臨むようにしましょう。
美容レーザーの副作用として照射箇所が赤くなったり、かゆくなったりすることがありますが、いずれの症状も数日程度で自然に治まることが多いとされています。しかし、もともとアトピー体質であったり、過去に紫外線で肌が荒れた経験があったりする人は要注意です。赤みやかゆみなどの炎症を抑える薬を用意しているクリニックもあるため、不安がある方は事前に担当医師に聞いておくと良いでしょう。
美容レーザーを行っている多くの美容クリニックでは、国際的に安全が認められているレーザー機器を使用しています。しかし、レーザーを肌に直接照射している以上、術後数日間はスキンケアを念入りに行う必要があるのです。美容レーザーの照射による副作用とアフターケアの方法について表にまとめました。
赤み 術後数時間~数日で自然に消失。照射箇所を氷のうや保冷剤で適度に冷却すると治癒が早まります。
乾燥・皮むけ 術後1週間以内で自然に消失。照射箇所に保湿クリームをしっかりと塗布しましょう。
かさぶた 術後1週間以内で自然に消失。照射箇所を十分に保湿し、なるべく刺激を与えないようにしましょう。
基礎化粧水に対するかぶれ 術後数日程度で自然に消失。レーザー照射による一時的なバリア機能の低下が原因で起こるものです。普段使用している化粧水の使用を控え、敏感肌用のものを使用すると良いでしょう。
肝斑(かんぱん)の出現 肝斑とは頬や顎などにできる薄茶色のしみのこと。レーザー照射によって肝斑が発生した場合は美容クリニックから処方される「トラネキサム酸」の服用を数週間程度続けましょう。
美容レーザーの照射によって出現するしみを「炎症後色素沈着」といいます。炎症後色素沈着はレーザーによって肌に炎症が起きた結果、メラニンを生成する細胞(メラサイト)が活性化することでしみが生じるというもの。
美容レーザーによって炎症後色素沈着が生じるのは、肌が軽いやけど状態になっているためです。レーザー照射後は肌が敏感な状態になっているため、施術から時間が経ってないうちに大量の紫外線を浴びると、炎症後色素沈着が発生してしまいます。
術後に紫外線を浴び、色素沈着を起こしてしまった場合は、ターンオーバーの流れを正常なサイクルに戻すことが大切。炎症後色素沈着の治療として美容クリニックでは、レーザートーニングを行います。
先ほどご紹介したように、レーザートーニングは出力が弱いレーザーを何度も照射することで、肌内部のメラニンを少しずつ排出する治療です。美容クリニックによっては初回の治療で炎症後色素沈着が発生した場合、レーザートーニングを割引で受けられることもあります。美容クリニックを選ぶ際にこのようなオプションの有無を確認するのも良いでしょう。
前述したように、美容レーザーにはさまざまな種類のものがあります。それぞれの肌トラブルに適したレーザーを選択しないと、あまり効果を感じられない可能性も。またレーザーが弱すぎると色素細胞を破壊できませんが、強すぎると肌にやけどや水ぶくれなどの跡が残ってしまうことがあります。このような事態を避け、施術の効果を実感できるレーザーを選ぶために、事前に医師に「どのような肌トラブルに悩んでいるのか」「どのように改善したいのか」といったことをしっかりと伝え、施術内容のすり合わせを行うことが大切です。
今回は美容レーザーの種類やメリット・デメリットについてご紹介しました。美容レーザーにはさまざまな種類があり、しみやそばかす、ほくろなどメラニンが原因の肌トラブルを解消するだけではなく、肌全体のトーンアップやたるみなどの改善も行うことができます。
美容レーザーは他の美容整形よりもダウンタイムが短く、術後の副作用も少ないですが、信頼できる美容クリニックで施術を受けたいものです。信頼できる美容クリニックを選ぶポイントとしては、美容レーザーの施術実績が豊富にあることはもちろん、必要な費用について詳細な説明があるか、カウンセリング時に不安や疑問を聞いてくれるかといったことも挙げられます。
共立美容外科は1989年の開院以来、全国で総合的な美容医療を提供している美容クリニックです。お客さま一人ひとりとのコミュニケーションを大切にして手術を行うことをモットーとしています。共立美容外科では複数の美容レーザーを導入しており、お悩みや希望に応じて適切なレーザーを選んで治療を行います。これに加えて、多くの施術から培った独自のノウハウを生かし、あなたの肌トラブルを効果的に解消します。美容レーザーの施術を受けることを検討されている方は、共立美容外科の無料カウンセリングを受けてみるのはいかがでしょうか。
▼共立美容外科の人気のピコレーザーの料金や種類についての詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
久次米 秋人(くじめ あきひと)
略歴
主な加盟団体
日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員
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