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公開日:2022年03月19日(土)
最終更新日:2022年06月18日(土)
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。
目次
今回は、脇の汗や匂いについて詳しくご紹介します。
汗と匂いの関係や効果的な匂い対策方法、汗の匂いに関する生活習慣なども分かりやすくお伝えします。
「脇汗と匂いに毎年悩まされている…」という方は是非最後までご覧ください。
脇汗というと汗そのものが臭うイメージがありますが、実は汗そのものは無臭であることはご存知でしょうか。
これは性別、年齢、体質関係なく誰でも同じ。汗の量も匂いに比例しないのです。
汗に匂いが発生するのは「菌」の存在が大きな原因。
皮膚にある「常在菌」という菌が汗を分解する過程で匂いが発生しているのです。
脇汗が出るのは「アポクリン腺」と「エクリン腺」の2種類。どちらの腺から汗が出るかによっても匂いは変わってきます。
アポクリン腺は、脇の下や性器の周辺にある汗腺。
アポクリン腺から出た汗は脂質、糖質、タンパク質、アンモニアなどの成分を含んでおり、皮脂と混ざり合うことで、より強い匂いになります。
思春期に特に活動が盛んになる汗腺で、思春期独特の匂いはアポクリン線が大きく関係しています。
「ワキガ」と呼ばれる強い匂いもアポクリン腺から発生しますが、アポクリン腺自体はすべての人にあり、体質によってその匂いの強さは変わります。
特に手のひらや足の裏に多く分布している汗腺。体全体にあり全身の汗を発生させています。
エクリン腺から出る汗は水と塩分でできており、時間が経つことで汚れが付着し菌が増えるため匂いが発生します。
定期的に拭き取ったり、体を洗えば匂いはほとんど気になりませんが、汗が洋服に付着したり、体の皮脂と混ざることで強い匂いになることも。
いわゆる「体臭」「汗臭さ」と呼ばれるものは、エクリン腺から出る汗が大きく関係しています。
ここからは、脇汗の匂いの対策についてまとめてご紹介します。
さまざまな脇の匂い対策アイテムがありますが、どれも正しく使うことが大切。
の3つのアイテムの効果的な使い方をお教えします。
手軽に汗のケアができる使い捨てシート。脇だけでなく全身に使うことができるアイテムです。
体をクールダウンさせ、汗によるべたつきを解消してくれます。
使い捨てタイプなので、衛生的に汗のケアができるのが嬉しいポイントですよ。
汗拭きシートは、運動したあとや着替える前に使用すると◎ たくさん汗をかいているときは一度タオルなので汗を拭き取ってからシートを使うのが効果的です。
脇の匂いが気になる方は消臭成分や制汗成分が含まれているシートを選ぶのがおすすめ。
ゴシゴシとこすると肌が傷ついてしまうので、優しく拭き取るように使いましょう。
脇の汗を抑え、匂いのもととなる菌を殺菌してくれる制汗剤。
汗をかいたときの不快感と匂い対策を同時に行いたい方におすすめなアイテムです。
スプレータイプは脇から10cm程度離して、さっと吹きかければOK。入浴後や着替える前など汗をかく前に使うことで、匂いを予防することができます。
汗をかいているところに上から制汗剤を使うとあまり効果が感じられないことも…。必ず汗を拭き取り清潔な状態にしてから使うようにしましょう。
制汗剤はスプレー以外にも、ロールオンタイプ、スティックタイプ、クリームタイプなどさまざな種類があります。
好みや使いやすさにあわせて選ぶと良いでしょう。
洋服の汗染みを防ぐ汗取りパッド。洋服へ汗が付着し、そこから匂いが出るのを防いでくれます。
汗が付着することへの不快感を軽減。汗による洋服の黄ばみなど汚れ対策にも役立つアイテムです。
こちらは汗そのものをケアするアイテムではないので、汗拭きシートや制汗剤とあわせて使うのがおすすめ。
ビジネスシーンや特別なお出かけなど、見た目も匂いもしっかり対策しておきたいというときに取り入れたいアイテムです。
汗の量、匂いの強さは遺伝や体質だけでなく生活習慣も大きく関係しています。
匂いを強める悪い習慣は控え、正しい生活習慣を身につけるようにしましょう。
上記でもお伝えしたように、汗自体に匂いはなく、菌によって分解される過程で匂いが発生します。
時間が経ち汚れや皮脂が混ざると匂いは強さを増すため、早い段階で汗や汚れを洗い流す必要があります。
シャワーだけでも体は清潔になりますが、匂いが特に気になるという方にはしっかり入浴することがおすすめです。
湯船に浸かって汗をかくことで、体の老廃物が排出され質の良い汗がかけるようになります。
また、シャワーを含め入浴は1日に何度もする必要はありません。
洗いすぎると皮膚の常在菌のバランスが崩れ、反対に匂いが強くなる可能性があるからです。
どうしても汗が気になる場合、水で濡らしたタオルで体を拭き、夜になってからゆっくりお風呂に入るようにしましょう。
食生活も汗の匂いに大きく関係しています。食べ過ぎに注意なのが「動物性の脂質」を多く含んでいる食べ物。
脂質の多い肉、揚げ物、乳製品(バター、チーズなど)などは、汗腺の動きを活発化させてしまい、汗の匂いを強めてしまいます。
植物性の油に切り替えたり、量を調節するのがおすすめ。
ニンニクや香辛料をたくさん使った料理も匂いを強めるため、できるだけ避けるのがベターです。
反対に、お酢や緑茶、生姜などは体臭の対策に効果が期待できる食べ物です。
バランスの良い食事を心掛けながら、これらの食べ物を積極的に食べるようにしましょう。
汗をかきやすい季節の洋服は通気性のよさにも注目して選ぶようにしましょう。
脇は特に生地が重なっている部分。
通気性が悪く、温度がこもると体温が上昇し汗をかきやすくなってしまいます。
通気性の良さはデザインはもちろん、洋服の素材も大切。
コットン、リネン、シルク、シャンブレーなどは、吸水性・速乾性にも優れており、気温や湿度が高い季節でも快適に過ごすことができます。
反対にポリエステル、レーヨン、デニム、ナイロンなどの合成繊維は、通気性が悪く、汗の匂いを強めてしまう可能性があります。
春夏など汗が気になる季節は避けるのがおすすめです。
脇を脱毛することで、脇を衛生的にすることができ匂いを防いでくれます。
脱毛により毛穴が引き締められ、汚れや角質が溜まりにくく。
無駄な毛がないことで汗を拭き取りやすくなったり、洋服へ汗が移りにくくなるなどのメリットもあります。
ただ、適切な方法で処理しなければ、皮膚が傷ついてむしろ脇の環境が悪くなってしまうことも。
不安な方は脱毛サロン、医療脱毛などを利用しプロの力を借りましょう。
また諸説あるものの、医療レーザーにより脇汗が改善され、匂いも軽減したケースも多数あります。
匂いがどうしても気になる方はレーザー脱毛を検討するのも一つの手です。
汗とストレスは密接な関係にあります。
精神的なストレスや疲労は自律神経を乱れさせ、脇汗を過剰に出してしまうことも。
ストレスを感じて発汗する汗は、皮脂などの不純物を含んだドロドロとした汗であり、匂いも起きやすくなります。
強いストレスを受けながら生活しているという方は、リラックスした時間も持ち、自律神経を整えることが大切。
生活リズムの乱れは体にも大きな負担となるので、まずは栄養バランスの取れた食事、良質な睡眠など健康的な生活を優先し、ストレスのない毎日を目指していきましょう。
人は必ず汗をかき匂いを発するものですが、あまりに強い匂いがする、あるいはあまりにも大量の汗をかくという場合はなんらかの疾患が原因であることもあります。
ここからは「ワキガ」と「多汗症」の2つの疾患についてご紹介していきます。
ワキガは、アポクリン腺から分泌される汗が主な原因。
ワキガである人は汗腺の数が多く、他の人よりも強い匂いを発しやすくなるといわれています。
匂いも一般的な脇の匂いではなく、「硫黄のような匂い」「つんとすっぱい匂い」「香辛料のような匂い」などと特有の匂いがするのが特徴的です。
ワキガはほとんどが遺伝により発生し、思春期を迎える頃に匂いは強くなります。
自然に治癒することはないですが、年齢とともに匂いが落ち着くケースが多いです。
また生活習慣やホルモンの変化により、突然ワキガになることも。
同じワキガでも人によって匂いの強さは違い、必要があれば治療によって治すことが可能です。
多汗症とは文字通り、大量の汗をかく疾患です。
脇以外にも、手のひらや顔、足の裏など全身にたくさんの汗をかき、生活に支障が出るレベルを一般的に多汗症と呼んでいます。
発症は小児時期からで、思春期を終えることに症状が落ち着くケースはほとんど。
ただ体の一部分にたくさんの汗をかく局所多汗症は年齢に関係なく、症状が続くことが多いです。
汗自体に匂いはないものの、放置したり、洋服へ移ることにより匂いが発生。
何度も着替えが必要なほどの脇の汗は多汗症の疑いが強いです。
多汗症もワキガと同じく治療を行うことにより、症状を緩和させることができます。
ワキガや多汗症は自力での改善はなかなか難しいものの、適切な治療、または手術を受けることで大幅に症状を改善することができます。
ワキガや多汗症に用いられている治療・手術は主に以下の3つ。
それぞれの方法について詳しくご紹介していきます。
超音波とローラークランプを用いて、アポクリン腺またはエクリン腺を適切に除去する手術法です。
ローラークランプは分かりやすく例えると、掃除機のようなイメージ。
脇の下に2~4ミリほどの小さな穴を開け、そこから汗腺を吸引していきます。
切開が必要な手術よりも、傷跡が小さく済み、皮膚損傷も少ないのがこの方法の大きなメリット。
体の負担を減らしながら手術したい方におすすめな方法です。
ミラドライとは、マイクロ波エネルギーを利用しアポクリン腺やエクリン腺の機能をなくす治療法。
専用のマシンを使い、皮膚を切ることなくワキガや多汗症の治療を行うことができます。
一度汗腺の機能が失われると、その後再生することはありません。
汗腺そのものを除去してしまう手術とほぼ同等の効果があるのがミラドライの大きな魅力です。
皮膚を切ったり、穴を開けないので体への負担が少ないのがメリット。
傷跡が残らないほか、施術時間も短く、片側は約20~30分、両側合計で40~60分と約1時間程度で治療を終わらせることができます。
回復にも時間を要せずダウンタイムがほぼないのも嬉しいポイントです。
脇の下へボトックスを注入し、汗腺を細め、汗を出にくくさせる方法です。
上記2つよりもさらに気軽にできる治療法で、施術にかかる時間は約10分ほど。
ダウンタイムはなく、当日からシャワーや入浴をすることができます。
ただ、こちらの治療法は半永久的なものではなく、一定期間がすぎるとまた汗をかきやすくなったり匂いが発生したりします。
個人差はあるものの半年に1回程度定期的に注射を打つ必要があります。
そのためボトックス注射は比較的症状が軽い方におすすめ。
共立美容外科では、上記3つのようなワキガや多汗症治療や手術を提供しております。
ワキガや多汗症治療の担当医はしっかり経験を積んだ医師が担当。
解剖学を熟知し、皮膚表面や神経、血管を傷つけぬよう丁寧に施術を行います。
また、美容外科ということで見た目の美しさにもこだわって施術をしております。
「傷跡はできるだけ目立たなくしたい」「脇を大きく切開するのは避けたい」という方は是非当クリニックにご相談いただければと思います。
メールでのご相談やカウンセリングも実施しておりますので、ご興味ある方はお気軽にお問合せください。
共立美容外科の人気のわきが多汗症の料金や治療方法についてはこちら。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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