ほうれい線の消し方は? ほうれい線ができる原因や対処方法、防止方法を解説
最終更新日: 2024年10月04日 (金)
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いつの間にか目立つようになるほうれい線は、実年齢よりも老けて見えてしまう原因の一つです。年齢を重ねてほうれい線が気になるようになる方は少なくありませんが、中には10代や20代の若い方でも、ほうれい線が目立ってしまうケースもあります。一度できてしまったほうれい線を消すことはできるのでしょうか。
本記事ではほうれい線ができる主な原因や対処方法、ほうれい線ができるのを防止する方法などを詳しく解説します。一度できたほうれい線もアプローチ次第で薄くすることはできますが、セルフケアではなかなか改善しにくいため、目立たないうちから予防することも大切です。すでにできているほうれい線に悩んでいる方も、まだ気にならないという方も、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
ほうれい線とは?
ほうれい線とは、小鼻の外側から口角の横辺りに向かってハの字に伸びるみぞのことです。医学用語では、鼻唇溝(びしんこう)とも呼ばれます。
ほうれい線はシワの一種だと思っている方もいるかもしれませんが、シワとは異なる性質を持つものです。
顔にはさまざまな表情筋が張り巡らされています。頬と口周りにも異なる表情筋が広がっていますが、ほうれい線は頬と口周りの表情筋の境目にできるみぞです。加齢や生活習慣などが原因で表情筋が衰えたり肌が弾力を失ったりして肌を十分に支えきれなくなると、表情筋の境目に凹みができて、ほうれい線が目立つようになってしまいます。
年齢を重ねると筋肉が衰え、肌が弾力を失ってしまうため、歳を重ねるごとにどんどんほうれい線が深くなり、くっきりと目立つようになってしまう方が多いです。ただしほうれい線が目立つ原因は加齢だけではないので、若いうちからほうれい線が目立ってしまう方もいます。
ほうれい線が目立ってしまうと見られがちなイメージは?
ほうれい線が目立つ状態は顔全体が垂れ下がっているような印象を与えるため、実年齢よりも老けて見られてしまうことが多いです。また顔が下に垂れ下がっているように見えることで、疲れた印象を与えてしまうこともあります。
ほうれい線はいきなりくっきりと目立つようになるわけではなく、少しずつ目立つようになり、やがて深いみぞになってしまいます。気になる方は定期的にセルフチェックをすることが大切です。
ほうれい線ができる主な原因とは?
「ほうれい線ができる原因=加齢」と思っている方も多いかもしれません。確かにほうれい線ができる主な原因の一つは加齢です。しかし前述した通り、若い方でもほうれい線が目立つ方もいます。
ここからはほうれい線ができる主な原因を年代別・男女別・生活習慣に分けて見ていきましょう。
年代別
同じほうれい線でも、年代によって目立つ原因は変わってきます。まずは年代別のほうれい線ができる主な原因から見ていきましょう。
10~20代
10代、20代は加齢とはまだ縁遠い年代です。肌にもハリや弾力があるため、加齢によってほうれい線ができることはありませんが、主に以下の3つの原因でほうれい線が目立ってしまうことがあります。
骨格・頬の厚み
姿勢
過度なダイエット
若いうちからほうれい線が目立ってしまう方は、生まれつきの骨格や頬の厚みが原因のことが多いです。生まれつき頬骨が小さくて出っ張りがあまりない方や、頬や小鼻周辺の骨が華奢な方は、頬の皮膚や脂肪を支える土台の力が弱いため、ほうれい線が目立ちやすい傾向にあります。また頬骨が高い方や頬の脂肪や筋肉が多くて厚みがある方も、高低差が目立ちやすくなってしまうので、ほうれい線が目立ってしまうことが多いです。
10代、20代に限ったことではありませんが、普段の姿勢もほうれい線に大きく影響します。普段スマートフォンやパソコンを見る際に、下を覗き込むような姿勢を長時間していたり背中が丸まって猫背になっていたりすると、皮膚が重力に従って垂れ下がるため、ほうれい線が目立ってしまいやすいです。また長時間無表情で画面を見ていると表情筋が衰えて皮膚を支えられなくなり、ほうれい線が目立つこともあります。
過度なダイエットによってほうれい線ができるのは、極端な食事制限によって、肌のハリや弾力、潤いに必要な栄養が不足してしまうからです。栄養不足になると年齢にかかわらず肌のハリや弾力が失われてしまい、ほうれい線だけでなく、ゴルゴラインなどその他のみぞも目立つようになってしまいます。
また早い方では、20代後半に差し掛かる頃にエイジングサインが現れ始める方もいます。20代後半になってほうれい線が気になるようになってきたのなら、加齢による影響が出ている可能性もあるでしょう。
30代
30代に入ると、真皮にある美肌成分が少しずつ減少し始めます。そのため、30代でほうれい線が目立ち始めたのなら、加齢による影響が出ている可能性が高いでしょう。
美肌成分とは真皮にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸のことです。真皮ではコラーゲンが網目状に張り巡らされており、エラスチンがコラーゲン同士を結び付けています。そして、コラーゲンとエラスチンの間に水分を保持する働きを持つヒアルロン酸が満たされることで、肌のハリや弾力が生まれます。
真皮でこれらの美肌成分を作り出すのが、線維芽細胞と呼ばれる組織です。肌のハリや弾力を維持するには線維芽細胞の働きが重要ですが、30代頃を境に線維芽細胞の働きが衰えてしまうことが分かっています。
線維芽細胞の働きが低下すると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が十分に生成されなくなってしまうので、肌にたるみが生まれ、ほうれい線やその他のエイジングサインが目立つようになってしまうでしょう。蓄積した紫外線ダメージや生活習慣によっても線維芽細胞の働きは弱まってしまうため、紫外線対策が適切にできていない方や、乱れた生活をしている方はよりほうれい線が目立ちやすくなってしまうかもしれません。
40代
40代に入ると、30代の頃よりもくっきりとほうれい線が目立つようになる方が多いです。
30代頃から徐々に衰え始める線維芽細胞の働きは、40代に入ると急激に低下し、線維芽細胞自体の数も生まれたての赤ちゃんの半分程度まで減少するといわれています。コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成量がかなり減ってしまうため、肌のハリや弾力が失われて、ほうれい線が深く刻まれてしまうでしょう。
また40代に入ると、筋肉も少しずつ衰え始めます。表情筋が衰えてしまうと、皮膚や脂肪の重みを筋肉が支えきれなくなるため、肌がたるんでほうれい線が目立ってしまう方が多いです。
50~60代
50代以降は加齢による線維芽細胞や筋肉の衰えに加え、骨にも変化が現れるようになります。
骨密度に大きく影響しているのは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンです。女性の場合、閉経後に急激にエストロゲンの分泌量が減少してしまうため、骨密度が低下し、骨自体が痩せてしまいます。すると表情筋が緩みやすくなるので、さらに皮膚がたるんでほうれい線が目立つようになってしまうでしょう。閉経がない男性は女性ほど大幅に女性ホルモンの分泌量が減少することはありませんが、少しずつ低下していくため、男性にも骨痩せは起きます。
また20代の肌のターンオーバーは28日周期とされていますが、50代以降は45〜55日程度に延びてしまうといわれています。ターンオーバーの周期が遅れると、肌のバリア機能が低下して乾燥しやすくなるため、さらに肌の弾力が失われて、ほうれい線が目立ってしまうでしょう。くすみの原因となるメラニン色素の排出もスムーズにいかなくなるので、肌全体が暗い印象になり、影ができてさらに老けた印象になってしまいます。
男女別
ほうれい線ができる原因に、性別による大きな違いはないとされています。ただし女性と男性の体質や習慣の違いが、ほうれい線に影響してしまう可能性はあります。
男女別にほうれい線ができる原因を見ていきましょう。
女性に多い原因
女性の場合、過度なスキンケアがほうれい線の原因になっている可能性があります。
ほうれい線やその他のみぞ、シワが気になってスキンケアに力を入れている女性は多いはずです。しかし過度に摩擦を与えてしまうと、肌のバリア機能が低下して乾燥やたるみの原因となるため、ほうれい線が目立ちやすくなってしまうかもしれません。スキンケアを行うことは大切ですが、強くこすったり圧を掛け過ぎたりしないように注意しましょう。
また前述した通り、女性は閉経後に急激に女性ホルモンのエストロゲンが減少するので、男性よりも骨痩せが起こりやすく、ほうれい線が目立ってしまうことがあります。
男性に多い原因
男性は日常的にひげそりをしている方が多いはずです。身だしなみにひげそりは欠かせませんが、ひげそりをすると、肌の角質や皮脂も一緒に削り取られてしまうため、肌が傷つき、バリア機能が低下して乾燥してしまいます。すると肌の弾力が低下するので、ほうれい線が目立ちやすくなってしまうでしょう。
また女性ほどしっかりと紫外線対策ができていないことが原因で、ほうれい線が目立つようになる可能性もあります。紫外線には「UV‐A」と「UV‐B」がありますが、このうちUV-Aは波長が長く、真皮まで影響を与えます。真皮まで届いたUV-Aは線維芽細胞を萎縮させることが分かっているので、紫外線を浴び過ぎるとコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成量が減少し、肌のハリや弾力が低下してしまうでしょう。UV-Aには、すでにあるコラーゲンやエラスチンを変性させる作用もあります。
近年はスキンケアを行う男性も増えてきましたが、女性と比べるとスキンケアを徹底していない男性も多いはずです。肌荒れや肌の老化は男性にも女性にも同じように起きるので、適切なスキンケアができておらず、肌荒れを繰り返したり乾燥が続いたりすると、肌が衰えてたるみが起き、ほうれい線が目立ってしまう可能性があります。
生活習慣
普段の何気ない生活習慣が、ほうれい線ができる原因になってしまうことがあります。
ほうれい線ができやすくなる主な生活習慣は、以下の通りです。
かみ癖
栄養が偏った食生活
喫煙・過度の飲酒
食事の際のかみ癖は、ほうれい線のできやすさに影響します。固いものをあまり食べない方や咀嚼回数が少ない方は、口周りの表情筋が衰えやすいため、ほうれい線ができやすいでしょう。また左右どちらかだけでものをかむ癖があると、使われていない方の筋肉が衰えて、片側だけにほうれい線ができてしまう可能性が高いです。
偏った食生活も、ほうれい線のできやすさに影響します。前述したように栄養不足になると肌のハリや弾力が失われるので、ほうれい線が目立ってしまいます。また炭水化物を多く取りがちな方は、糖がタンパク質と結合し、肌のコゲと呼ばれる「糖化」が起きやすいです。糖化によって生成されるAGEsという物質は、コラーゲンとエラスチンの代謝に影響するため、肌のハリや弾力が失われて、ほうれい線ができてしまう可能性が高いでしょう。
喫煙習慣や過度の飲酒習慣がある方は、そうでない方よりもほうれい線ができてしまいやすいです。喫煙をすると、タバコに含まれるニコチンによってターンオーバーが乱れてしまい、乾燥が進んでしまいます。また喫煙や過度の飲酒によって、肌を老化させる活性酸素の生成が活発になるので、ほうれい線が目立ちやすくなります。
ほうれい線を目立たなくする方法
できてしまったほうれい線を目立たなくするには、どうすれば良いのでしょうか。ここからは、ほうれい線を目立たなくする方法をいくつかご紹介します。
ご自身に合った方法を実践して、ほうれい線の改善を目指しましょう。
即効性のある方法(持続効果:低)
ほうれい線を目立たなくする方法のうち、即効性があるのはメイクやスキンケアです。
メイクでほうれい線を薄く見せるには、まず顔全体をベースメイクでトーンアップさせましょう。その後、ほうれい線のみぞと直角に交わるようにして、猫のひげを描くイメージで3本線を引き、指の腹でしっかりなじませます。
コンシーラーは、オレンジ系の明るめのものがおすすめです。またテクスチャーが固いコンシーラーはなじみにくいため、リキッドタイプやクリームタイプのコンシーラーを使用しましょう。ほうれい線のみぞに沿ってコンシーラーを入れると、逆にみぞが目立ちやすくなるので注意してください。
最後にパウダーファンデーションやフェイスパウダーを軽く乗せて仕上げます。口角の横辺りは、ほうれい線にハイライトを軽く乗せると目立たなくなりやすいです。ファンデーションやコンシーラーを重ね過ぎると、みぞの部分でヨレてしまい、さらにほうれい線が目立ってしまうので注意してください。
肌のハリや弾力が原因でほうれい線が目立っているのなら、ハリや弾力をアップさせる効果や保湿効果が期待できるクリームをスキンケアに使用するのがおすすめです。ハリや弾力をアップさせる効果が期待できる代表的な成分には、以下のようなものがあります。
ナイアシンアミド
ペプチド
レチノール
ビタミンC誘導体
また以下の成分は、保湿効果が期待できる成分です。
ヒアルロン酸
コラーゲン
セラミド
スクワラン
シア脂
スキンケアでほうれい線を目立ちにくくしたいなら「Ms.ダーマリペアセラム」もおすすめです。肌が本来持っている回復力を促すダーマペンから着想を得たMs.ダーマリペアセラムは、天然成分で作られたマイクロニードルを配合しており、1本で美容液・クリーム・乳液・パックの役割を果たします。肌のハリ改善によってほうれい線を薄く見せる効果が期待できる他、くすみや乾燥の改善も目指せるスキンケアコスメです。
ただしメイクやスキンケアによるアプローチは、即効性が期待できるものの、持続力が低い傾向にあります。また浅いほうれい線であれば目立たなくなる効果が期待できますが、深く刻まれたほうれい線には効果が期待できないでしょう。
時間をかけて目立たせなくする方法(持続効果:中)
時間をかけて目立たなくする方法は、主に以下の4つがあります。
表情筋のトレーニング
マッサージ
ツボ押し
美顔器
いずれの方法もほうれい線が目立たなくなるにはある程度時間がかかりますが、メイクやスキンケアでのアプローチよりは、効果が持続しやすいです。
それぞれどのような方法なのか、詳しく解説していきます。
表情筋のトレーニング
前述したように、加齢や普段の癖で表情筋が衰えると、ほうれい線が目立ちやすくなってしまいます。
ほうれい線を目立たなくするには、口の周りにある口輪筋を中心に鍛えるのがおすすめです。顔の表情筋はつながっているため、口輪筋を鍛えると他の箇所のたるみ改善にも効果が期待できます。
口輪筋を鍛えるおすすめトレーニングの一つは「頬をふくらませるトレーニング」です。以下の方法で行いましょう。
口の中にたっぷり空気をためる
1のまま、頬の内側からほうれい線を伸ばすイメージで頬を丸ませる
口の中の空気を左頬→右頬→上唇と上の前歯の間→下唇と下の前歯の間の順で移動させ、しっかり皮膚を伸ばしながら、それぞれ5秒間キープする
上記を1日1回、2〜3回を目安に繰り返しましょう。
口輪筋を鍛えるには、「あいうえお体操」もおすすめのトレーニングです。以下の方法で行いましょう。
口を全体的に大きく開いて、「あ」の形で5秒キープする
口を真横にしっかりと引き伸ばして、「い」の形で5秒キープする
口周りと顎の筋肉を意識しながら、唇をすぼめて前方に突き出して、「う」の形で5秒キープする
大きく笑顔を作るイメージでしっかりと口を横に開き、口角を上げて、「え」の形で5秒キープする
ほうれい線を伸ばすイメージで口を縦に大きく開き、「お」の形で5秒キープする
上記を1日1回を目安に行いましょう。「あ」の口にするときは、目を見開くと目の周りの表情筋を鍛える効果も期待できます。ただし目を見開く際は、額にシワが寄らないように注意してください。
いずれもほうれい線を目立たなくするには効果が期待できるトレーニングですが、やり過ぎてしまうと逆効果になる恐れがあります。1日の回数を守って、日々の習慣にしてみましょう。
マッサージ
ほうれい線ができる原因の一つに、「リガメント」の衰えがあります。
リガメントは繊維状の束でできており、骨と皮膚・表情筋をつなぐ役割を持つ靭帯です。加齢などによってリガメントが衰えると、弾性を失って固くなります。すると骨と皮膚・表情筋をつなぐ力が弱まって、皮膚がたるんでしまうので、ほうれい線が目立つようになってしまうでしょう。
以下のマッサージを習慣化すると、固くなったリガメントをほぐす効果が期待できます。
頬骨の下に親指を当てる
すくい上げるイメージで上に向かって押す
頬骨に沿って少しずつ親指を移動させ、頬骨全体をマッサージする
1日1回、1〜2分程度を目安に上記のマッサージを行いましょう。力を入れ過ぎると、肌がダメージを受けてたるみの原因になるので、適度な圧力で行うことがポイントです。
ツボ押し
顔や体にはさまざまなツボがあり、その中にはほうれい線を目立たなくする効果が期待できるものもあります。ほうれい線を目立たなくする代表的なツボは以下の通りです。
上記のツボを1日1回程度、適度な力で押しましょう。マッサージ同様、力を入れ過ぎると逆効果になってしまいます。お風呂上がりなどの血行が良いタイミングで行うのがおすすめです。
美顔器
美顔器といってもさまざまなものがありますが、ほうれい線を目立たなくするには、EMSやRF(ラジオ波)の機能がある美顔器がおすすめです。
EMSとは微弱な電流によって、筋肉へ刺激を与えることを指します。EMSを搭載した美顔器は衰えた表情筋にアプローチし、たるみを改善する効果が期待できるので、ほうれい線が目立たなくなる可能性があります。
RFはラジオ波によって発生する熱を利用し、肌の深部を温めるものです。RFを搭載した美顔器は線維芽細胞の働きを活性化し、ハリや弾力をアップさせる効果も期待できるとされています。
費用をかけて目立たせなくする方法(持続効果:大)
「なるべく時間をかけたくない」「即効性も持続性も欲しい」という方は、費用をかけて目立たなくする方法がおすすめです。
費用をかけて目立たなくする方法は、大きく分けて「美容整形」と「美容注射」があります。それぞれどのような方法かを見ていきましょう。
美容整形
ほうれい線を目立たなくする主な美容整形には、以下のような種類があります。
HIFU(ハイフ)
糸リフト
フェイスリフト
HIFUは日本語で「高密度焦点式超音波治療法」と呼ばれ、高密度の超音波によって、たるみの原因となるSMAS筋膜にアプローチする施術です。SMAS筋膜は筋肉層にあり、これまでフェイスリフトでしかアプローチできないとされてきました。しかしHIFUならメスを入れることなくSMAS筋膜にアプローチし、肌のたるみを土台から引き上げられるため、ほうれい線の改善が期待できます。
HIFUのメリットは、ダウンタイムがほとんどないことです。ピリピリとした痛みを感じることがありますが、麻酔クリームを使用すると痛みを軽減できるので、痛みに弱い方でも施術を受けやすいでしょう。ただし半永久的な効果はなく、効果を維持するには定期的に施術を受けなければなりません。個人差はありますが、効果の持続期間は3〜6カ月程度とされています。
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糸リフトはスレッドリフトとも呼ばれ、皮下に糸を挿入して、内側からたるみを引き上げる施術です。たるみを物理的に引き上げられるので、ほうれい線が目立ちにくくなる他、ゴルゴラインやマリオネットラインの改善、フェイスラインをシャープにする効果も期待できます。
糸リフトのメリットは即効性があり、しっかりと効果を感じられることです。針穴程度の傷跡が一時的に残りますが、メスを使ったフェイスリフトのように大きな傷跡が残る心配はありません。ただし半永久的な効果はなく、個人差や糸の種類による違いはありますが、効果の持続期間は6〜36カ月程度とされています。
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フェイスリフトはメスで皮膚を切開し、たるみの原因となっている余分な皮膚を切除した上で、肌を土台から引き上げる施術です。術後はしばらく傷跡が残りますが、共立美容外科では傷跡が目立たないよう耳の形に沿って丁寧に縫合します。
フェイスリフトのメリットは、ほうれい線が深く刻まれている方やたるみがかなり大きな方など、その他の美容整形や後述する美容注射では改善が難しい方にも効果が期待できることです。また加齢によって再びたるみが出ることはありますが、一般的に効果は10年程度持続するとされています。ただしダウンタイムが長く、術後の制限事項も多いのがデメリットです。
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美容注射
ほうれい線を目立たなくする主な美容注射には、以下のような種類があります。
ヒアルロン酸注射
マイクロCRF
ヒアルロン酸注射は、注射針でみぞやシワの凹みにヒアルロン酸製剤を注入する施術です。ほうれい線のみぞにヒアルロン酸製剤を注入すると、内側から皮膚が持ち上げられるため、ほうれい線が目立たなくなります。
ヒアルロン酸注射のメリットは、即効性があり、ダウンタイムも比較的短いことです。切開を行う必要もないので、比較的気軽に受けられるでしょう。ただし効果が半永久的に続く施術ではありません。効果の持続期間は個人差やヒアルロン酸製剤の種類にもよりますが、一般的に4〜36カ月程度とされています。
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マイクロCFRはご自身から採取した脂肪を、みぞやシワの凹みに注入する施術です。CRFは、コンデンスリッチファット(濃縮脂肪)の略称です。脂肪吸引で採取した脂肪を専用の遠心分離機にかけ、良質な脂肪のみを抽出して注入することで、高い定着率や長期的な効果が期待できます。
ご自身の脂肪を用いるマイクロCFRのメリットは、アレルギー反応の心配がほとんどないことです。また脂肪吸引を行うので、同時に部分痩せも目指せます。デメリットは、脂肪吸引箇所と脂肪注入箇所の両方にダウンタイムがあることです。特に脂肪吸引箇所はダウンタイム症状が強く出やすく、施術から1週間程度はガードルによる圧迫固定も行わなければなりません。
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ほうれい線は今のうちから予防しましょう
ほうれい線が一度できると改善には時間や費用がかかるので、しっかり予防しておくことが大切です。ほうれい線を予防する5つの方法をご紹介します。
肌を十分に保湿する
ほうれい線を予防するには、肌の保湿をしっかりと行いましょう。
肌が乾燥すると肌のバリア機能が低下し、真皮の美肌成分がダメージを受けやすくなってしまうため、ほうれい線ができやすくなります。肌を十分に保湿すればターンオーバーも改善され、ほうれい線以外のエイジングサインや肌荒れなどのトラブルも予防できるので、保湿成分が配合されたスキンケアコスメを使って、日常的に保湿を徹底しましょう。
念入りな紫外線対策を行う
念入りな紫外線対策も、ほうれい線予防には効果的です。
前述した通り紫外線に含まれるUV-Aは、真皮まで届き線維芽細胞やコラーゲン、エラスチンなどにダメージを与えるため、ほうれい線の原因となってしまいます。日焼け止めや帽子、サングラスなどを使って、紫外線対策を徹底しましょう。
紫外線は日差しの強い夏や晴れた日だけでなく、年中降り注いでいます。季節や天候に関係なく、毎日紫外線対策を心掛けることが大切です。
表情筋を鍛える
ほうれい線を予防するには、表情筋を鍛えることも大切です。
表情筋は意識して使わないと、少しずつ衰えていきます。若い方でもスマートフォンを長時間使う方やデスクワークが中心の方は、日頃表情筋が使えていない可能性が高いです。前述した表情筋トレーニングやEMSを搭載した美顔器を使い、表情筋を鍛えましょう。
正しい姿勢を意識する
正しい姿勢を意識することも、ほうれい線予防には重要です。
前述した通り、下を覗き込むような姿勢でスマートフォンを使用したり、猫背になっていたりすると、重力に皮膚が引っ張られてたるみ、ほうれい線が目立ちやすくなってしまいます。
姿勢が悪いとほうれい線がなくても老けた印象を与えてしまうため、日頃から背筋を伸ばし、正しい姿勢を意識して過ごすようにしましょう。
生活習慣を整える
ほうれい線を予防するには、生活習慣も改善しましょう。
ご紹介した通り、かみ癖や栄養が偏った食生活、喫煙や過度の飲酒は、ほうれい線ができる原因です。ほうれい線を予防するには、栄養バランスが取れた食事を心掛け、しっかりかむ習慣を意識しましょう。喫煙をしている方は禁煙に挑戦し、飲酒は適量にとどめることが、ほうれい線予防につながります。
まとめ
本記事ではほうれい線ができる主な原因や対処方法、予防方法などを解説しました。
年齢とともに目立ちやすくなるほうれい線ですが、生まれつきの骨格や生活習慣などが影響して、若いうちから目立ってしまう方も少なくありません。一度ほうれい線ができると改善には時間や費用がかかるため、日頃から予防を心掛けることが大切です。
すでにできてしまったほうれい線にお悩みの方なら、美容整形や美容注射を受けるのも一つの方法です。「どの方法が良いか分からない」「まずは相談してみたい」という方は、共立美容外科の無料カウンセリングでご相談ください。経験豊富な専門医がほうれい線や肌の状態を確認し、その方に合った施術方法をご提案します。
ほうれい線を消したい方は共立美容外科へご相談ください
今回はほうれい線ができる年齢別の原因やほうれい線を目立たせないための方法、ほうれい線を消すための美容整形の方法、予防のポイントまでを解説してきました。
ほうれい線が気になる方は、日常的に予防をしていくことが大切です。自身で行う方法に限界があると感じる方、早く効果を出したい方は美容医療を検討するのがおすすめです。
「ほうれい線を消したいけれどどんな方法が良いか分からない」「一度医師に相談したい」とお悩みの方は、ぜひ一度共立美容外科の無料カウンセリングへお越しください。医師が丁寧にお話を伺い、より良い方法をご提案いたします。