京都の美容皮膚科で行っている代表的なメニューを医師が解説
最終更新日: 2022年05月29日 (日)
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美容皮膚科の治療について知っておこう
美容皮膚科とは、疾患ではない肌悩みを改善するための病院で、あらゆる治療に対応しています。
今回は、京都にある美容皮膚科の代表的な治療、「肌のざらつきやくすみの治療」「毛穴のたるみや黒ずみの改善治療」「シミやそばかす、肝斑の治療」の3種類についてご紹介しています。
※京都院で取り扱いのないメニューも一部ご紹介しています。
肌のざらつきやくすみの治療
お肌のざらつきやくすみの原因、その多くはターンオーバーの遅れによって残っている角質層にあります。
たとえば、お肌のざらつき対策として保湿化粧水を使用したとしましょう。
そしてその際、化粧水の浸透が遅いと感じたなら、角質層が厚くなっており、化粧品成分の浸透スピードが遅くなっている可能性が考えられます。
これはくすみ対策として美白化粧水を使用した場合も同様で、角質層が厚くなっていると、化粧品成分がなかなか角質層に届かず、効果を得にくくなってしまいます。
そして、その改善に役立つのがケミカルピーリング治療です。
ケミカルピーリングは、サリチル酸などの薬剤を用いて角質層を優しく剥がす治療で、ターンオーバーの正常化に役立ち、お肌のざらつきやくすみの改善を目指せます。
この治療は1回受けただけでお肌の感じが変わることがありますので、ざらつきやくすみでお困りなら、まずは医師に相談してみると良いでしょう。
ニキビ、ニキビ跡の治療
悪化した赤ニキビや黄ニキビは、まずそれ自体を改善する治療を受ける必要があります。
また、ニキビ自体が改善しても、赤ニキビや黄ニキビのように悪化したニキビの場合では、必ずといっていいほどニキビ跡が残ります。
そして、これからご紹介する治療を受けることで、頑固なニキビや目立つニキビ跡を改善できるのです。
内服薬、外用薬
白ニキビや黒ニキビといった初期のニキビなら、洗顔と保湿をしっかりと行い、ニキビに触らないように注意すれば、それだけで改善できることがあります。
一方、赤ニキビでは芯があって赤く炎症を起こしている状態、黄ニキビではニキビ内部に膿が溜まっている状態であるため、洗顔や保湿だけでは改善できません。
このように悪化したニキビは、ひとまず内服薬と外用薬を用いて、炎症が治まるまで待つ必要があります。
内服薬や外用薬の治療期間についてはニキビの状態によって異なりますが、処方された薬がなくなった時点でニキビが再発しなければ、ひとまず治療完了となります。
ケミカルピーリング
上記の治療でもご紹介したケミカルピーリングには、ターンオーバーの正常化だけでなく、ニキビの原因菌であるアクネ菌などに対する殺菌作用や、皮脂分泌の抑制作用もあるとされているため、ニキビの改善に役立つのです。
ただし、ケミカルピーリングは赤ニキビや黄ニキビのように悪化したニキビには行えないことがあるため、この場合では、医師が提案する方法での治療となるでしょう。
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フラクショナルCO2レーザー
フラクショナルCO2レーザーとは、炭酸ガスレーザーで皮膚に微細な穴を開けて、自己治癒力による作用でニキビ跡を改善できる治療です。
皮膚に小さな穴がたくさん空くと、その穴を修復する目的で自己治癒力が高まり、コラーゲンやエラスチンの急激な増殖により、ニキビ跡が少しずつ改善されていきます。
つまり、皮下組織の損傷によってできてしまったクレーター状のニキビ跡の改善も目指せるということです。
なお、フラクショナルCO2レーザーによる治療は1回で完了するものではなく、数回の治療が必要になります。
特にクレーター状のニキビ跡は皮下組織が損傷している状態であるため、長期的な治療が必要になるでしょう。
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ダーマペン
ダーマペンとは、極細の張りで皮膚に穴を空けて、自然治癒力によってニキビ跡を改善する治療です。
つまり、上記でご紹介したフラクショナルCO2レーザーと同様の原理でニキビ跡を改善できる治療だということです。
また、ダーマペンはちりめんジワや毛穴の開き改善として用いられることもありますので、乾燥や年齢によるちりめんジワが気になる方にもおすすめの治療だといえるでしょう。
毛穴のたるみや黒ずみの改善治療
毛穴のたるみの原因の多くは加齢によるもので、皮膚のたるみによって毛穴が下方に引っ張られることで起こります。
そして、そのようなたるみ毛穴は、放置していると毛穴同士がつながって目立つリスクが高まります。
また、黒ずみ毛穴は角栓の詰まりによるもので、メイク汚れや角質が毛穴に詰まり、それが毛穴の内部で酸化することで起こります。
いずれの場合でも、放置していて改善できるものではないため、なるべく早めに治療で改善を目指す必要があるでしょう。
毛穴のたるみや黒ずみは以下の治療で改善できますので、ぜひ参考にしてください。
毛穴吸引
ケミカルピーリングとの併用になることが多い治療で、吸引機で毛穴の汚れを吸引して、気になる黒ずみをなくす治療です。
毛穴吸引では、長年かけてつまった角栓を取り除けますが、その際に毛穴に強い刺激がかかることはありませんので、肌へ大きな負担をかけることなく角栓を除去できます。
ただし、角栓を取り除いた毛穴は開いている状態のため、保湿とセットで行う必要があります。
イオン導入
イオン導入とは、肌に浸透しにくいとされるビタミンCやビタミンなどの成分を微弱電流で皮下に流し、肌の深い部分に送り届ける治療です。
この治療では、引き締め作用があるビタミンCを肌の深部にまで送り届けられるため、年齢によってできたたるみ毛穴の改善に役立ちます。
シミやそばかす、肝斑の治療
シミは自外線の影響を受けてできることが多く、年齢とともに色素が濃くなって表面に浮き上がってくることがありますが、このようなシミは治療で薄くすることが可能です。
また、そばかすは体質、肝斑はホルモンバランスの乱れで目立ってくることがありますが、このようなシミも、治療での改善が可能です。
マッサージピール
マッサージピールとは、高濃度トリクロロ酢酸と低濃度過酸化水素という2種類の成分を配合したピーリング剤を用いて、マッサージをしながら成分を肌の深部に送り届ける治療です。
上記では、サリチル酸によるケミカルピーリングをご紹介しましたが、この方法が角質を剥離するのに対し、マッサージピールでは角質を剥離せず、美容成分を浸透させるという違いがあります。
なお、マッサージピールにはコラーゲンの産生作用があり、薄いシミやそばかすの改善に役立ちます。
また、年齢とともに目立ってくるのが手のシミですが、マッサージピールなら年齢によるシミ改善も行えますので、手のシミでお困りなら、あきらめる前にマッサージピールを試してみると良いでしょう。
なお、マッサージピールは1回の治療でも効果を実感できますが、シミの状態によっては複数回の治療が必要になることもあります。
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ピコトーニング
ピコレーザーという特殊なレーザーを照射して、そばかすや肝斑を改善する治療です。
特に肝斑は、一般的なレーザーを照射すると色素が濃くなり逆効果になることがありますが、ピコトーニングなら肝斑に対応でき、広がった肝斑に対して高い改善効果を期待できます。
なお、ホルモンバランスの乱れによる肝斑だと医師が判断した場合では、ピコトーニングと内服薬を併用した治療が行われることもあります。
この点については実際にカウンセリングを受けないと確認できませんので、気になる方は、ひとまずカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
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京都で美容皮膚科を受診する際の注意点は?
京都には、エリアごとに美容皮膚科が点在していますが、選び方を間違えてしまうと、希望の治療が受けられないことがあります。
それでは、京都で美容皮膚科を受診する際の注意点についてご紹介しましょう。
京都は個人経営のクリニックが多く、対応できない治療もある
京都は面積が広いエリアで、個人経営の小規模クリニックが乱立しています。
そして、ここで注意していただきたいのは、個人経営の小規模クリニックでは対応できる治療の種類が少なく、希望の治療を受けられない可能性があるということです。
せっかく美容皮膚科を受診したのに、希望の治療が受けられないのではがっかりしてしまいますよね?
このような状況を避けるためには、まずは気になる美容皮膚科の公式ホームページにアクセスし、希望する治療に対応しているかどうかを確認しておくことが大切でしょう。
なるべく大手美容皮膚科を選んだほうが良い
希望する治療を受けられる可能性が高いという点を重視するなら、大手美容皮膚科のほうがおすすめできるでしょう。
また、大手美容皮膚科なら、口コミも数多く見つかる可能性が高いため、口コミでの評判を確認してから受診できるというメリットもあるのです。
なお、京都の都市部には大手美容皮膚科がいくつもありますので、美容皮膚科を探すなら、なるべく都市部に絞って探してみると良いでしょう。
京都院では美容皮膚科のメニューも扱っています。
今回は、美容皮膚科の体表的な治療についてご紹介してきました。
たとえば、ニキビそのものは治ったのに、クレーター状の痕が残ってしまったというときなどは、皮膚科では対応できず、美容皮膚科での治療が必要になります。
また、美白化粧品でシミが薄くならないという場合でも、美容皮膚科での治療が役に立つでしょう。
美容皮膚科では、皮膚科やセルフケアでは改善できない肌悩みを改善できますので、肌悩みでお困りなら、まずはカウンセリングを受けてみて、治療を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
共立美容外科 京都院では美容皮膚科のメニューも多数取り扱っています。詳しくはホームページをご覧ください。
■住所
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~監修医師~
久次米 秋人(くじめ あきひと)
■認定医等
日本美容外科医師会理事
日本美容外科学会認定専門医
■略歴
1983年 金沢医科大学医学部 卒業
1983年 高知医科大整形外科入局
1989年 東京本院(品川)開院
2002年 本院を新宿に移転
2013年 銀座院院長就任
2018年 第107回日本美容外科学会 学会長就任
■主な加盟団体
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員