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公開日:2022年03月04日(金)
最終更新日:2023年06月13日(火)
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目次
皮膚科などの医療機関ではニキビそのものを改善させる治療が受けられるほか、ニキビ跡の段階になってもケアしてもらえる場合が多いです。
そして治療後はニキビ跡が目立たなくなる効果が期待できます。
ニキビ跡の細かな治療方法に関してはクリニックのやり方や患者さんの肌の状態によってさまざまですが、多くの皮膚科ではピーリングやレーザー治療などが行われる傾向にあります。
皮膚科のニキビ跡の治療法はクリニックによって異なる部分もありますが、ピーリングやダーマペン、レーザー治療などが受けられることが多いです。
ちなみにほとんどの治療法においては施術前にメイクを落としておく必要があるのでご注意ください。
それではそれぞれの治療法においてどのような施術が行われるのか、加えてどのようなニキビ跡を改善させる効果が見込めるのかをお伝えします。
薬剤を患部に塗ることで肌の新陳代謝を促進する施術です。
使用される薬剤には皮膚に蓄積した皮脂や古い角質をはがれやすくする作用があり、多くの皮膚科では「フルーツ酸」や「グリコール酸」「サリチル酸」といった薬剤が用いられます。
ちなみに共立美容外科ではフルーツ酸という薬剤を塗布してピーリングが行われています。
薬剤を塗ると人によってややピリピリした感覚が生じる場合がありますが、ほとんどの場合そのピリピリ感が長時間続くことはありません。
そしてピーリングが終わって間もない頃は施術箇所に若干赤みが生じることがありますが、そちらも時間が経つにつれ治まることが多いです。
さてピーリングの効果が出ると、肌のターンオーバーのペースが整って皮膚に蓄積されたメラニン色素が追い出されていくため、色素沈着を起こしたニキビ跡が目立たなくなる効果が期待できます。
肌の状態によっては1回のピーリングでも施術前後の違いが実感できる場合がありますが、複数回にわたってピーリングを実施しニキビ跡の改善度合いをチェックしていく場合もあります。
またピーリングにおいては施術当日のメイクが可能な場合が多く、共立美容外科のピーリングを受けた場合も施術直後からメイクができるようになります。
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ペン型の機器に付いた細い針でニキビ跡の部分に小さな穴をいくつか開け、皮膚そのものの再生能力を活かして凹凸のあるクレーター部分や色素沈着のある皮膚を新しい皮膚に生まれ変わらせる施術です。
さてダーマペンの針は極めて細いのですが、ニキビ跡の状況により皮膚の奥の層にまで針を挿入することもあるため少量の出血をともなうことがあります。
もちろん必要に応じて麻酔が用いられることもあります。
また施術後は人によって赤みが残ったり皮が剥けたりといったことがありますが、いずれも一時的なものなので時間が経つことで改善する場合が多いです。
そしてダーマペンでのニキビ跡のケアは複数回にわたって行われることがあります。
加えてダーマペンの施術はニキビ跡の状態によってはピーリングと併せて行われるパターンもあり、共立美容外科の治療においてもダーマペンとピーリングを併行して実施するケースがあるのです。
ちなみに共立美容外科の施術では2018年に登場した最新モデルの「ダーマペン4」を取り入れています。
この最新型のダーマペンには肌のターンオーバーを活性化するほか、皮膚が再生する過程で程でハリや弾力を出すコラーゲンやエラスチンを増やす効果が期待できるのです。
そうした高い肌質改善効果が望めることから、ダーマペン4はニキビ跡の治療に非常に適した機器といえます。
なおダーマペンの施術後のメイクについては時間が経てば可能であることが多いですが、「施術後何時間経てばメイクができるか」「どの部分なら化粧品が触れても大丈夫か」などの詳しい点については医師の指示に従うのが望ましいです。
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皮膚科ではニキビ跡のケアにレーザーを用いることがあり、ニキビ跡以外にもシミ除去や脱毛などにレーザー治療が取り入れられています。
そのため皮膚科においてレーザーは比較的一般的な施術といえます。
さてニキビ跡の除去におけるレーザー治療には皮膚に小さな穴を開けるタイプ、皮膚に溜め込まれた色素を分解するタイプが挙げられ、クレーターにも色素沈着のあるニキビ跡にもレーザー治療が適用されることがあるのです。
ちなみにレーザーを照射した際痛みを感じる場合もあるので、施術前に麻酔を使用するケースがあります。
なお共立美容外科でのニキビ跡のレーザー治療にはこれらのようなレーザーが用いられます。
また、レーザー照射後のメイクについては軟膏やテープで保護をしていない部分であれば可能である場合もありますが、メイクの可否については医師の指示に従ってください。
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イオン導入はエステサロンでも実施されている場合がありますが、医療機関でも受けることができます。
この施術は皮膚に微弱な電流を流しながら、ビタミンCなどニキビ跡に有効な成分が含まれた美容液を浸透させる施術です。
そして施術には皮膚のターンオーバーが促進され色素沈着が改善する効果が見込めます。
なお電流を流す際多少肌がピリピリする感覚が起こることがありますが、強い電流が流されることはありませんので施術中激しい痛みを感じることはほとんどありません。
そのため施術前に麻酔を用いる必要もないのです。
また施術後までピリピリした感覚が残ることはほぼなく、施術直後からメイクをすることも可能です。
ちなみに施術に電流を用いることにより人体に何らかの影響がおよぶ可能性もほぼありません。
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皮膚科のうち美容皮膚科で行われることがあるニキビ跡の治療法です。
美容皮膚科での注射というとシワを減らしたり肌のハリを出したりするためのヒアルロン酸注射やボトックス注射がイメージされますが、ニキビ跡の治療においては皮膚の再生を促す「成長因子」が注射されます。
成長因子は特定の細胞の増殖を促すたんぱく質のことであり、何種類か存在します。
ニキビ跡の治療のような美容分野で活用される成長因子は皮膚の細胞の増殖を促すタイプの成長因子です。
この成長因子を注入することでクレーターとなってしまった部分の皮膚が再生し、肌の表面が平らに近い状態になる効果が見込めます。
ちなみに成長因子を用いる注射は、ニキビ跡のケアのほかシワやたるみを改善させる手段として行われるケースもあります。
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皮膚科では肌に直接施術を行う治療以外に、飲み薬を処方してニキビ跡を改善させる治療も行われることがあります。
具体的には皮膚を作り出す働きを助けるビタミンB6や色素沈着を改善させるビタミンCなどを含んだ内服薬が処方されるケースがあります。
ニキビそのものを治したいという場合、治療に保険が適用されるケースが多いです。
しかしピーリングやダーマペン、注射といったニキビ跡を改善させる治療については基本的に自費診療として扱われてしまうというのが現状です。
そのためニキビができた段階で適切なケアをし、できる限りニキビ跡を作らないようにするのが推奨できます。
なおニキビ跡のケアの中から保険が使える治療を挙げるとすれば、ビタミン類などの入った内服薬が挙げられます。
またクリニックによっては一部のレーザー治療において保険が適用されるケースがあります。
ニキビ跡の多くは自力で完全に消失させることが難しいです。
しかしスキンケアを入念に行うことで跡がやや目立ちにくくなるという効果は見込めます。
それではクレーター状のニキビ跡、色素沈着を起こしたニキビ跡を目立ちにくくするためのスキンケア方法をご紹介します。
クレーター状になってしまったニキビ跡は皮膚を構成する層の深い部分、真皮層まで損傷している可能性が高いです。
一番外側の表皮層は傷付いても再生することが多いのに対し、真皮層には再生機能が備わっていません。
そのため真皮層までダメージのおよんだクレーター状のニキビ跡を自力で消すことはほぼ不可能なのです。
そうした状況で推奨されるのは、新たなクレーターを増やさないためのスキンケアです。
ビタミンCやビタミンC誘導体のようなターンオーバーを促進する成分の入った化粧品で保湿を続けると皮膚に皮脂や古い角質が溜まりにくくなるので、今できているニキビが跡になるほど悪化する心配は少なくなります。
加えて新しいニキビの発生も抑えられる可能性があります。
またターンオーバーを正常のスピードに整えておくと、いつか皮膚科でダーマペンなどのケアを受けた時に皮膚の再生が早まり、クレーターが改善するまでの日数が短くなるというメリットにつながることもあります。
赤く、または茶色く色素沈着を起こしているニキビ跡の場合は、シミのケアのように美白効果の望めるスキンケア用品でケアすることがおすすめです。
具体的には肌のターンオーバーの促進効果が見込めるビタミンC・ビタミンC誘導体やメラニンの生成を阻害する働きを持つトラネキサム酸の入った化粧水が推奨できます。
そうしたスキンケア用品を継続して使うことで、色素沈着している部分の皮膚が徐々に生まれ変わりニキビ跡が薄くなる効果が見込めます。
このページの監修・執筆医師
医師
島田 茂孝(しまだ しげたか)
熊本院 院長
日本形成外科学会認定形成外科専門医
略歴
主な加盟団体
日本形成外科学会
日本美容外科学会
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