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シミ、そばかす、肝斑はどう違う?症状別治療方法を美容外科医が解説

公開日:2022年03月07日(月)
最終更新日:2022年03月14日(月)

しみ
手でほほを触りながら外を見ている女性
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シミ、そばかす、肝斑は、いずれも本来の肌よりも黒く見えるため、肌トラブルの1つとして気にする方が多いです。

一度できてしまうとスキンケアだけで改善させるのは難しいため、治すためにはしっかりと治療を受けなくてはいけません。

この記事ではシミ・そばかす・肝斑の違いとそれぞれの特徴・治療法を紹介します。

 

シミ・そばかす・肝斑の違い

そばかすのある女性の顔

シミやそばかす、肝斑といったものは、それぞれに違いがあります。

まず、シミとは、顔と身体に現れる、本来の肌よりも黒く見える部分のことです。

主に茶色・黒色をしており、色が濃く見えるのは、メラニン色素による影響です。

そのため、シミの治療をする際はメラニン色素を破壊してなくす必要があります。

シミとそばかす、肝斑との違いは、原因と仕組みです。

以下の項目では、それぞれの違いを紹介しています。

 

シミの種類

シミには大きく分けて、老人色素斑、雀卵斑、肝斑、炎症後色素沈着の4つに分類されます。

ここでは、それぞれの症状や特徴をみていきましょう。

 

1. 老人色素斑

いわゆる普通のシミで、シミの多くは老人色素斑(ろうじんせいしきそはん)です。

紫外線や老化が主な原因であり、日光が当たりやすい部分にできやすいことが特徴です。

しかし時には太ももやふくらはぎといった日があまり当たらない部分にもできます。

年齢は30代からでき始めることが多く、色は淡い褐色から濃い褐色です。

 

2. 雀卵斑

雀卵斑(じゃくらんはん)は、そばかすを意味します。

直径数ミリ以下で丸い斑点状のものが顔に生じるのが特徴です。

頬や鼻の頭など周りに多く現れるでしょう。

遺伝性が強いので、3歳ごろから見られ始めることが多く、思春期になると目立ちやすくなるのも特徴です。

 

3. 肝斑

肝斑(かんぱん)は女性の顔にできるシミで、主に女性ホルモンが関連して発症するといわれており、妊娠やピルなどによって誘発、悪化します。

薄い褐色でやや大きめ、そして頬骨に沿って左右対称にできるのが特徴です。

 

4. 炎症後色素沈着

やけどや化粧品、ニキビなどによって肌の炎症が起こり、治った後に発生する褐色のシミです。

年齢や性別、部位に関係なくできますが、時間の経過で徐々に薄くなっていくことが多いでしょう。

 

シミ・そばかす・肝斑ができるメカニズム

肌は、決まった周期で生まれ変わっています。

皮膚の古い組織が表面に押し出され、新しい肌に再生していく仕組みです。

この繰り返しを「ターンオーバー」と呼びますが、このターンオーバーの周期が乱れてしまうと、古い肌の組織が過剰に蓄積することで、シミがどんどん濃くなってしまいます。

 

ターンオーバーの仕組み

ターンオーバーにはサイクルがあります。

まず、最初に新しい皮膚細胞がつくられます。

表皮の深層部である基底層と呼ばれる部分で、新しい皮膚細胞が誕生するのです。

新しく誕生した皮膚細胞は、どんどんと押し上げられて、角質層まで到達し、肌を保護する役目を担います。

役目を全うした肌細胞は、皮膚のアカとして剥がれ落ち、新しい細胞と入れ替わっていくのです

これが、ターンオーバーの仕組みです。

 

ターンオーバーの正常なサイクル

ターンオーバーの正常なサイクルは、年齢で異なります。

10代であれば20日、20代であれば30日と、だんだん生まれ変わりまでのサイクルは長くなっていき、60代になるとなんと100日と時間がかかるようになるのです。

加齢だけでなく睡眠不足や生活リズムの不調などでも、ターンオーバーは乱れやすいです。

前項でも話した通り、ターンオーバーが乱れることはシミが濃くなってしまう原因にもなるので、規則正しい生活を送るようにしましょう。

 

シミ(老人色素斑)ができる4つの原因

シミ(老人色素斑)ができる原因は主に4つあります。

心当たりがあるものは、肌のためにもすぐに対策しましょう。

 

1. 紫外線の影響

シミができる最も大きな原因は、紫外線です。

肌トラブルの原因の80%程度は、紫外線の影響だとされています。

地上に降り注ぐ紫外線は2種類です。

 

UV-A

波長が長く、皮膚表皮にある基底層から真皮にまで達し、メラノサイトを活性化させるのが特徴です。

黒色メラニンがたくさん生成されて、いわゆる「日焼け」の状態が起こります。

UV-Aは波長が長いため、曇り空であっても、ガラス窓があっても通過するため、常に紫外線対策を行わなければなりません。

 

UV-B

UV-Aよりも波長は長くないものの、肌に対する刺激が強いのがUV-Bです。

細胞の遺伝子を破壊する力を持っており、皮膚がんの原因にもなります。

海やプールへ行って顔・背中が赤くなるのは、UV-Bの影響によるものです。

紫外線は日差しが降り注ぎやすい夏に多いというイメージがあります。

しかし、実は1年の中では春先からすでにピークを迎えているのです。

特に3~5月は、冬の乾燥によって肌が弱っているところに紫外線が降り注ぐので、肌がダメージを受けやすいでしょう。

また秋冬も紫外線がゼロになるわけではありません。

シミ予防のためにも、1年中紫外線対策を行う必要があるでしょう。

 

2. 女性ホルモンの乱れ

女性ホルモンは、妊娠中、出産後、閉経時などに崩れやすくなるとされています。

女性ホルモンのバランスが乱れてしまうと、黒色メラニンの生成が一時的に高まることで、シミが増えてしまいます。

女性ホルモンの乱れから発生するシミは、ホルモンバランスが整うにつれて改善していくといわれています。

しかし中には一度できたシミがなかなか治らず、そのままになってしまう可能性もあるので注意が必要です。

 

3. 活性酸素の影響

シミの原因として注目されているのが「活性酸素」です。

体内に入った酸素の一部が他の物質と反応しやすい状態になったものを、活性酸素と呼びます。

体内で発生した活性酸素は、メラノサイトを刺激して黒色メラニンの生成を促し、シミを発生させてしまうのです。

活性酸素は紫外線やストレス、大気汚染、タバコなどで発生しやすいといわれています。

 

4. コロナ禍特有のシミの原因

新型コロナウイルスの流行によって、家で過ごす時間が増えたり、マスクを必須とした生活を余儀なくされたりしています。

家で過ごす時間が長くなることで運動不足が積み重なっていくと、次第に代謝が落ちていきます。

代謝が落ちてしまうと、紫外線によるダメージを肌が受けやすい状態となってしまい、シミができやすくなってしまいます。

また、常に欠かさずマスクを使用するのも、シミができる原因の1つです。マスクを装着することで肌が擦れると、そこに生じたダメージを治すためにウロキナーゼと呼ばれる酵素が分泌されます。

ウロキナーゼが活発になると、合わせてシミの原因となるメラニンの生成の働きを活性化させるチロシナーゼが出てきてしまいます。

 

そばかすができる2つの原因

指を2本立てている女性

そばかすは紫外線が影響することもありますが、主な原因は遺伝です。

 

1. 紫外線

そばかすもシミと同様に、紫外線による影響で発生することもあります。

体質的にそばかすができやすい人が紫外線を浴びた際、その刺激によって肌を守るメラニンが過剰に生成され、そばかすができてしまうのです。

もともとあったそばかすが濃くなってきたり、大人になってからそばかすができたりすることもあります。

日差しが強い季節だけでなく、外に出る際は日頃から紫外線対策をしっかりと行いましょう。

 

2. 遺伝

そばかすの発生の主な原因は、遺伝です。

私たちの体内のメラニンは、黒褐色のユーメラニンと黄色・赤色のフェオメラニンの2種類があります。

この2つのメラニンの量は遺伝によって決まっており、フェオメラニンの含有量が多い場合は肌の色が白く、反対に黒褐色のユーメラニンの含有量が多い場合は肌の色が黒いのです。

そばかすは、フェオメラニンの含有量が高く肌が白い人の方ができやすいとされています。

このことからわかるように、そばかすがある親から生まれた子供はそばかすができやすい体質だといえるでしょう。

 

肝斑ができる原因

肝斑はホルモンバランスの乱れが大きく影響します。

肝斑の特徴からもわかるように、女性ホルモンは肝斑ができる原因に大きく関係しています。

妊娠やピルなどが発症を促したり、肝斑を悪化させたりすることがわかっており、女性ホルモンが影響している可能性は非常に高いです。

またストレスで女性ホルモンのバランスが乱れたり、シミができてしまったというストレスがあったりすると、さらに悪化させる恐れもあるでしょう。

 

シミ・そばかす・肝斑は放置しないことが大切

シミ・そばかす・肝斑ができてもそのまま放置しておくと、イボ状の脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)と呼ばれる老人性のイボに変わっていくことがあります。

また長く紫外線を浴び続けた結果、光老化が進んで肌がカサカサとしてうろこ状になったり、かさぶたのようになったりすることもあるでしょう。

これを日光角化症と呼び、まれに皮膚がんの元になることもあるため注意してください。

たかがシミだからと軽く考えていると、思いもよらない病気が隠れていることもあるのです。

「表在型基底細胞癌」や「悪性黒色腫」などの皮膚がんや、体内に摂取されている薬剤でできる「固定薬疹」「ボーエン病」などは、シミに似た症状が出ます。

普段は日が当たらないような胸・腹・背などにできる、シミの中がただれる、少しずつ盛り上がってきた、発熱を伴うなどの場合は、すぐに専門医の受診をおすすめします。

これらの心配がないとわかってから、シミ・そばかす・肝斑の治療を受けるようにしてください。

 

シミ・そばかす・肝斑の治療方法

美容外科で行われる治療は、種類や色の濃さなどで適した方法が異なります。

治療方法は医師が診察を行ったうえで最適な方法を選ぶ必要があるのです。

まずは症状をチェックし、その症状に合った複合的な治療を受けましょう。

ここでは基本的な治療方法を見ていきます。

 

1. ピコレーザー(ピコドリーム)

ピコレーザーの1種であるピコドリームは、2種類のレーザーを搭載しているピコレーザーの医療機器です。

シミ・そばかす・肝斑それぞれの治療が行えます。

また肌を明るくしてくれるトーニングや入れ墨の除去に使われることもある機器です。

 

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ピコレーザー(ピコドリーム)の特徴

ピコドリームは、ピコ秒(1兆分の1秒)の短時間で、レーザー光を発射します。

熱作用ではなく、衝撃波で黒・茶の色素を極小まで粉砕するのが特徴です。

熱のダメージを与えることなく粉砕できるので、炎症後色素沈着が発生するリスクが軽減されます。

またダウンタイムの心配もありません。

破壊された色素は貪食細胞と呼ばれる白血球の一種に食べられ、その後排出されます。

とても小さく粉々に砕かれるので、その分貪食細胞が食べやすく、体外に排出されやすいでしょう。

また真皮などの深い層の色素をターゲットとする1064nmと皮膚の浅い層をターゲットとする532nmの2つの波長が出せます。

浅い層・深い層の両方の治療ができるのです。

強いエネルギーではあるものの、1秒間の1兆分の1しかエネルギーを感じないことから、痛みはほとんどありません。

 

ピコレーザー(ピコドリーム)が向いている人

シミ・そばかす・肝斑の治療をしたい人はもちろん、トーニングをして肌を明るくしたい、ほくろを取りたい、毛穴を引き締めたい、シワを直したいという人にもおすすめです。

 

ピコドリームのポイント1. 10段階の調整が可能

ピコドリームは、1秒に1~10回分のレーザー照射ができるように、10段階から調整できます。

またレーザー光の直径も1~10㎜の10段階で細かな設定が可能です。

 

ピコドリームのポイント2. セブンジョイントガイドアーム

ピコドリームのアームは、360度回転します。

自由な角度・自由な距離でレーザー照射が行えるのです。

 

ピコドリームのポイント3. フラクショナルヘッド

ピコドリームのレーザー光がでるヘッドをフラクショナルヘッドに付け替えることで、フラクショナルレーザーとして使用可能です。

レンズから六角形のレーザー光が照射でき、まずは1回のレーザーで184個ほどの穴を真皮にあけて傷ついた状態にします。

その傷ついた状態を直そうと身体が自然治癒を促す過程で、コラーゲンが生成されるのです。

コラーゲンによって皮膚が引き締まったり傷跡がなくなったりする効果があり、ニキビ痕の治療・シワ・毛穴の開きの改善に使用できます。

 

2. スペクトラレーザー

スペクトラレーザーは、アメリカのFDAで肝斑治療として認可されているレーザーマシンです。

※FDAは米国食品医薬品局で、日本の厚生労働省にあたる機関のことです。

 

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スペクトラレーザーの特徴

スペクトラレーザーは、韓国に本社があるルートロニック社が製造・販売しており、肝斑治療だけでなくシミ・ニキビ痕・そばかす・色素沈着などの治療で用いられます。

 

スペクトラレーザーが向いている人

肌を引き締めたい、毛穴の目立ちを直したい、メスを使わずに治療したい、痛いレーザーを受けたくないという方におすすめです。

 

スペクトラレーザーのポイント1. 2つの波長をもっている

ピコドリームと同様に、真皮などの深い層の色素をターゲットとする1064nmと皮膚の浅い層をターゲットとする532nmの2つの波長が出せるという特徴があります。

浅い層・深い層の両方の治療ができるでしょう。

 

スペクトラレーザーのポイント2. 2つのパルス幅

レーザーには波長という概念以外に、パルス幅という概念があります。

パルスはとても短い時間のことで、レーザーを照射している間の時間のことです。

パルス幅が長いと長時間レーザーが照射されており、短いとレーザーを照射されている時間も短くなります。

レーザーを照射している時間はパルス・オンと呼ばれ、反対に照射されていないときはパルス・オフというのですが、スペクトラレーザーにはロングパルスとショートパルスの2段階があるのです。

ロングパルスは0.00003秒、ショートパルスは0.000000005秒という照射時間で、人間にとってはあまり大差がないのですが、パルス幅によって肌に対する働きかけ方は異なります。
ロングパルスだと熱エネルギーがメラニン色素とその周辺にじわじわと伝わるでしょう。

一方でショートパルスだと短い時間にエネルギーが集中させられるため、強いパワーで破壊できます。

 

スペクトラレーザーのポイント3. レーザーの型がトップハット型

トップハット型は、レーザー光が均一に当たる型です。

レーザー光を均一に当てることができるため、周辺組織にダメージを与えにくく狙った箇所に狙った強さで光が当てられます。

 

3. ヤグレーザー(メドライトC6)

ヤグレーザーの医療機器であるメドライトC6は、世界で初めての色素性皮膚疾患用ヤグレーザーとして、20年以上愛されています。

実際にシミ・そばかす・肝斑の治療において、世界で広く利用されているのです。

 

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ヤグレーザー(メドライトC6)の特徴

メドライトC6は、メドライトシリーズの培ってきた技術とノウハウの結晶を受け継いでいる医療機器です。

レーザートーニングも行うことができます。

瞬時にジャイアント・パルスと呼ばれるレーザー光が放出され、メラニン色素を瞬間的に加熱して破壊できるのです。

 

ヤグレーザー(メドライトC6)が向いている人

シミ・そばかす・肝斑の治療はもちろん、くすみが気になる、ニキビ跡を治したい、持続性が気になるという方におすすめです。

 

ヤグレーザーのポイント1. パルス幅は6nsec

メドライトC6のパルス幅は、0.000000006秒でとても短い時間にエネルギーを集中させるのが特徴です。

その分強いパワーが肌に伝わり、メラニン色素を破壊します。

とても強いパワーですが、とても短い時間なので痛みはほぼ感じないでしょう。

 

ヤグレーザーのポイント2. ハンドピース

ハンドピースは、3~8㎜までの間でスポットサイズの調整が可能です。

ハンドピースから赤色のガイド光が出るため、照射位置が容易に定められるでしょう。

これによって、医師が狙ったとおりに照射でき、イメージ通りの施術が行えます。

 

4. イオン導入

イオン導入は、電気の力を利用してビタミンC誘導体・トラネキサム酸といった肌に良い影響を与える成分を皮下に浸透させる方法です。

イオン導入の治療にはイオン導入機を使用し、肝斑・色素沈着・毛穴の治療を行います。

イオン導入単体ではなく、ピコレーザーやスぺクトラレーザー、ヤグレーザーなどのレーザー治療と併せて行うことが多いです。

 

 

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イオン導入の特徴

イオン導入は、角質層と顆粒層の間にありバリア機能を持っている電気の膜に対して働きかけるのが特徴です。

本来、この電気の膜は外部からの汚れや異物が入らないように、皮膚を保護する役目があります。

そのため、どれだけ肌に美容成分を塗布しても、角質層やさらに先の真皮層には成分が浸透しづらくなっているのです。

イオン導入をすることで、微弱な電気が流れて電気の膜のバリア機能が弱まり、水溶液が効率よく皮下に浸透していくでしょう。

肝斑や色素沈着、ニキビ痕の赤身にもしっかり到達して肌の悩みを改善してくれます。

 

イオン導入が向いている人

肝斑や色素沈着を治したい、ニキビ痕の気になる赤みを消したいという人におすすめです。

 

イオン導入の際に使われる水溶液1. ビタミンC誘導体

ビタミンCは、皮膚などの結合組織を構成しているタンパク質の合成に欠せません。

また、ビタミンCには肌のターンオーバーを正常化する作用があります。

ビタミンCが真皮に到達すると、ニキビ痕や炎症後の色素沈着が改善可能です。

 

イオン導入の際に使われる水溶液2. トラネキサム酸

トラネキサム酸はアミノ酸の1種で、抗プラスミン作用を持っています。

肝斑の原因であるメラニン色素は、皮膚の基底層にあるメラノサイトで生成されており、そのメラノサイトを活性化する因子はプラスミンです。

トラネキサム酸がプラスミンを抑え、結果的にメラニン色素の生成が抑えられて肝斑を薄くできるでしょう。

 

 

5. フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、シミ・そばかす・赤ら顔などの肌の悩みに対して、マイルドな光を照射して治療する医療用マシンです。

照射するIPLと呼ばれる光は、赤色や黒色に反応します。

シミやそばかすの原因となるメラニン色素や毛穴の流れ、そして赤ら顔の原因である毛細血管にもアプローチしてくれるでしょう。

 

 

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フォトフェイシャルが向いている人

シミやそばかすを治したい、毛穴を目立たなくしたい、赤ら顔を治したいという人におすすめです。

 

フォトフェイシャルのポイント1. コラーゲン生成を活性化

フォトフェイシャルの光は、560nmから1200nmの波長が同時に出ているのが特徴です。

そのため、皮膚の浅い層から深い層にまでまんべんなく行き届き、シミやそばかす・色素沈着などを同時に治療できます。

真皮にあるコラーゲンも刺激するので、肌にハリを与えられるでしょう。

 

フォトフェイシャルのポイント2. ハンドピース

フォトフェイシャルの光を照射する部分を、ハンドピースと呼びます。

フォトフェイシャルには560・590・640の3種類のハンドピースが備わっており、肌の状態や悩みにより、ハンドピースの交換が可能です。

 

 

日常生活で行えるシミ・そばかす・肝斑対策

日傘をさしている女性

美容外科で行われる治療以外に、普段の生活の中でもしっかりと対策をしていきましょう。

 

1. 紫外線対策をする

シミ・そばかす・肝斑に紫外線は大敵です。

普段からしっかりと紫外線対策を心がけましょう。

日差しのある日はもちろんですが、曇り空の日や室内にほとんどいる日であっても、紫外線は肌に届いてダメージを与えています。

ただしパワーが強すぎる日焼け止めは肌に負担を与えてしまうので、その日の予定に合わせて日焼け止めを使い分けると良いでしょう。

また長袖を着たり日傘をさしたり、肌に直接紫外線が当たらないようにする対策も必須です。

目が光を感じるとメラニン色素が増えるといわれているので、日差しが強い日はサングラスをかけることをおすすめします。

 

2. 規則正しい生活をする

しっかりと睡眠をとる、栄養のある食事を心がけるなど、規則正しい生活をすることはシミ・そばかす・肝斑の対策の基本です。

睡眠中は成長ホルモンにより肌の回復を促してくれるので、ターンオーバーが促進されるでしょう。

また栄養のある食事がとれていると、肌を修復するスピードも早まります。

 

シミ・そばかす・肝斑はしっかり治療しよう

シミ・そばかす・肝斑は一度気になり始めるとより一層目立つように感じてしまいます。
中には自然と改善することもありますが、やはりなかなか改善するのが難しいでしょう。

美容外科などを利用して治療をすることで、いずれも改善が期待できます。
普段から対策をしながら、適切な治療を受けましょう。

 

▼共立美容外科の「しみ治療」についての詳細はこちら

 

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このページの監修・執筆医師

  • 玉田 洋(たまだ ひろし)

    玉田 洋(たまだ ひろし)

    共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1990年
        愛媛大学医学部 卒業
        1990年
        愛媛大学付属病院 入局
        2004年
        共立美容外科 高松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会会員

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