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公開日:2022年02月12日(土)
最終更新日:2023年06月12日(月)
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。
他者とのコミュニケーションの際に、汗や臭いを気にしたことはありませんか?
汗の量や臭いは後天的な要素が少なく、日常生活での症状改善が難しいと言われています。
日本人の約10%が抱えるワキガや多汗症は、老若男女問わず悩ましい疾患のひとつです。
ワキガや多汗症の治療はさまざまありますが、特に高い効果や安全性を発揮するのがミラドライです。
ミラドライは、その効果から選ばれることが多いですが、よく比較検討されるのがビューホットと呼ばれる医療機器による治療法です。
今回は、ミラドライとビューホット両者について、ミラドライとビューホットの違いを比較しながら詳しく解説します。
ミラドライは、マイクロ波を広範囲に照射し汗腺を破壊することで、汗の量や臭いを抑制する治療法です。
さまざまな研究結果では、汗の量や臭いは施術前と比べ7割〜8割軽減すると言われており、臭いや汗がほとんど消失したという患者様もいます。
体に傷をつけることなく施術が可能であることから、多くの方が選択されています。
副作用は概ね1週間程で消失し、1週間以降に残存する場合でも、半年以内に消失します。
ミラドライを照射する際は、この画像のようにミラドライのマシンのモニターに脇のどの部分にどのくらいのパワーで照射するか表示されます。
そして、適切な箇所に適切な照射パワーでマイクロ波を当てることで、再発率はかなり少なくなります。
ミラドライの再発についてもっと詳しく知りたい方はこちらのコラムも併せてご覧ください。
ビューホットは韓国で開発された医療機器です。
患部に針を刺し、穿刺した針から高周波を出して、汗腺を破壊する治療法です。ワキガだけでなく、スソワキガ(外陰部の臭い)やチチガ(乳頭の臭い)に対しても効果があると言われています。
ビューホットによる治療の効果は、研究が少ないため、明確ではありません。
ある研究では男性は約40%、女性は約70%のワキガに効果があったと報告されていますが、多汗症についての記載はなく、再発例も3%ほどあったようです。
重症な副作用はなく、半年以内に改善する症状がほとんどですが、傷跡が残ってしまう可能性があるため、ケロイド体質の方は注意が必要です。
ミラドライとビューホットの特徴を説明しましたが、ここでは、両者の違いを詳しく解説します。
ミラドライは厚生労働省や米国FDAから認可を受けた医療機器です。機器の承認時には、臨床結果の検討も確実に行われており、安全性は高いでしょう。一方ビューホットは、厚生労働省や米国FDAの認可は受けておらず、開発国である韓国でも国の承認を受けていません。
ミラドライは、ビューホットに比べ照射範囲が広く、主に脇への治療が得意です。ビューホットは、針を刺すことができれば高周波を照射できるため、狭い範囲が得意です。しかし、針が届かない部分や穿刺周囲以外の汗腺へは効果が薄いという欠点があります。そのため、汗腺の位置をしっかり把握しながら施術を行う必要があるため、医師の知識や技術力も大切になります。
ミラドライにおいては、機器を開発したミラドライ社が症例数や実技試験を行い、一定の技術がある医師に対して認定証を発行する制度が存在します。
認定医はワキガや多汗症に関する知識、解剖学的知見、施術に関する技術をすべて持ち合わせているため、安心して治療を受けることができます。ビューホットには、そういった認定制度はありません。
ミラドライは、多くの美容クリニックが取り入れている治療です。厚生労働省やFDAで認可されている機器であり、安全性が高いことも大きいでしょう。
ビューホットも取り扱うクリニックが増えてきていますが、ミラドライと比べるとまだまだ少ないです。
ミラドライでは、ワキガ・多汗症両方に対し、効果が高いことが立証されています。しかしビューホットは、ワキガに対する効果の研究はありますが、多汗症には効果が薄いと言われています。
エクリン腺すべてに効果があるわけではない
ミラドライはカウンセリングも合わせて約60分程度で終了します。ビューホットの施術時間は約20〜30分と言われています。施術時間ではビューホットの方が短いです。
その他に麻酔クリームを浸透させる時間が別途かかります。
ミラドライは取り扱いクリニックが多い分、さまざまな症例研究や実績が発表されています。
より安全に治療する環境を整えるためでもありますが、各クリニックで症例を検証し、最大限の効果が発揮できる治療を積極的に行っていくためでもあります。
ミラドライは自費診療となるため、高額となってしまいます。せっかくお金を出すのであれば、より効果が高い方が嬉しいですよね。
ビューホットは、症例や研究が少なく、ある程度の効果はあるものの、安全性や持続性には懐疑的にならざるを得ません。
ミラドライとビューホットのメリット、デメリットについてそれぞれ比較してまとめました。
ミラドライ | ビューホット | |
---|---|---|
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
メリット・デメリットを比較しててみると、違いがはっきりわかりますね。さまざまな違いを考慮した上で、自分に合った治療法が選択できると良いですね。
ミラドライについてのメリット・デメリットを詳しく知りたい方はこちらも参考にしてくださいね。
【コラム】ワキガ治療で使用するミラドライのデメリットやメリットを解説!▼
ビューホットとミラドライの違いはわかったけど、どう選べばいいの?と感じる方もいるでしょう。
ここでは、ミラドライに向いている方の例を6つご紹介します。
自分の体に傷が残ってしまうのは悲しいですよね。ミラドライであれば傷が残ることはまずありません。
しかしビューホットでは傷が残ってしまう可能性があるため、気になる方はミラドライを選択しましょう。
ミラドライもビューホットも麻酔をしているため、治療中の痛みはほとんど感じません。
しかしビューホットは体に針を刺しているため、ジンジンとした疼痛が持続する場合があります。
ビューホットの副作用の1つである感染は、疼痛も強く出てしまいます。痛みはなるべく避けたいという方はミラドライを選択した方が良いかもしれません。
ビューホットは、針の周辺以外の汗腺には効果が低いため、しっかりと汗腺を破壊しなければならない重症の方にとっては不向きでしょう。
また、多汗症に関しても効果が低いことがわかっているため、多汗症の方はミラドライを選択しましょう。
ビューホットは提供クリニックがミラドライより少ないため、必然的に研究や症例も少なくなります。また、認可を受けていない医療機器という点でも安全性が立証されていません。
自分の体のことですし、高額な治療なので、不安が強くなってしまう方もいるでしょう。より安全性の高い治療を受けたいと感じる方は、ミラドライを選択した方が良いでしょう。
ミラドライは1回で効果がしっかり出現するため、再発のリスクや何度も治療を行う必要がなく半永久的な効果があります。
しかし、ビューホットは数割ですが再発にリスクがあり、汗腺の位置や針の角度によっては効果が低い場合もあります。どちらも高額な治療であり、確実に効果を得たい場合は、ミラドライを選択しましょう。
ミラドドライはダウンタイムがほとんどありません。わきが手術のように手術後に1週間~2週間程度の脇の圧迫固定も必要ありません。
そのため副作用を極力抑えたい方は、ミラドライが向いています。
副作用についてはこちらのコラム記事も併せてご覧ください。
【コラム】ミラドライの効果や副作用を美容外科医が徹底解説!▼
ミラドライとビューホットは、全く性質の異なる医療機器です。
それぞれの特性をよく理解し、治療を選択しましょう。
共立美容外科では10年以上ミラドライの治療を行っていますが、大きなトラブルは起こっていません。
そのため、厚生労働省やFDAに認可されているという点でもミラドライの方がいいのではないのでしょうか。
ただ、ビューホットも興味があるのであれば、ビューホットを取り扱っているクリニックでカウンセリングを受けてみるのも良いかもしれませんね。
このページの監修・執筆医師
玉田 洋(たまだ ひろし)
共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
日本美容外科学会認定専門医
略歴
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