カプセル拘縮とは?診断基準や起きたときの対処方法を解説
最終更新日: 2023年09月29日 (金)

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バッグ式の豊胸術にはさまざまなリスクがありますが、そのうちの一つがカプセル拘縮です。カプセル拘縮が起きると、バストの仕上がりにも大きく影響してしまう他、痛みを感じることもあります。どうしてバッグ式豊胸術を受けると、カプセル拘縮が起きる可能性があるのでしょうか。
本記事ではカプセル拘縮の概要や診断基準、原因、起きた場合の対処法や予防法を詳しくご紹介します。バッグ式豊胸術を受けることを検討しているのなら、本記事を参考にしてカプセル拘縮の予防法を把握しておきましょう。また、カプセル拘縮が避けられるバッグ式豊胸術以外の豊胸術もご紹介します。
カプセル拘縮とは?
カプセル拘縮は、バッグ式豊胸術の施術を受けた後に生じる代表的な合併症です。皮膜拘縮とも呼ばれ、施術を受けた方の2%程度の確率で起きてしまうと言われています。
胸を大きく見せてくれるシリコンバッグは体にとって異物です。挿入すると異物反応が起こり、シリコンバッグの周りに繊維でできた被膜が形成されます。被膜ができることは問題ではないのですが、何らかの原因で被膜が分厚く、固くなってしまうと、外側からシリコンバッグを圧迫するようになってしまいます。これが、カプセル拘縮です。
カプセル拘縮が起きてしまうと、胸の柔らかい触り心地が失われたり、形が不自然になったりして、理想の仕上がりから遠のいてしまいます。また、かなりの拘縮が起きた場合、痛みを感じてしまうこともあります。
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バッグ式豊胸術とは?
カプセル拘縮はバッグ式豊胸術による胸の形成によってのみ起こる合併症です。そもそも、バッグ式豊胸術がどのようなものなのかも理解しておきましょう。
バッグ式豊胸術は、胸に人工乳腺である「インプラント」を挿入し、胸のサイズアップを図る施術です。インプラントは、ジェル状や液状の内容物をシリコンで包んでいて「バッグ」とも呼ばれるため、バッグ式豊胸術と呼ばれます。バッグの種類やサイズはさまざまで、希望する仕上がりによってバッグを選びます。豊胸を希望する多くの方から人気がある施術の一つで、大きくサイズアップすることも可能です。
体型や体質、クリニックの方針によって異なりますが、バッグ式豊胸術では大胸筋下・乳腺下・大胸筋膜下のいずれかにバッグを挿入します。挿入する際は麻酔を用い、皮膚を切開してバッグを挿入するポケットを作成し、バッグ挿入後に縫合する流れです。
バッグ式豊胸術を受けると、カプセル拘縮の他に、リップリング・ウェービングなどの副作用のリスクがあります。また、施術後3日間をピークに筋肉痛のような痛みを感じることもありますが、痛み止めでのコントロールも可能です。
カプセル拘縮の診断基準
カプセル拘縮を診断する基準として用いられるのが「Beckerの被膜拘縮分類」です。
「Beckerの被膜拘縮分類」では、以下の4つのグレードがあります。
- Grade1:無症状。胸の柔らかさや形が自然で、挿入したバッグの感触はほとんど分からない。
- Grade2:意識して触ると胸に若干の硬さを感じることがある。見た目はほぼ自然な仕上がりになっており、施術を受けた方が気にならないケースも多い。
- Grade3:施術を受けた方が胸の硬さに違和感を感じる。見た目はほぼ自然な仕上がりだが、触るとバッグの感触が分かる。痛みは感じない。
- Grade4:胸がテニスボールの硬球程度に硬くなり、見た目にも異常が生じる。痛みを感じるケースが多い。
カプセル拘縮は上記のような診断基準があり、Gradeの数値が大きくなるほど症状が悪化します。一般的にGrade3以上の状態になるとシリコンバッグを除去する施術を受けなければなりません。施術後よりも胸が硬くなるなどの前兆を感じたら、できるだけ早くクリニックに相談することが大切です。
カプセル拘縮の原因
豊胸術を行った方の約2%に起きるといわれているカプセル拘縮は、どのようなことが原因で起きてしまうのでしょうか。カプセル拘縮が起きるかどうかは、体質による個人差が大きいとされていますが、考えられるカプセル拘縮の原因を3つご紹介します。
細菌感染
カプセル拘縮の原因の一つは細菌感染です。
バッグ挿入時に細菌感染が起こると、体が細菌に反応し、被膜が分厚くなってしまう可能性があります。一般的に細菌感染というとお腹の痛みや皮膚の赤み、熱などを生じることがありますが、バッグ式豊胸術の場合、自覚症状のない小さな感染が、カプセル拘縮を起こしてしまうこともあるようです。
細菌感染の原因となる菌の一つに、ブドウ球菌があります。ブドウ球菌は多くの方がそもそも持っている常在菌ですが、挿入時に体内に侵入すると細菌感染が起き、カプセル拘縮を引き起こす原因になると考えられています。
ブドウ球菌によって細菌感染を起こした場合、目立った感染症状が現れないことも多いです。しかし、体が細菌と戦うにつれて少しずつ被膜が厚くなり、最終的にカプセル拘縮が起きてしまいます。
術後の出血
術後の出血も、カプセル拘縮が起きる原因です。
前述した通り、カプセル拘縮は細菌感染が原因になることがありますが、細菌は豊富な栄養を含んでいる血液を栄養にして増殖します。出血の状態や形成された血腫によって細菌の温床になってしまうと、カプセル拘縮を引き起こしやすくなるでしょう。
ただし、出血があったからといって必ずしもカプセル拘縮を起こすわけではありません。
ケロイド体質
元々ケロイド体質の方も、カプセル拘縮が起こりやすいです。
ケロイド体質とは、傷跡がきれいに治らず、赤く盛り上がった傷跡になってしまうことを指します。ケロイドができるのは、傷が治癒する過程で起きる原因不明の炎症によって、線維成分が過剰に増えてしまうことが原因です。ケロイドを引き起こす炎症の原因は明確になっていませんが、両親など家族にケロイド体質の方がいると、遺伝する可能性があると言われています。
ケロイド体質の方の皮膚組織が何らかのダメージを受けた場合、そうでない方に比べて過剰反応を起こしやすいと言われています。ケロイド体質の方がバッグ式豊胸術を受けたからといって、必ずカプセル拘縮が起こるとは限りませんが、リスクが高い傾向にあることは理解しておきましょう。
クリニックによっては、ケロイド体質の方に対して、ケロイドを予防するための内服薬を処方することもあります。医師が皮膚の状態を見てケロイド体質と判断することもありますが、ご自身がケロイド体質であるとあらかじめ分かっている場合は、カウンセリングで必ず自己申告しましょう。
カプセル拘縮が起きたらどうする?
万が一カプセル拘縮が起きた場合や前兆と思われる症状を感じた場合は、まず豊胸術の施術を受けたクリニックに相談しましょう。カプセル拘縮が進んでいると考えられる場合、被膜拘縮解除術を受ける必要があります。
被膜拘縮解除術はシリコンバッグを除去した後、分厚くなった被膜を切開もしくは除去し、その後再度豊胸術を受ける施術です。シリコンバッグを再び入れるケースもありますが、カプセル拘縮が起きるかどうかは体質によるところが大きいと考えられています。一度カプセル拘縮が起きた場合、再びシリコンバッグを入れるとまた起きてしまう可能性が高いので、脂肪注入など他の豊胸術も視野に入れましょう。
被膜拘縮解除術の施術方法
前述した通り、被膜拘縮解除術はシリコンバッグを除去し、できてしまった被膜に対処した上で、再度豊胸を行う施術です。被膜拘縮解除術は、できてしまった被膜(カプセル)を残す場合と取り除く場合があります。
カプセル拘縮によってできた被膜は、自己組織によって形成された膜です。自分の体の一部であるため、被膜はそのまま残し、シリコンバッグだけを取り出して解除術を行うのが一般的です。被膜が石灰化していない状態なら、見た目には大きく影響しませんし、レントゲンにも映りません。
自分の組織である被膜を取り除く場合、脇から取り除くことができないので、施術後に傷口が目立ちやすくなってしまいます。また、出血量が多くなる上、取り除いても見た目は改善しないため、残すケースが多いです。
ただし、カプセル拘縮が重度で被膜が石灰化している場合は、被膜も取り除くことになります。どちらの方法で行うかは医師の判断によるので、カウンセリングでしっかり相談しましょう。
被膜拘縮解除術のダウンタイムは、数日から2週間程度です。腫れや内出血、むくみを感じることがあるでしょう。脇から胸のつっぱり、脇から肘のつっぱりが出る場合や胸の感覚が鈍くなる場合もありますが、数カ月程度で徐々に馴染んで行きます。
カプセル拘縮を予防する方法
被膜拘縮解除術でカプセル拘縮があるとはいえ、できるだけカプセル拘縮が起きるのは避けたいものです。どうすれば、カプセル拘縮を予防できるのでしょうか。3つの予防方法をご紹介します。
実績のあるクリニックで施術を受ける
カプセル拘縮を予防するためには、バッグ式豊胸術の施術実績が豊富なクリニックを選びましょう。カプセル拘縮が起きるかどうかは施術を受ける方の体質も影響しているのですが、細菌感染や術後の出血などは、医師のスキルや経験に左右されるところが大きいです。
実績豊富なクリニックなら、多くの方に対してバッグ式豊胸術を行っているので、一人ひとりの体質を考慮した施術ができます。バッグ式豊胸術を検討している方は、クリニックのホームページやSNSで実績や症例を確認しましょう。
また、複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較することをおすすめします。初回カウンセリングを無料で行っているクリニックは多いです。クリニックとご自身の相性も確かめた上で、施術を受けるクリニックを決めることをおすすめします。
共立美容外科では、医師による無料カウンセリングを行っています。胸の状態や体質を見極め、適した施術をご提案しますので、お気軽にカウンセリングでご相談ください。
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施術に関する注意事項を守る
医師から伝えられる施術の注意事項を守りましょう。
バッグ式豊胸術を受ける際、初回カウンセリングや施術前に医師から注意事項の説明があります。施術後にこれらの注意事項を無視して過ごしてしまうと、カプセル拘縮が起きる危険性が高いです。
施術後は禁酒や運動・入浴の禁止、ブラジャーの着用禁止など、さまざまな禁止事項があります。クリニックによって、何を禁止するのか、それぞれどの程度制限されるのかは方針が異なりますが、必ず医師の指示に従いましょう。寝る体勢も、しばらくは気を付ける必要があります。
マッサージをする
マッサージもカプセル拘縮を予防する方法です。
施術を受けた後にマッサージをすると、シリコンバッグ周辺の乳腺組織が硬くなるのを防げるため、カプセル拘縮の予防につながります。また、自然な柔らかさの胸にする効果も期待できるので、バッグ式豊胸術を受けた方には、マッサージがおすすめです。
マッサージを行う際は、以下の方法で行いましょう。
- 体に対して垂直方向にシリコンバッグを押さえるようにゆっくりマッサージをする
- シリコンバッグが胸全体に広がるように押しながらマッサージをする
強く押してしまうと周辺組織の回復を妨げてしまう恐れがあるので、力を入れすぎないようにしましょう。
ただし、マッサージの方法、1日に行う回数、マッサージを開始する時期はクリニックによって見解が異なります。クリニックや挿入するシリコンバッグの種類によってはマッサージを勧めていないケースもあるため、必ず医師の指示に従いましょう。
カプセル拘縮を避けたいならバッグ式豊胸術以外の術式を選ぼう
ここまでカプセル拘縮の原因や予防法をご紹介しましたが、前述した通り、カプセル拘縮が起きるかどうかは、体質によるところが大きいです。施術後にどのような反応が起きるかは、経験豊富な医師でも完全に予測することは難しいため、予防を徹底していてもカプセル拘縮が起きてしまう可能性があります。
「絶対にカプセル拘縮を避けたい」という方は、バッグ式豊胸術以外の術式を選びましょう。さまざまな豊胸術がありますが、カプセル拘縮が起きるのはバッグ式豊胸術のみです。どの豊胸術にもデメリットや副作用がありますが、バッグ式豊胸術以外の術式なら、カプセル拘縮は確実に避けられます。
バッグ式豊胸術以外の豊胸術
カプセル拘縮を避けるために他の豊胸術も検討したい方のために、バッグ式豊胸術以外の豊胸術の特徴や副作用などをご紹介します。比較して、ご自身に合った方法を検討してみましょう。
脂肪注入豊胸術
脂肪注入豊胸術は、ご自身の体から取り除いた脂肪を胸に注入する施術です。
余分な脂肪がある部分から脂肪を取り除いて使用するため、痩身効果も得られます。ご自身の脂肪を使用するので、脂肪が定着すれば胸が自然な柔らかさになり、動きも自然なため、周囲の方に豊胸したことが気付かれにくいです。効果も半永久的に続きます。注射器を使って注入するので、傷跡が目立ちにくいのもメリットです。
ただし、注入可能な脂肪の量が限られるので、しっかり胸を大きくしたい方には向いていません。また脂肪吸引が必要になるため、ダウンタイムも発生します。
一般的に施術後1〜2週間程度痛みや腫れ、内出血などの症状が出ますが、脂肪注入の症状はそれほどひどくないことが多いです。ただし、脂肪吸引した部位に拘縮が起きたり、傷跡が肥厚性瘢痕やケロイドになったりする恐れがあります。
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ヒアルロン酸注入豊胸術
ヒアルロン酸注入豊胸術は、その名の通り、ヒアルロン酸を注入して行う豊胸術です。
注射器でヒアルロン酸を注入するため、施術後の傷跡も目立ちにくく、自然な胸を形成できます。脂肪吸引をする必要もないので、ダウンタイムが少ないのも特長です。
ただし、痛み・腫れ・内出血などが起きる可能性はあります。ヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収されるため、胸の大きさを維持するには、定期的に施術を受けなければなりません。また、ご自身の脂肪を注入する脂肪注入豊胸術と比べると、胸の柔らかさに違和感を覚えてしまう恐れがあります。
共立美容外科で行っている豊胸術
共立美容外科には、豊胸術を専門とするドクターが在籍しており、バッグ式豊胸術・脂肪注入豊胸術・ヒアルロン酸注入豊胸術を行っています。具体的にどのような豊胸術を行っているのか見ていきましょう。
バッグ式豊胸術
共立美容外科では、以下の4つのバッグ式豊胸術を採用しています。
- KUJIME式ダブルトリートメント豊胸術
- Motiva(モティバ)
- メモリージェルバッグ
- 生理食塩水バッグ
一口に豊胸術といってもそれぞれ特徴が異なりますので、バッグ式豊胸術を希望する方は、違いを把握しておきましょう。
KUJIME式ダブルトリートメント豊胸術
KUJIME式ダブルトリートメント豊胸術は、共立美容外科の久次米CEO兼総括院長によって生み出されたバッグ式豊胸術です。約20年にわたる研究によって、柔らかさと美しさを両立できるバッグ式豊胸術を編み出しました。
カプセル拘縮が起きるリスクをできる限り排除するため、2回に分けて施術を行うのが特徴です。共立美容外科独自のバッグを挿入し、3カ月程度かけて被膜を形成したのち、被膜を残したままバッグを取り除き、シリコンバッグを挿入します。被膜がシリコンバッグよりも大きいので、胸の揺れが自然になります。
施術後1週間程度は飲酒や運動ができませんが、ほとんどの場合翌日から仕事や外出が可能です。
▼共立美容外科の「KUJIME式ダブルトリートメント」についての詳細はこちら
Motiva(モティバ)
Motiva(モティバ)は、マシュマロのような柔らかさと自然な仕上がりを実現する豊胸バッグの名前です。豊胸バッグのメーカーとして有名な「メンター社」や「アラガン社」に在籍していた技術者によって開発されました。
Motivaのシリコンバッグには、100%ジェルが詰まっており、体内にバッグが挿入しやすく、挿入後にシワになりづらいという特長があります。表面は炎症のリスクを下げるためにシルク加工が施されており、カプセル拘縮が起こりづらいのもメリットです。ミリ単位で高さ・横幅・弧の異なるサイズ、3種類のジェルの約350種類のバッグが用意されているため、体とのバランスを踏まえた上で理想の胸の大きさを目指せます。
カプセル拘縮が起きる可能性は2%程度で、リップリングやウェービングが起きる恐れがあります。施術後2週間程度は飲酒や運動ができません。通常翌日から仕事や外出ができます。
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メモリージェルバッグ
メモリージェルバッグは、アメリカの米国食品医薬品局(FDA)が正式認可し、日本では共立美容外科が初めて採用したシリコンバッグです。
シリコンバッグの4層構造により、挿入後の胸の動きがナチュラルになります。また、バッグの周囲にできる被膜が薄くなるよう特殊な構造になっているため、カプセル拘縮のリスクも軽減できるのが特長です。耐久性が強化されているのもメリットですが、万が一破損した場合は「メンター社」の保証が受けられます。
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生理食塩水バッグ
生理食塩水バッグは、完全無菌処理を施したバッグに生理食塩水を注入したシリコンバッグです。人間の体液と浸透圧と同等の濃度の生理食塩水は、医療用としても使用されています。万が一バッグから食塩水が漏れてしまっても、安全性を確保できるのが特長です。
脂肪注入豊胸術
共立美容外科では、以下の2つの脂肪注入豊胸術を行っています。
- コンデンスリッチ豊胸術
- ピュアグラフト
それぞれの特徴を見ていきましょう。
コンデンスリッチ豊胸術
コンデンスリッチ豊胸術は、ご自身から採取した脂肪から不純物を取り除き、きれいな脂肪だけを注入できる豊胸術です。症例が2,000件を超えており、共立美容外科の豊胸術の中でも人気の高い施術になります。
脂肪吸引で取り除いた脂肪を、コンデンス技術という濃縮技術で遠心分離させ、石灰化や脂肪壊死の原因となる不純物を取り除いて注入します。無菌状態にして行うため、リスクを軽減できる上、定着率が80%程度あることも特長です。共立美容外科はコンデンスリッチファット協会に加盟しています。この施術ができるのは、協会に加盟した認定クリニックのみです。
効率よく脂肪を抽出できるので、多くの脂肪を採取する必要がありません。そのため、施術時間は従来の脂肪注入豊胸術の半分で、体への負担も減らせます。脂肪吸引部位や脂肪注入部位に内出血や腫れ、痛みなどが出る可能性がありますが、徐々に落ち着きます。
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ピュアグラフト
ピュアグラフトは、2層構造の脂肪洗浄フィルターで採取した脂肪を濾過した後、胸に注入する施術です。
米国食品医薬品局から認可を受けたフィルターを使用し、外気に触れさせずに脂肪を濾過できるのが特長です。また、脂肪に余計な負荷がかからないので、質の高い状態で胸に注入できます。ただし、濾過して良質な脂肪を抽出する方式のため、脂肪細胞より小さな不純物は取り除けません。
個人差がありますが、1年後の定着率は70%程度です。脂肪吸引部位や脂肪注入部位に腫れや内出血が出る可能性がありますが、ダウンタイムを過ぎる頃には落ち着きます。
ヒアルロン酸注入豊胸術
ヒアルロン酸注入豊胸術は、豊胸術用のヒアルロン酸を注入する施術です。
液状のヒアルロン酸の注入により細かなデザインが可能となるため、豊胸だけでなく、胸の左右差の改善や谷間の形成、胸の垂れの改善、デコルテの形成などにも対応できます。メスは使用せず、注入時間も10分程度なので、体への負担も少ないです。
触り心地や自然な仕上がりに配慮し、共立美容外科では以下の3つのヒアルロン酸を用意しています。
- GANA HA body:柔らかさと持続期間に配慮して製造されたヒアルロン酸
- HYA corp Body Contouring “MLF1”:被動物由来で安全性が高く、持続期間が約2年程度のヒアルロン酸
- シンデレラ豊胸:柔らかさにこだわった共立美容外科独自ブレンドのヒアルロン酸
前述した通り、ヒアルロン酸は半永久的な効果は期待できません。体質や使用するヒアルロン酸にもよりますが、2年から4年程度かけて体内に吸収されていきます。ダウンタイムはほとんどなく、翌日からほぼ普段通りの生活が送れます。
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豊胸術を検討している方は共立美容外科へご相談ください
本記事ではバッグ式豊胸術で起きる可能性があるカプセル拘縮の概要や診断基準、原因、起きた場合の対処法や予防法などをご紹介しました。細菌感染や術後の出血、施術を受ける方の体質などが原因で起こるカプセル拘縮は、予防を徹底しても、完全に避けることは難しいです。「胸を大きくしたい」と考えている方は、他の豊胸術のメリット・デメリットとも比較して、ご自身に合った豊胸術を選ぶようにしましょう。
共立美容外科では、バッグ式豊胸術はもちろん、脂肪注入豊胸術、ヒアルロン酸注入豊胸術の施術も行っています。理想の胸の形やライフスタイルをお伺いしたのち、適切な施術を提案しますので、まずは無料カウンセリングにお越しください。医師によるカウンセリングで、施術を受ける方の理想の胸をかなえるお手伝いをします。
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