豊胸手術の失敗例とは?バッグ・脂肪注入・ヒアルロン酸のリスクと受診の目安

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豊胸の「失敗」には、拘縮や感染、しこりなどの合併症と、大きさや形が希望と違うことの両方があります。起こりうることと対応は、バッグ・脂肪注入・ヒアルロン酸で違います。
すでに施術を受けていて、急な腫れや強い痛み、赤みや発熱がある場合は、仕上がりが落ち着くのを待たずに、施術を受けたクリニックへ連絡してください。方法ごとに起こりうることと、受ける前と受けたあとにできることを説明します。
豊胸手術の「失敗」には2種類ある
豊胸手術で「失敗した」と感じることには、手術のあとに起こる合併症と、仕上がりが思っていたものと違うことの2つがあります。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 合併症 | バッグのまわりが硬くなる(拘縮)、感染、血腫、バッグの破損、しこり、アレルギー反応など |
| 仕上がりのずれ | 大きさや形が希望と違う、左右差、触ったときの硬さ、注入したものが吸収されて元に戻る |
どれが起こりやすいかは、豊胸の方法によって違います。また、手術の直後は腫れやむくみがあるので、仕上がりは落ち着いてから判断します。
豊胸が不自然に見えるとき
体格や皮膚のゆとりに合わない大きさ、バッグの縁やしわが浮き出るリップリング、拘縮による変形などで、仕上がりが不自然に見えることがあります。術直後の腫れだけで仕上がりを決めつける必要はありませんが、急な腫れや強い痛み、赤みや発熱がある場合は、落ち着くのを待たずに施術先へ連絡してください。
バッグ式豊胸の失敗例

シリコンバッグを入れる方法は、3〜4カップほどの大きな変化を目指せる一方、ダウンタイムが1〜2ヶ月ほどあり、なじんで完成するまでに6ヶ月ほどかかります。
拘縮(こうしゅく)
体はバッグのまわりに薄い膜をつくります。この膜が厚く硬くなり、バッグを締めつけるのが拘縮で、胸が硬くなったり、形が変わったり、痛んだりします。バッグを使った豊胸で最も多い合併症で、原因は一つではなく、まだはっきり分かっていません。[研究]
拘縮の起こりやすさは、使うバッグや手術の方法、手術からの年数などで違います。胸が硬くなる、形が変わる、痛みが出る場合は、検診の時期を待たずに診察を受けてください。
関連記事:カプセル拘縮とは?診断基準や起きたときの対処方法リップリングと硬さ
皮膚の表面にバッグの縁やしわが浮き出て見えたり、触って分かったりするのがリップリングです。また、バッグを入れた胸は、自分の脂肪だけの胸とは触り心地が違うことがあり、それを「硬い」と感じる方もいます。
感染・血腫・バッグの破損
手術のあとに、感染や、血がたまる血腫が起こることがあります。長く入れているあいだには、バッグの破損や位置のずれが起こることもあり、取り出しや入れ替えが必要になる場合があります。バッグは、一生入れ替えずに使えるものではありません。
大きさを優先しすぎたとき
体格や皮膚のゆとりに合わない大きさのバッグを選ぶと、不自然な仕上がりや合併症につながることがあります。[研究]希望する大きさと、無理なく入れられる大きさを分けて相談してください。
脂肪注入豊胸の失敗例|ピュアグラフトなど
自分の脂肪を吸引して胸に注入する方法です。1回で1〜2カップほどの変化が目安で、自然な触り心地になりやすい一方、注入した脂肪がすべて残るわけではありません。
ピュアグラフトは、採取した脂肪をろ過して使う方法です。ここでは、ピュアグラフトを含む脂肪注入豊胸で起こりうる、吸収による大きさの減少や、しこり・石灰化を説明します。
思ったより大きさが残らない
注入した脂肪のうち、胸に定着する割合は研究によって4割台から8割台まで幅があります。[研究]定着しなかった脂肪は体に吸収されるので、注入した直後より胸は小さくなります。どのくらい残るかは、受ける前に正確には予測できません。定着が少なかったときの仕上がりや、追加で注入する場合の費用と負担まで、先に確かめておいてください。
※定着の割合は、脂肪の処理の方法や測り方によって違います。足りない場合は、複数回に分けて注入することもできます
注入した脂肪のしこり
注入した脂肪が十分に定着せず、しこりや石灰化として残ることがあります。注入する量を抑えても、起こらないとは限りません。しこりができたときは自分で原因を決めず、画像検査などが必要かを診察で確かめてください。
ヒアルロン酸豊胸の失敗例
ヒアルロン酸を注射する方法は、メスを使わず短い時間で、1〜1.5カップほどの変化を目指せます。ヒアルロン酸は時間とともに体に吸収されるので、大きさは少しずつ元に戻ります。共立美容外科で使う製剤では、効果がもつ目安は2年ほどです。
ただ、ヒアルロン酸による豊胸には、被膜拘縮や、乳がん検診の画像の妨げになることなどの問題が指摘されています。国内の美容医療の診療指針では、豊胸を目的としたヒアルロン酸の注入は行わないことが強くすすめられていて、乳房に使う製剤として承認されたものは存在しないとされています。[資料]
受けるかどうかを考える場合は、使う製剤とその承認の状況、ほかの方法、乳がん検診など長い先の検査への影響まで、説明を受けてください。
ヒアルロン酸のしこり
注入したヒアルロン酸が、しこりとして残ることがあります。量や注入した位置だけでなく、炎症や感染が関わることもあるので、しこりに気づいたら診察を受けてください。
アレルギー反応と血管の閉塞
赤みや腫れ、痛み、しこりが出た場合は、アレルギーか感染かなどを診察で見分け、原因に合わせて治療します。ヒアルロン酸を分解する薬を使うこともありますが、どの症状も注射で解決できるとは限りません。また、非常にまれですが、血管が詰まるなどのリスクもあります。
※使う製剤の名前と承認の状況、入手の経路は、医師にご確認ください
失敗を減らすためにできること

受ける前に
どのくらい大きくしたいか、どんな形にしたいかを、写真などを使って具体的に伝えてください。そのうえで、体に合う方法と大きさを医師と決めます。
受けたあとに
手術のあとは、決められた時期に検診を受けてください。共立美容外科では、術後1年間の無料検診を行っています。バッグの場合は、術後半年間は月に1回、半年から1年までは2ヶ月に1回、経過を確かめます。1年を過ぎてからも、胸の変化や必要な検査について相談してください。
胸が硬くなってきた、形が変わってきた、しこりや痛みが出てきた、急に片側が腫れた、赤みや熱がある、という場合は、検診の時期を待たずに、手術を受けたクリニックへ相談してください。
乳がん検診を受けるときは、豊胸の方法、使った製剤やバッグ、受けた時期を伝えてください。検査の方法や受け入れの条件は、施設ごとに確かめる必要があります。
関連記事:豊胸しても乳がん検診は受けられる?共立美容外科の豊胸手術
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| シリコンバッグ(Motiva) | 3〜4カップほどの大きな変化を目指せる。ダウンタイムは1〜2ヶ月ほど、完成までに6ヶ月ほど |
| コンデンスリッチ豊胸 | 吸引した脂肪から不純物を取り除き、濃縮して注入する |
| ピュアグラフト豊胸 | 吸引した脂肪をフィルターでろ過して注入する。1回で1〜2カップほどが目安 |
| ヒアルロン酸豊胸 | 注射で胸に注入する。時間とともに吸収される。国内の美容医療診療指針では、豊胸目的の注入を行わないことが強く推奨されている。使用製剤と承認状況、乳がん検診への影響を確認する必要がある |
まとめ
豊胸手術の失敗には、拘縮や感染、しこりのような合併症と、大きさや形が希望と違うといった仕上がりのずれがあります。どれが起こりやすいかは、バッグ、脂肪注入、ヒアルロン酸で違います。大きさを優先しすぎないこと、術後の検診を受けること、変化に気づいたら早めに相談することが、失敗を減らすことにつながります。
豊胸手術を考えている方は、共立美容外科の無料カウンセリングでご相談ください。
よくある質問
豊胸手術のあと、胸が硬くなってきたらどうすればいいですか?
バッグを入れた方で胸が硬くなってきた場合は、拘縮が起きていることがあります。検診の時期を待たずに、手術を受けたクリニックで診察を受けてください。
豊胸手術を受けていても、乳がん検診は受けられますか?
受けられます。共立美容外科では、術後の乳がん検診を提携医院で行っています。ほかの施設で受けるときは、豊胸の方法、使った製剤やバッグ、受けた時期を伝えてください。検査の方法や受け入れの条件は、施設ごとに違います。
参考
- 共立美容外科 豊胸手術 https://www.kyoritsu-biyo.com/menu/bust/bust-top/
- 共立美容外科 シリコンバッグ豊胸 https://www.kyoritsu-biyo.com/menu/bust/silicone-bag/
- 共立美容外科 ピュアグラフト豊胸 https://www.kyoritsu-biyo.com/menu/bust/pure-graft/
- 共立美容外科 ヒアルロン酸豊胸 https://www.kyoritsu-biyo.com/menu/bust/hyaluronic-acid/
- 厚生労働科学研究費補助金 研究班ほか「美容医療診療指針(令和3年度改訂版)」日本美容外科学会会報 2022;44(特別号)
- Bachour Y. Capsular Contracture in Breast Implant Surgery: Where Are We Now and Where Are We Going? Aesthetic Plast Surg. 2021;45(3):1328-1337. PMID: 33559094
- Lista F, Tutino R, Khan A, Ahmad J. Subglandular breast augmentation with textured, anatomic, cohesive silicone implants: a review of 440 consecutive patients. Plast Reconstr Surg. 2013;132(2):295-303. PMID: 23584627
- Groen JW, Negenborn VL, Twisk JW, Ket JC, Mullender MG, Smit JM. Autologous Fat Grafting in Cosmetic Breast Augmentation: A Systematic Review on Radiological Safety, Complications, Volume Retention, and Patient/Surgeon Satisfaction. Aesthet Surg J. 2016;36(9):993-1007. PMID: 27329661
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※本治療は自由診療(保険適用外)です
※効果・仕上がりには個人差があります
※治療前に必ず医師による十分なカウンセリングをお受けください
※本施術では国内で承認された医薬品を使用する場合と、未承認の医薬品・医療機器を用いる場合があります。未承認医薬品等の詳細は医師にご確認ください
※全ての方が同等の効果を得られるものではなく、ダウンタイム、リスク、副作用や合併症の可能性があります。詳細はカウンセリング時に医師へご相談ください
※主なリスク・副作用(シリコンバッグ豊胸):腫れ・むくみ・痛み・かゆみ・違和感などが現れることがあります。まれに拘縮やリップリングなどの合併症が起こる可能性があります
※主なリスク・副作用(脂肪注入豊胸):だるさ、熱感、頭痛、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、胸にしこりができる可能性があります
※主なリスク・副作用(ヒアルロン酸豊胸):術後2〜3日の痛み、アレルギー反応が出ることがあります。大量に注入した場合はしこりになることがあります。非常にまれに血管閉塞のリスクがあります
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