アンダーバストのサイズが大きい

太っている方はアンダーバストが大きい傾向にあるため、貧乳になってしまいやすいです。

アンダーバストはバストの膨らみのすぐ下の部分のことで、ブラジャーのサイズはバストの一番高いトップと、アンダーバストの差によって決まります。アンダーバストが大きい場合、バスト全体のボリュームがあったとしても差があまり生まれないため、カップ数が小さくなってしまい、貧乳に見えやすいです。

胸以外の脂肪が目立つ

バスト以外の脂肪が目立ってしまうことで、貧乳に見えている可能性もあります。

全身にかなり脂肪が蓄積している場合、バストがいくら大きかったとしてもバストが強調されません。胸以外の脂肪が目立つ場合、それ以外の部分の脂肪を落とせば、貧乳が解消される可能性が高いです。ただし、ダイエットでの部分痩せは難しく、食事制限や運動で他の脂肪を落とそうとすると、バストのボリュームも一緒に落ちてしまいます。

乳腺があまり発達していない

乳腺が十分に発達していないことも、太っているのに胸が小さい原因の一つです。

バストの内部には、乳腺と呼ばれる組織があります。乳腺を守るために脂肪が付いているので、乳腺が発達していればしているほどバストに脂肪が付きやすいです。しかし乳腺が発達していなければ脂肪が思うように付かず、バストも小さくなってしまいます。

バストのサイズは遺伝すると言われていますが、その確率は30～40%程度です。それ以外にバストの大きさを決める要因は、乳腺の発達を促す女性ホルモンの分泌量が影響していると言われています。不規則な生活や過度のストレスなどで女性ホルモンの分泌が少ないと、乳腺が発達しにくくなり、貧乳になってしまうのです。

血行不良

血行不良も、太っているのにバストが小さい原因です。

血行が良い状態だと、バストが成長するために必要な栄養がしっかりバストまで届けられます。しかし、血行不良に陥っているとバストに栄養がしっかり運ばれないため、十分に成長しません。

「太っている＝暑がり」のイメージがあるかもしれませんが、意外と冷え性に悩むぽっちゃり体型の方も多いです。冷え性は血行不良を招く上、体を守ろうと脂肪が蓄積されてしまうので、さらに太りやすくなってしまいます。

慢性的な肩こりや首こりに悩まされている方も、血行不良が原因となっているケースが多いです。血行不良になるとリンパの流れも悪化し、体がむくみやすくなってバスト以外の部分が太って見えやすくなるため、さらにバストが小さく見えている可能性もあります。

自分に合わないブラジャーを使っている

ぽっちゃりでも貧乳の方の中には、ご自身に合っていないブラジャーを使っている方も多いです。

ブラジャーがキツすぎて体を締め付けた状態になると、血行不良を引き起こしやすくなるので、バストに必要な栄養が届きにくくなります。

逆にブラジャーが大き過ぎると、バストをしっかり支えることができません。そのため、バストが垂れたり離れたりしてしまいやすく、型崩れの原因となります。型崩れしてバストが本来あるべき位置にキープできないと、バストが小さく見えてしまいがちです。

締め付け感がつらくて、ノンワイヤーやカップ付きキャミソールを使っている方も、バストの型崩れが起きやすいので注意してください。

姿勢が悪い

太っているのにバストが小さいことと姿勢の悪さは、大きく関係しています。

姿勢が悪い状態で過ごしている方は、本来使うべき大胸筋などの筋肉を正しく使えていないため、代謝が落ちやすく、血行不良を招いてしまいがちです。代謝が悪いと太りやすくなるので、悪循環に陥ってしまうでしょう。

また、大胸筋はバストを支える働きもしているため、衰えるとどんどんバストが垂れてしまいます。その結果、バストが型崩れして小さく見えてしまうのです。

胸が垂れている

バストが垂れていることも、貧乳に見えてしまう原因です。

理想的な上向きバストに比べ、垂れて丸みを失ったバストは小さく見えてしまいます。ここまで、サイズが合わないブラジャーを着けたり姿勢が悪かったりすると胸が垂れやすいとお話ししてきましたが、バストが垂れる原因はそれだけではありません。

バストをしっかり支えていない状態で激しい運動をすると、バストを支えているクーパー靭帯が切れたり伸びたりしてして、バストが垂れてしまいます。クーパー靭帯は一度ダメージを受けると、元に戻ることはありません。また、うつ伏せで寝る習慣がある方も胸が垂れてしまいやすいです。

マッサージやトレーニングを行う

マッサージやトレーニングは、血行不良や低下した代謝を改善できるので、ぽっちゃり貧乳解消につながります。またトレーニングは筋肉が鍛えられるため、上向きバストを作るためにも効果的です。それぞれおすすめの方法をご紹介するので、日々の習慣にしてみましょう。

バストアップマッサージ

まずは、バスト周辺の血行やリンパの流れを改善するマッサージをご紹介します。以下の流れでバスト周辺のマッサージを行いましょう。

• 左手の親指以外の4本指で、右バストを囲むように円を描いて優しくさする
• 左手の親指以外の4本指を右の脇下に当て、クルクルとこりをほぐすイメージでゆっくりとほぐす
• バストを包み込むように左手をバストの上部、右手を下部に当て、丸みに沿うようにして優しくさする
• 両手のひらの中央をくぼませてお椀のような形にし、下からバストを持ち上げるイメージで左右の手で交互に軽くポンポンとバストの下部を叩く
• 反対側のバストも1〜4と同じように行う

もう一つおすすめのバストアップマッサージをご紹介します。このマッサージは、こり固まった大胸筋をほぐす効果があります。

• 右手の指を揃えて右のバストの下部を包むように添える
• 1の状態のまま、左手の親指以外の指でバスト上部を中心から脇の方に向かってクルクルと円を描きながらほぐす
• 反対側も同じように行う

バストアップマッサージを行う際は、マッサージクリームやオイルを使って行いましょう。肌への摩擦を防げるので、バストのハリや美肌を維持しやすくなります。

バストアップトレーニング

次におすすめのバストアップトレーニングをご紹介します。

一つ目は、筋トレ習慣がない方でも簡単にできる「合掌ポーズ」のトレーニングです。

• 胸を軽く張って背筋を伸ばし、肩の力を抜いてリラックスする
• 両手を胸の前で合わせて肘を真横に開く
• 大胸筋を意識して、ゆっくり呼吸をしながら両手を押し合い、20〜30秒程度キープする
• 10回繰り返す

ながら運動にも最適なので、隙間時間で行う癖をつけておきましょう。

二つ目は、「プッシュアップ」です。いわゆる腕立て伏せですが、大胸筋の他、肩や二の腕の筋肉も一緒に鍛えられるので、ボディラインにメリハリがついてバストが強調されやすくなります。

• 両手を肩幅より少し広く広げて床に手をつく
• つま先立ちになって手とつま先で体を支える
• お腹とお尻を意識して、肘を曲げながらゆっくり体を床に近づける
• 2の状態に戻る
• 10回繰り返す

つま先で行うのが難しい場合は、膝をついて行っても構いません。腕立て伏せを行う際は、頭の先からかかと（膝をつく場合は膝）までを一直線にしたまま、肘を曲げたり伸ばしたりするのがポイントです。

体を温める

日頃から体を温めることを意識して生活することも、ぽっちゃり貧乳改善に効果的です。

できるだけ毎日入浴する習慣をつけ、血行改善を目指しましょう。しっかり全身を温めるには、全身浴がおすすめです。40℃程度のお湯に10〜15分程度浸かれば体がしっかり温まり、血行やリンパの流れも改善します。肩までしっかり浸かれば、浮力によって体が軽くなって筋肉が重力から解放されるので、こり固まった筋肉の解消にも効果的です。

また、寝るときに靴下を履いて、末端が冷えないようにするのもおすすめの方法です。締め付けの少ない靴下を選び、血行を妨げないようにしましょう。

冷えを改善するには、夏場はエアコンを使用するより扇風機を使用した方がベターです。ただし、熱中症の危険性もあるため、無理はしないようにしましょう。気温によっては除湿機能を使うだけでも涼しく感じるので、工夫してみてください。エアコンの風が直接肌に当たらないようにするだけでも冷えを防げます。オフィスなどでは薄手のカーディガンなどを着用するのがおすすめです。

できるだけ温かいお茶や白湯を飲み、冷たい飲み物を飲みすぎないようにしましょう。日常的な水分補給は、常温の水を選ぶのがおすすめです。

自分に合ったブラジャーを着用する

ブラジャーのサイズを正しく測り、自分に合ったブラジャーを選ぶことも大切です。

以下の測り方を参考に、ご自分の正確なバストサイズを把握しておきましょう。

• メジャーを用意する
• 背筋を伸ばして立つ
• 肩の力を抜いてリラックスする
• メジャーを背中側から回してバストの一番高い部分を測る（トップ）
• メジャーを背中側から回してバストの膨らみのすぐ下の部分を測る（アンダーバスト）

メジャーがねじれたり斜めになったりしないように、床と平行になっているかを確認して測ってください。トップを測るときは少し緩めに、アンダーバストを測るときは少しきつめに測るのがポイントです。ご自身で正確に測るのが難しい場合は、お店で採寸をお願いしましょう。より正確なサイズが得られます。

日中用のブラジャーだけでなく、ナイトブラを選ぶときも測ったサイズを参考にして選んでください。これまで夜はノーブラで過ごしていたという方も、バストの形崩れを防ぐためにナイトブラを着用し、ぽっちゃり貧乳解消を目指しましょう。

正しい姿勢を意識する

正しい姿勢を意識することも、ぽっちゃり貧乳解消につながります。

正しい姿勢とは、座っているときに耳・肩・腰が一直線になる姿勢です。骨盤を立てるイメージで椅子に深く腰掛け、両足の裏を床につけましょう。立っているときは耳・肩・腰・膝・くるぶしが一直線になっている状態が正しい姿勢です。鏡を見て普段の姿勢をチェックしてみてください。

デスクワークなどで座っている時間が長い方は、姿勢矯正グッズを活用するのもおすすめです。また、スマートフォンを見るときは、下を向いて見ずに目線の高さで見るように心掛けましょう。

Motiva（モティバ）

Motiva（モティバ）は、マシュマロのように柔らかいシリコンバッグを挿入し、ナチュラルな触り心地を再現できる豊胸術です。脇のシワに沿って挿入します。

シリコンバッグのサイズは高さ・幅・孤が異なる約350種類があり、施術を受ける方の希望するサイズ感や体型とのバランスを考えて、オーダーメイド感覚でバストアップが目指せます。バッグの外膜は6層構造で衝撃に強く、強い力で押したり絞ったりしても破れません。万が一破れたとしても、ジェルが漏れないような構造になっているので安心です。

また、表面がシルク加工されているため、バッグ式豊胸術で起きやすい皮膜拘縮（ひまくこうしゅく）のリスクを軽減できます。皮膜拘縮は、バッグ周辺にできる皮膜が硬くなり、バストの形が変形したり、触り心地が不自然になる症状です。

ダウンタイムは1カ月程度で、腫れ・むくみ・痛み・かゆみなどが出ることがあります。施術から2週間はスポーツや飲酒が制限されますが、ほとんどの場合翌日から仕事や外出が可能です。切開の跡が目立たなくなるには、3カ月程度かかります。

KUJIME式ダブルトリートメント豊胸術

KUJIME式ダブルトリートメント豊胸術は、共立美容外科の久米次CEO兼総括院長が、20年以上の経験とノウハウを生かして開発したオリジナルの豊胸術です。一般的な豊胸術と異なり、2段階に分けて施術を行います。本物のバストと変わらない柔らかさと見た目が実現できるのが特長です。

まず最初の施術では、施術を受ける方が希望されるバストサイズより大きなシリコンバッグを挿入します。バッグの周りに皮膜ができたら2回目の施術でバッグを取り出し、希望されるサイズに合わせたシリコンバッグを挿入して施術終了です。

最初の施術で形成する皮膜がバッグよりも大きいため、体の動きに合わせた自然な揺れが実現できます。またこの方法で施術することで、皮膜拘縮や炎症が起きるリスクを軽減できます。

ダウンタイムは1カ月程度で、主なダウンタイムの症状は腫れ・むくみ・痛み・かゆみなどです。脇のシワに沿って目立たないように切開しますが、3カ月程度で傷跡が目立たなくなります。

コンデンスリッチ豊胸術

コンデンスリッチ豊胸術は、ご自身から採取した脂肪を注入してバストアップやバストの形成ができる豊胸術です。ご自身の脂肪を吸引して注入するため、脂肪が気になる部位の部分痩せもできます。コンデンスリッチ豊胸術はCRF（コンデンスリッチファット）協会から認定を受けたクリニックでしか施術ができません。共立美容外科は認定クリニックとして年間2,000件以上のコンデンスリッチ豊胸術を行っています。

採取した脂肪は遠心分離機にかけ、不純物を取り除いて濃縮し、無菌状態で注入します。このプロセスにより、質の良い脂肪だけを注入でき、脂肪の定着率を高められるのが特長です。個人差はありますが、定着率は80％以上です。

良質な脂肪だけを効率良く採取できるため、吸引する脂肪量が少なく、体への負担を軽減できます。脂肪吸引部位・脂肪注入部位に腫れ・内出血・痛みなどが出ることがありますが、通常1週間程度で治まります。ご自身から採取した脂肪を注入するので、アレルギーの心配もほぼありません。

ピュアグラフト

ピュアグラフトは、ご自身から採取した脂肪を特殊なフィルターにかけた上で注入し、バストアップやバスト形成ができる施術です。使用するフィルターは、アメリカの厚生労働省に当たるFDA（米国食品医薬品）から認可を受けています。共立美容外科は、ピュアグラフトの正規取扱クリニックです。ピュアグラフトも脂肪吸引を同時に行うため、部分痩せもかないます。

フィルターにかけることで、脂肪に含まれる不純物を取り除いて注入することが可能です。ただし、脂肪細胞よりも小さな不純物を完全に取り除くことはできません。個人差はありますが、脂肪の定着率は70％程度です。

脂肪吸引部位・脂肪吸引箇所に腫れ・内出血・痛みなどが出ることがありますが、通常1〜3週間程度で落ち着きます。ご自身から採取した脂肪を使うため、アレルギーが起きる心配はほとんどありません。

ヒアルロン酸注入による豊胸術

ヒアルロン酸注入による豊胸術は、豊胸用のヒアルロン酸製剤をバストに注入し、バストアップやバスト形成を行う施術です。メスを使用しないため、他の豊胸術と比べると体への負担が少なく、ダウンタイムはほとんどありません。注入の方法によって、谷間の形成や下垂したバストの改善も可能です。

施術時間が10分程度と短いので、気軽に施術が受けられます。注入部位にはニキビのような赤みが出ることがありますが、目立たないところから注入するため、針穴が目立つことはありません。ただし、半永久的な効果がある施術ではないため、施術直後の状態を維持するには、定期的に施術を受け直す必要があります。

共立美容外科では、3つの豊胸用ヒアルロン酸製剤をご用意しています。

シンデレラ豊胸

シンデレラ豊胸は柔らかさに徹底してこだわってブレンドした共立美容外科オリジナルのヒアルロン酸製剤です。ナチュラルな触り心地を再現できます。持続期間は半年程度と短いです。そのため、その他の豊胸を検討している方の中には、シンデレラ豊胸でバストサイズや形のシミュレーションを行う方も少なくありません。

GANA HA body

GANA HA bodyは、柔らかさと効果の持続に配慮して製造されたヒアルロン酸製剤です。粒子が細かい製剤のため、力を入れずに狙ったところに的確な注入ができます。また、体内の組織ともなじみやすいので、見た目もナチュラルに仕上がるのが特長です。個人差はありますが、持続期間は2年程度です。

HYA corp Body Contouring “MLF1”

HYA corp Body Contouring “MLF1”は、非動物性のヒアルロン酸製剤です。ドイツで製造されたヒアルロン酸製剤で、共立美容外科では正規代理店を通して仕入れています。弾力がありなめらかな材質でできており、注入後に自然な触り心地になるのが特長です。ヒアルロン酸分子を結合する架橋剤（かきょうざい）には、アレルギーが起こりづらい成分を使用しています。個人差はありますが、持続期間は約2年です。