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公開日:2024年02月01日(木)
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目次
本記事ではピルとバストアップの関係性や一般的なピルの効果、服用時の注意点、安心してバストアップを目指す方法をご紹介します。ピルの処方を検討している方やバストサイズにお悩みを抱えている方は参考にしてみてください。
ピルは経口避妊薬のことですが、一般的にピルというと低用量ピルを指すことが多いです。女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)を配合しており、服用することで作為的に血中の女性ホルモン量を増加させエストロゲンの分泌をストップさせる働きがあります。避妊を目的として処方される他、月経困難症(生理痛)や月経前症候群(PMS)の改善、子宮内膜症の治療を目的として処方されることもあります。
ピルには超低用量・低用量・中用量・高用量がありますが、主流となっているのは低用量ピルです。いずれも同じプロゲステロンとエストロゲンを配合したものですが、用量によって配合されているエストロゲンの割合が異なります。ピルは処方する目的や症状によって、以下のように分けられています。
いずれも現時点では医師の処方が必要な薬で、市販薬を扱っているドラッグストアなどでは購入できません(2023年12月現在)。
ピルを飲むと胸が大きくなるという噂がありますが、確かにピルの複葉で胸が大きくなる可能性はあります。
前述した通り、ピルには女性ホルモンのプロゲステロン・エストロゲンが配合されています。服用することで乳腺が発達したり、脂肪が体に付きやすくなる変化の一環として「胸が大きくなった」と感じたりすることがあります。
ただしピル服用者のうち、胸が大きくなったと感じている方はわずか0.2〜1.4%です(※)。またバストが大きくなったと感じるのは服用初期の頃で、飲み続けたとしても徐々に元に戻っていくケースが多いといわれています。服用を中断した場合も、元のサイズに戻ることがほとんどです。
※参考:日本産婦人科・新生児血液学会. 「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン (改訂版)」
前述した通り、ピルは避妊を希望する方や、月経困難症や子宮内膜症などの治療を希望する方に処方される薬です。胸が大きくなる可能性はあるものの、バストアップ目的でピルを処方してもらうことはできません。またピルには副作用もあるため、安易に服用するのは避けるのが望ましいです。副作用の詳しい症状は後述するので、併せて確認しましょう。
ピルを服用すると、一般的にどのような効果が得られるのでしょうか。代表的な5つの効果をご紹介します。
代表的なピルの効果に避妊があります。
通常、卵胞形成ホルモン・卵胞刺激ホルモンが分泌されることで卵子が成長し、排卵が促されます。しかしピルを服用して血中のプロゲステロン・エストロゲンの濃度が高くなると、脳は排卵を抑制します。。排卵が起こらなければ、受精もしないので、妊娠しないという仕組みです。。
またピルの効果で子宮頸管の粘液が減少し、子宮内に精子が入りにくくなります。
服用を忘れると妊娠の可能性はありますが、子宮内膜は通常時ほど厚くならないので、万が一排卵が起きて受精したとしても着床しにくくコンドームより高い確率で避妊できます。飲み忘れをせず正しく服用すれば避妊率は約99%だといわれています。ただし100%ではないため、ピルを飲んでいるからといって必ずしも妊娠しないわけではありません。また性感染症を防ぐ効果は期待できないので、コンドームと併用するのがおすすめです。
※参考:厚生労働省. 「経口避妊薬(OC)の有効性についてのとりまとめ」
ピルには月経困難症などを改善する効果もあります。
ピルを服用すると月経困難症の原因となる物質の分泌が抑制されるため、つらい症状の改善が期待できます。前述した通り、ピル服用時に作られる子宮内膜は薄く、月経時に剥がれ落ちる内膜が通常よりも少なくなることも、月経困難症の症状が改善する要因の一つです。
また乱れたホルモンバランスを整える働きも持つので、月経不順の改善や月経中の経血の減少、月経前症候群の症状改善、鉄欠乏性貧血の改善などにも効果が期待できます。月経のタイミングが規則的になるだけでなく、月経のタイミングをコントロールしたり月経自体を止めたりすることも可能です。
ピルは婦人科系疾患の予防にも効果的です。
現代女性は出産回数が減っていることもあり、一生のうちに月経が450回~500回程度あるといわれています。その度に排卵があり卵巣はダメージを受けるので、以前に比べて婦人科系疾患を患う方は増加傾向にあります。ピルを服用することで排卵による卵巣のダメージを減らせるため、婦人科系疾患の予防につながります。
また子宮内膜が厚くなることを避けられるので、子宮内膜症の進行を抑える効果も期待できます。鎮痛剤では改善しない子宮内膜症の痛みの改善を目的として処方されることも多いです。
長期的に服用し子宮内膜が薄い状態を維持すると子宮体がんの予防になる他、卵巣へのダメージを減らすことで卵巣がんの予防にもつながるでしょう。
ピルには、多毛症や更年期障害の症状緩和を目的として処方されることもあります。
多毛症は体毛が増えたり濃くなったりする病気のことで、男性ホルモンの過剰分泌が原因です。ピルを服用するとホルモンバランスが整い、男性ホルモンの分泌が抑制されるため、症状の改善が期待できます。
また更年期はエストロゲンが急激に減少することで、ほてりやめまい、うつ症状をはじめとしたさまざまな症状が出るおそれがあります。更年期障害の症状緩和を目的として、減少したエストロゲンを補うためにピルが処方されることも多いです。
ただし体質や健康状態によっては服用できないケースもあるので、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。
ピルを服用すれば、肌荒れの改善も期待できます。
女性の肌荒れには、プロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンが大きく関わっています。特に月経前はホルモンバランスが乱れやすく、肌荒れが起きやすいです。ホルモンバランスを整える効果があるピルを服用すると、肌荒れが改善する可能性もあります。
ただしピルは種類によって期待できる効果は異なります。体質に合わないピルを飲むと、ニキビなどの肌荒れがかえって悪化してしまうこともあるので注意してください。また服用当初はホルモンバランスの変化が原因で、一時的に肌荒れが悪化することもあります。
個人差があり、服用するピルの種類にもよりますが、ピルを服用すると副作用が出ることがあります。代表的な副作用は以下のとおりです。
ほとんどの副作用は、ピルを服用し続けると2〜3カ月程度で治まるケースが多いです。症状が続く場合、医師に相談して別のピルに切り替えることで、副作用が治まる可能性があります。
バストアップを目的としたサプリメントとピルを併用するのは危険です。
バストアップサプリメントには大豆イソフラボンやプエラリア・ミリフィカと呼ばれるつる植物などを配合したものがあります。これらのサプリメントに含まれる成分は女性ホルモンと同じ働きをするものが含まれるので、ピルを併用するとホルモンバランスが崩れ、吐き気や頭痛、不正出血など体の不調が出てしまうおそれがあります。
現在バストアップサプリメントを服用している方で、避妊や月経困難症の改善を目的としてピルを服用している場合は必ず医師に確認しましょう。バストアップサプリメント以外にも、ピルとの併用が不可なものもあります。ピルを処方してもらう場合は、診察の際に服用している薬やサプリメントを医師に必ず伝えてください。
避妊や月経困難症の改善など適切な目的でのピル服用に問題はありませんが、ピルによるバストアップは推奨されていません。バストアップを目指すなら、安心して行える方法を選ぶのがおすすめです。
バストアップが目指せる方法を3つご紹介するので、ぜひ取り組んでみてください。ただしここでご紹介する方法は即効性がある方法ではありません。根気良くコツコツ続けて、理想のバストを目指しましょう。
バストアップを目指すなら、栄養バランスの取れた食事を基本としつつ、以下のバストアップ効果が期待できる栄養素を多く含んだ食品を積極的に取りましょう。
栄養素 | 特徴 | 多く含まれる食品 |
大豆イソフラボン | エストロゲンに似た働きをする | 大豆・豆腐・納豆・味噌 |
ボロン | エストロゲンの分泌を活発にする | キャベツ・ナッツ類・りんご・ぶどう・わかめ |
タンパク質 | 筋肉や皮膚、クーパー靭帯など体の組織を作る
ホルモンバランスを整える |
鶏ささみ・赤身肉(牛・豚)・アジ・鮭・納豆・鶏卵・牛乳・ヨーグルト |
ビタミンE | ホルモンバランスを整える 血行を促進する |
鶏卵・アボカド・カボチャ・ナッツ類・うなぎ・オリーブオイル |
ビタミンC | クーパー靭帯を強化する
皮膚にハリやツヤを与える |
パプリカ・キャベツ・ブロッコリー・ミニトマト・キウイ・イチゴ |
ただしピルを服用している場合、エストロゲンに似た働きを持つ大豆イソフラボンやボロンを多く取ると、ピルの効果に影響が出てしまうおそれがあります。ピルを服用する場合は、これらの栄養素を多く取っても問題ないか医師に相談するようにしましょう。
筋トレをすれば、バストの土台となっている大胸筋や小胸筋を鍛えられるため、バストアップにつながります。また、加齢などによるバストの下垂防止にも効果的です。ここでは、習慣化しやすいおすすめの筋トレを2つご紹介します。
合掌ポーズは大胸筋を鍛えられるトレーニングです。負荷が少なく、筋トレの習慣がない方でも簡単に行えます。合掌ポーズのやり方は以下のとおりです。
1日に行う回数は特に決まりがありません。どこでもできるので、休憩時間や隙間時間などに行ってみましょう。
プッシュアップは腕立て伏せのことです。大胸筋に加え、肩の三角筋や二の腕の上腕三頭筋などを鍛えられます。プッシュアップのやり方は以下のとおりです。
上記を1セットとして1日3セットを目安に行ってください。姿勢を崩さずに、肘を曲げ伸ばしするのがポイントです。負荷がきつい場合は膝を突いて行ったり、壁を使って行ったりしても構いません。
マッサージはバスト周辺の血行を改善させる効果が期待できるため、バストに必要な女性ホルモンや栄養素が行き渡りやすくなります。血行が良くなっているお風呂上がりなどに、以下の方法で行いましょう。
マッサージを行うときは、マッサージオイルやバストアップ効果のあるクリームを使うのがおすすめです。摩擦を減らせるため、肌へのダメージを防げます。
バストアップを目指すなら、胸をしっかり支えるブラジャーも重要です。ここでは2つのポイントをご紹介します。
ブラジャーはご自身のサイズに合ったものを着けましょう。
実際よりも大きなブラジャーを着けると、バストをしっかりホールドできないので型崩れや下垂につながってしまいます。また小さなブラジャーを着けると、バストが押しつぶされ脂肪が背中や脇に流れたり血行が悪化してしまったりするため、型崩れやサイズダウンにつながります。以下の方法で正確にバストサイズを測り、ご自身に合ったブラジャーを選びましょう。
ご自身でうまく測れない場合は、お店で購入する際にその都度測ってもらうのがおすすめです。
サイズが合ったブラジャーでも、着け方が間違っているとバストをきちんと支えられず、サイズダウンにつながってしまいます。以下の方法で正しくブラジャーを着けましょう。
またシーンによってブラジャーを使い分けることも重要です。運動時はスポーツブラ、就寝時はナイトブラを着用しましょう。
セルフケアを行いご自身に合ったブラジャーを着ければ、バストアップする可能性はあります。しかし即効性は期待しにくい上、大きくなったとしても大幅なサイズアップは見込めません。
すぐにバストアップしたい方や大幅なサイズアップをしたい方は、豊胸術を受けるのも一つの方法です。豊胸術はダウンタイム中に症状が出る可能性はあるものの、ピルによるバストアップのようなリスクはありません。施術によっては術後の状態を長期的に維持でき、中には2〜4カップ程度の大幅なバストアップができるものもあります。
谷間形成や左右差が改善できる施術もあるので、理想のバストサイズを手に入れたい方は、豊胸術も検討してみましょう。
共立美容外科では主にバッグ式豊胸術・脂肪注入豊胸術・ヒアルロン酸注入豊胸術の3つの施術をご用意しています。それぞれの施術の特長やダウンタイムを見ていきましょう。
バッグ式豊胸術は、シリコンバッグを挿入して理想のバストサイズに仕上げられる施術です。2カップ以上、3〜4カップ程度までのバストアップができます。シリコンバッグを取り出さない限り、半永久的な効果が得られるのが特長です。
中でもMotivaというシリコンバッグの種類は、豊胸バッグメーカー「メンター社」や「アラガン社」に在籍していた技術者たちによって開発されました。マシュマロのようなふんわりした柔らかさが魅力で、自然な見た目に仕上がります。
シリコンバッグは、脇の下のシワに沿って目立たないように切開して挿入しますが、傷跡が目立たなくなるまでには3カ月程度かかります。翌日から仕事や外出は可能ですが、2週間程度はスポーツや飲酒を控えてください。
▼共立美容外科で人気のモティバの料金や手術方法についての詳細はこちら
KUJIME式ダブルトリートメント豊胸術は、本物のバストのような柔らかさと見た目にこだわって開発した共立美容外科オリジナルの豊胸術です。従来のバッグ式豊胸術と異なり、2回に分けて施術を行います。
1度目の施術はご希望のバストサイズのシリコンバッグよりも大きなものを挿入します。皮膜が形成されたら2度目の施術を行い、最初に挿入したバッグを取り出した後、ご希望のサイズのバッグを挿入して施術完了です。2度に分けて施術を行うことで、バストが体の動きに合わせた自然な揺れになります。またバッグ式豊胸術に多い皮膜拘縮や炎症リスクを軽減できるのが特長です。
傷口が目立たなくなるまでには3カ月程度かかります。術後は定期検診があるので、違和感や変化がある場合は気軽に相談ができます。
▼共立美容外科の「KUJIME式ダブルトリートメント」についての詳細はこちら
脂肪注入豊胸術は、施術を受ける方から吸引した脂肪をバストに定着しやすいように加工して注入し、バストアップやバスト形成を行う施術です。脂肪吸引する部位は選んでいただけるので、気になる部位の部分痩せもかないます。
脂肪注入豊胸術によって、おおよそ1〜2カップ程度のバストアップが可能です。
コンデンスリッチ豊胸術は、施術を受ける方から採取した脂肪を遠心分離機にかけて不純物を取り除き、濃縮した状態で注入する施術です。質の良い脂肪だけを無菌状態で注入するため、定着率が高いのが特長です。個人差はありますが、80%程度が定着します。
施術後は、1週間程度脂肪吸引部位と脂肪注入部位にそれぞれ腫れや痛み、内出血などが出ることがあります。脂肪吸引部分は入浴に制限があるので、術後の過ごし方はカウンセリングで聞いてみましょう。
▼コンデンスリッチ豊胸手術の料金や手術方法についての詳細はこちら
ピュアグラフトは、施術を受ける方から採取した脂肪をフィルターにかけ、不純物を取り除いてバストに注入する施術です。
アメリカの厚生労働省に当たるFDA(米国食品医薬品局)から承認された特殊なフィルターを使用します。ただしフィルターの性質上、脂肪細胞より小さな不純物は取り除けません。個人差はありますが、定着率は約70%です。
脂肪吸引部位・脂肪注入部位に腫れや痛み、内出血などが出ることがありますが、通常2週間程度で落ち着きます。突っ張り感や硬さが出る場合は、2カ月ほどかけて徐々に落ち着いていくでしょう。
幹細胞脂肪注入法豊胸術は施術を受ける方から採取した脂肪に、ご自身から採取した血小板から取り出した成長因子を加えてバストに注入する高度再生医療を応用した施術です。個人差はありますが、従来の脂肪注入豊胸術よりも定着率がアップします。
脂肪吸引部位・脂肪注入部位に腫れや痛み、内出血が出ることがありますが、通常1〜3週間かけて治まります。
▼共立美容外科で人気の幹細胞脂肪注入法豊胸術の料金や手術方法についての詳細はこちら
ヒアルロン酸注入豊胸術は、豊胸用のヒアルロン酸を注入してバストアップやバスト形成が行える施術です。1〜1.5カップ程度のバストアップができます。
共立美容外科でご用意しているのは、以下3種類のヒアルロン酸製剤です。
注入箇所を工夫することで谷間の形成や痩せたデコルテの改善、左右差の改善などもできます。ダウンタイムがほぼなく、施術直後から日常生活への支障がほぼないことがメリットですが、半永久的な効果にはありません。持続期間は体質や使用するヒアルロン酸製剤によって異なりますが、術後の状態を維持するには定期的に施術を受ける必要があります。
▼ヒアルロン酸を使用した豊胸手術についての料金や手術方法についての詳細はこちら
本記事ではピルの概要やピルとバストアップの関係性、一般的なピルの効果、服用時の注意点、安心してバストアップを目指す方法をご紹介しました。ピルを服用すると副効用でバストが大きくなることはありますが、バストアップを目的に処方してもらうことはできません。バストサイズにお悩みなら本記事でご紹介したセルフケアを行い、理想のバストを目指しましょう。
すぐにバストアップしたい方や確実にサイズアップしたい方は、豊胸術を受けるのも一つの方法です。共立美容外科の豊胸術は、見た目も感触もできる限り自然になるように心掛けています。お悩みやご希望に合わせて適切な施術をご提案するので、まずは専門医による無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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