モテホルモン
テストステロン注射
最終更新日: 2022年05月22日
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記事:監修医師
日本美容外科学会認定専門医
磯野 智崇
テストステロン注射とは
テストステロンが男性らしさを司るホルモンです。
モテホルモンとも言われています。
テストステロンの体内量が多い男性はモテル傾向にあると言われています。
テストステロンによって放出された匂いが異性を引きつけている可能性があると考えられています。
ただ、体内のテストステロンの量は一定ではなく、ストレスや、食生活、加齢によって減少してしまいます。
テストステロンが増えると元気になるとも言われています。
医学の発達により、外部よりテストステロンを補充できるようになりました。
テストステロン注射の治療方法について、日本美容外科学会認定医の磯野副総括院長が動画で解説しています。
細川バレンタインさんが解説
テストステロンを注射について、細川バレンタインさんが分かりやすく解説しています。
期待できる効果
男性機能の向上
テストステロンを注入すると男性機能の向上が期待できます。
年齢を重ねると、倦怠感や無気力、イライラ、性欲減退、など個人差があるものの、男性更年期の症状が現れる場合があります。
このような症状を年齢のせいにして割り切ってしまうと、悩みが増えてストレスが溜まり自信喪失や抑うつ症状を引き起こす場合があります。
男性の更年期症状は50代以上の方に見られることが多く、一度症状が現れると、自然治癒することはありません。
体力の向上
50代になると筋力低下を実感される方が増えてきます。
特にデスクワークが多い職種で運動量が少ない方に多く見られます。
筋力低下は、体内のテストステロンが減少するとより感じやすくなります。
脂肪の減少
テストステロンは脂肪を減らす作用もあるため、中年太りを予防する事も可能です。
また、体力が向上することで運動量が増えるので体脂肪の燃焼の手助けにもなります。
肌ツヤの改善
テストステロンは肌ツヤに必要なコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを生成するのに必要なたんぱく質の分解を阻止してくれる役割があります。
ただ、一方でテストステロンの副作用として、ニキビができやすくなる場合があります。
もしニキビができやすい体質の場合は、テストステロンの補充療法を受ける際に医師にご相談ください。
テストステロン減少の症状
自分自身がテストステロンが減少しているか、気づきにくいものです。
男性ホルモンは30歳から、おおよそ1,2%づつ1年間に低下していきます。
テストステロンが不足すると、下記のような症状が体に表れます。
・体力が落ちた、踏ん張りが効かない
・よく眠れず、寝ても疲れが取れた気がしない。朝、目覚めた時にすごくだるい
・関節や筋肉など、あちこちが何となく痛い。全体的な不調を常に感じる
・目の調子が何となく悪い
・意欲が湧かない。仕事や日常のルーティンがすごく重たく負担に感じる
・目覚めた時にとても気分が落ち込む
・考え方がネガティブで、悲観的な見通しや取り越し苦労ばかりしてしまう
・かつては夢中になれた趣味やスポーツに、いつの間にか興味を全然感じなくなった
・性欲がなくなった。性行為をしても完遂できない、行為中も気持ちが盛り上がらない
・訳もなく焦りや悲壮感が湧き起こってくる
これらの症状があると、「うつ病になりかけているのでは」と考えて心療内科への受診を考える方がいらっしゃいます。
もちろん、心療内科で安定剤や睡眠導入剤を処方してもらうのも有効ですが、もしこれらの症状の原因がテストステロンの不足であるなら、外部から体内にテストステロンを補うことで改善が見込めます。
50代で元気がなくなったら
テストステロンは体内で同じ量がずっと作られていくわけではなく、20代をピークに徐々に減少してしまいます。
年齢を重ねて、テストステロンが不足すると、体だけでなく、精神面にも変化が起こります。
テストステロンは年齢だけが原因ではなく、環境の変化や職場の人間関係によるストレスによって急激に減少することがあります。
放っておくだけではなかなか改善されず、悪化する可能性があります。
しかし、テストステロンを増加させる治療を行うことで、やる気の無さや体力低下、イライラなどの更年期障害の症状を治療することができます。
治療の方法
治療の雰囲気
共立美容外科のテストステロン注射の雰囲気や、治療の流れを動画でご紹介しています。
2週間に1度の通院
体内に注入したテストステロンはすぐには拡散吸収されずに7日間ほどかけてゆっくり吸収されます。
注入後2週間程度、テストステロンの血中濃度が維持されるので、2週間に一度の注入が必要になります。
これにより更年期障害の様々な症状に対して、十分な効果が高確率で期待できます。
注入量は、副作用に配慮して、筋力の増大効果が期待できないほどの少量を注入するため、副作用のリスクが低く、少なくとも深刻な事態は、ほぼならないと考えられます。
2週間に一度の注入なので、毎日、心療内科から処方された数種の薬を飲み続けるよりは、心理的負担を軽く治療することが可能です。
血液検査を同時に行うことで、テストステロンの値も調べます。
治療期間
テストステロンの注入から自身のホルモン生成機能を守るために、治療する期間と休む期間を明確にする必要があります。
2週間に1度の通院を10週間~12週間続けたら、3ヶ月治療を休みます。
副作用と注意事項
テストステロン注射の治療中や治療後の副作用は下記になります。
・肝機能障害や多血症
・脂質代謝異常
・睡眠時無呼吸症候群の悪化
・女性化乳房
・ニキビ
・頬などの赤み
・気分や行動の変化
これらの中でも多いとされるのは、肝機能障害や多血症です。
これらの副作用は誰にでも起こるというものはありません。治療前に血液検査を行い、副作用のリスクがあるかどうかを確認してから治療を行います。
治療の流れ
Step1
医師によるカウンセリングを行います。
治療の効果だけでなく、副作用やリスクを説明いたします。
Step2
事前検査(血液検査)で下記の項目の数値を確認します。
・テストステロン
・肝機能
・血算(多血症の有無)
・高脂血症
・PSA(前立腺特異抗原)
Step3
テストステロンを注射により注入します。
注射が怖い方には事前に麻酔クリームをご用意しています。
優しい雰囲気作りを心掛けています。
テストステロン注射の料金と概要
料金 | 初めての方限定1回:¥11,000 1回:¥27,500 1クール 4週間に1回 計3回 ¥79,200(1回あたり¥26,400) 1クール 2週間に1回 計6回 ¥132,000(1回あたり¥22,000) |
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血液検査料金 | ¥16,500 |
治療時間 | 初回1時間程度、2回目以降30分程度 |
通院間隔 | 2週間に1度 |
カウンセリング当日の施術 | 初回はカウンセリングと血液検査を行います。 血液検査が出ましたら、2回目以降は血液検査をもとにテストステロンの注入を行います。 また、数回に1回程度血液検査を行います。 |
入院の必要性 | 無し |
制限事項 | 無し |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
よくあるご質問
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女性でも受けられますか?女性に対してのテストステロン補充は、不可逆的な性腺機能の廃絶や声・顔貌・外性器の変化を起こし、法律的にも優生保護法違反の可能性もあるためお受けいただくことはできません。
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プロアスリートでも受けることができますか?更年期障害の治療ですが、注入する用量によって筋力増大効果がないとはいえません。人工的にテストステロンを増した状態はドーピングに当たりますので、プロの方だけでなく、アマチュアの方もお受けいただくことはできません。
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以前前立腺の病気にかかったことがあるのですが・・・テストステロンは、前立腺に影響を与えるため、前立腺癌や前立腺肥大の既往や疑いがある方はお受けいただくことはできません。
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不妊治療をしているのですが・・・テストステロンを注入したからといって、高確率で男性不妊になるわけではありませんが、投与中は精巣機能が低下すしますので、不妊治療をされている方や、近い将来お子様を望んでいる方はお受けいただくことはできません。
副作用
テストステロンはホルモンなので、体外から注入する事で副作用のリスクがあります。
ただ、副作用を抑える薬を同時に服用することでリスクを抑えることが可能です。
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このページの監修・執筆医師
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医師
磯野 智崇(いその ともたか)
日本美容外科学会認定専門医
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略歴
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- 1995年
- 聖マリアンナ医科大学 卒業
- 1995年
- 聖マリアンナ医科大学 形成外科 入局
- 1999年
- 東大宮総合病院 整形・形成外科入職
- 2002年
- 共立美容外科 入職
- 2009年
- 共立美容外科 浜松院院長就任
- 2020年
- 共立美容グループ 総括副院長就任
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主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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