脂肪吸引の麻酔について
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記事:監修医師
日本美容外科学会認定専門医
磯野 智崇 -
脂肪吸引の麻酔について
共立美容外科では、リラックス麻酔(眠る麻酔)とウェットメソッドを組み合わせて行っています。この方法は、無痛分娩やある種の開腹手術などに用いられる麻酔法です。
手術後、1~2時間休むと通常の状態に戻るので、入院せずにその日のうちに帰宅できます。
当院では安全を最優先にし、「取る量・部位・年齢」によって、負担のない、痛みが少ない麻酔を行なっております。

笑気麻酔や局所麻酔
二の腕の脂肪吸引など、吸引範囲が狭い場合、局所麻酔や笑気麻酔で行う場合もあります。
笑気には鎮静、睡眠、鎮痛作用があるため不安を取り除きリラックスして手術を受ける事が可能です。

吸引する前のひと手間「ウェットメソッド」
ウェット・メソッドに関して
脂肪を吸引する前に、麻酔液と止血剤入りの水溶液を脂肪層に注入します。この水溶液が脂肪細胞を柔らかくしてくれるので、脂肪を吸引しやすくなり、出血を少なく抑えられます。
出血が少ないので、ある程度脂肪を吸引しても貧血が起こりづらいです。これが「ウェットメソッド」です。

ウェットメソッドとドライメソッドの比較
ウェットメソッド | ドライメソッド |
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○ 出血を最小限に抑えた方法なので、輸血を必要とした症例は一つもありません。 |
× 出血がかなり多量になるため、手術時の脂肪層内の状態にほとんど変わりはありません。 |
手術には、数種類の液体で脂肪層をふくらませて脂肪を取る「ウェットメソッド」と、脂肪層内に何も注入せずに吸引を行う「ドライメソッド」の2つの方法があります。 共立美容外科では、安全面から「ウェットメソッド」を採用しています。
ウェットメソッドで使用する液体には、 「生理用食塩水」と「血管収縮剤」、 「麻酔薬」(局部用)の3つの成分が入っており、当院は、これらの成分を独自に調合し、患者さまの負担のないよう行なっております。
ウェットメソッドの成分の役割
生理用食塩水
脂肪層をふくらませて脂肪を取りやすくする役割があります。
血管収縮剤
脂肪吸引の際に出血を抑える役割があります。
「麻酔薬」(局部用)
痛みをさらに抑えます。
これらの成分がそれぞれの働きによって、大量の出血や痛みを抑え、手術を行っています。
麻酔の専門医が在籍
共立美容外科には麻酔の専門医がいます。そのため、安心して施術を受けて頂けます。
共立美容グループには、日本麻酔科学会の専門医、認定医、厚生労働省認定の麻酔科標榜医などが在籍しています。
また、経験豊富な医師が、脂肪吸引用に独自の麻酔法で対応していますので、安心して施術をお受けいただけます。
