脂肪吸引で使用する器具
最終更新日: 2025年03月12日
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記事:監修医師
日本美容外科学会認定専門医
磯野 智崇 -
脂肪吸引で使用する器具

脂肪吸引で使用する器具は主に、吸引棒と呼ばれるカニューレ、吸引口が傷跡にならないようにする傷跡保護器具、脂肪を吸引する掃除機のような吸引機があります。
まずは、共立美容外科が開発した53種類のカニューレと傷跡保護器具KBシースを説明します。
53種類のカニューレ
傷跡保護器具KBシース
53種類のカニューレ
脂肪を吸引する際に使用するカニューレ(吸引棒)という、医療器具があります。
当院が開院した1980年代当時は、太いカニューレばかりでしたが、患者様にご満足していただくために、長さや太さが異なる53種類ものカニューレを開発しました。
細いカニューレを開発したことで、体にダメージを与えることを少なくすることができたので、日帰りの脂肪吸引を行うことが可能になりました。

カニューレが53種類もあるので、脂肪を吸引するのが難しかった顔や二の腕など、体のあらゆる繊細な部位の脂肪も吸引できるようになりました。
また、身体の線はカーブになっている箇所が多いので、カニューレを使い分けることで繊細なラインを形成でき、より美しいプロモーションを形成することが可能になりました。

傷跡保護器具KBシース
従来の脂肪吸引の場合、脂肪を吸引するために、カニューレ(吸引棒)を挿入した際に、カニューレの摩擦で傷跡が残るデメリットがありました。
このデメリットを無くすために、当院は傷跡保護器具「KBシース」を開発し、傷跡をほとんど残さないようにすることを可能にしました。

また、KBシースの開発により、従来不可能だった部位からのアプローチができるようになりました。おへそやビキニラインといった無理な部位からのアプローチをしないで済む分、より美しい仕上がりが期待できます。(個人差があります)
KBシースの装着手順
①吸引する箇所に小さい穴を開けます。
②、③KBシースを装着します。
④カニューレを挿入し、脂肪を吸引します。KBシースがカニューレの摩擦から皮膚を守ります。
⑤手術直後の傷跡です。虫に刺された程度の傷跡です。個人差はありますが、傷跡は数週間でほどんどわからなくなります。

KBシースを未使用の場合と使用した場合の比較
KBシースを未使用の場合、カニューレ(吸引棒)と皮膚がすれてしまい、傷跡が残ってしまいます。
一方、KBシースを使用した場合、皮膚とカニューレの摩擦から皮膚を守ってくれるため、皮膚へのダメージが少なく、結果として傷跡がほとんど残りません。

KBシースは特許を取得しています
KBシースは、特許を取得しております。また、商標登録もしています。
そのため、当院オリジナルの医療器具です。

脂肪を吸引する機械について
脂肪を吸引する機器は、この画像のような吸引機を使用します

ベイザー
脂肪吸引を行う場合、ご希望に応じて脂肪を吸引しやすくする、特殊な超音波のVASER波を発することができる「ベイザー」という機械を使用する場合もあります。
医師の技術とベイザーの相乗効果で、個人差はありますが、よりご満足いただける手術をご提供しています。
