目の上のくぼみ改善
ヒアルロン酸/マイクロCRF
目の上のくぼみ改善
ヒアルロン酸/マイクロCRF
最終更新日: 2024年09月30日
このような方に向いています
- 目の上がくぼんできた方
- 年齢を重ね、二重が三重になってきている方
- まぶたが落ちてきた気がする方
- 目が疲れた印象に感じる方
- 目のまわりの皮膚にハリが無くなってきた方
- 目の周りがやつれた印象の方
- 無意識に目を上げる癖がある方
目の上のくぼみの原因
年齢を重ねると、目の上がくぼんでくる方がいらっしゃいます。
目の上がくぼむと、瞼がたるんだ印象になり、実年齢より老けて見られがちになります。
目の上がくぼんでしまう原因は、目を支えている筋肉が衰えてしまうことが大きな原因となります。
眼球はいろいろな方向に球面的に動きやすくしたり、下を向いたときに眼球が落ちないようにするために筋肉が眼球を支えています。
眼球の周りには内側直筋や外側直筋、下直筋、上直筋、下斜筋などの筋肉がありますが、これらの筋肉が年齢を重ねて衰えると、眼球が重力に負けて下がってきます。
この筋肉は、若い方でも、パソコンなど一点を長時間集中してみていると、瞬きの回数が減り、血流量が減ってしまい衰えてしまう場合があります。
主な原因はロックウッド靭帯の弱まり
ただ、眼球が下がる一番の要因としては、眼球の下にあるロックウッド靭帯が弱まってくることが原因となります。
眼窩脂肪が影響
眼球は体の構造上頭蓋骨の目のくぼんでいるところに収容されており、眼球は硬い骨に周囲を包囲されています。
眼球に骨がぶつかって傷つかないように、眼球の周りには、眼窩脂肪(がんかしぼう)というクッションの役目をする脂肪が存在しています。
脂肪は柔らかいため、その位置から動かないようにするために、眼窩脂肪は眼輪筋(がんりんきん)や眼窩隔膜(がんかかくまく)によって押さえつけられています。
眼窩脂肪が目の下のふくらみを形成
しかし、年を重ねるにつれて、眼球を支えているロックウッド靭帯が弱り、眼球が下に落ちてくると、眼窩脂肪が圧迫されます。
圧迫した眼窩脂肪は逃げ道を探しますが、眼輪筋や眼窩隔膜が強ければ、その圧力を押さえつけることができますが、弱ってしまうと、皮膚表面に出てしまいます。
これが目の下のふくらみになります。
目の上の眼窩脂肪が少なくなる
眼窩脂肪は、太ったからといって増える脂肪ではありません。
そのため、眼窩脂肪が眼球に押されて、目の下のふくらみとして皮膚表面に出てくると、眼窩脂肪の量は一定なので、その分、目の下の眼窩脂肪とつながっている目の上の眼窩脂肪が引っ張られてしまい、目の上の脂肪量が少なくなるため、目の上にくぼみができてしまいます。
眼窩脂肪は基本的に増えるものではないため、この目の上のくぼみを改善するためには、医療的な処置を加えて埋めるしかありません。
日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が動画で解説
目の上のくぼみを治す美容整形について日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が分かりやすく動画で解説しています。
この動画では、くぼみの原因とその原因別の美容整形方法をご確認いただけます。
目の上のくぼみの改善方法
目の上のくぼみを改善する方法としてくぼんでいる個所を下から埋める埋める美容整形の方法が上げられます。
施術方法は「ヒアルロン酸の注入」と「良質な脂肪と幹細胞をを注入するMicro CRF」の2つの方法があります。
くぼんでいる場合、皮膚が奥までいっているので、かぶさりが少ないため、三重になってしまっている方の場合、まぶたに注入物を注入すると重みが出るので、二重のラインがはっきりとすることもあります。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸と聞くと聞いたことがある方が多いと思いますが、もともと体内にある保水力を持っている成分で、時間がたつと溶ける性質を持っています。
目の上のくぼみにヒアルロン酸を注入すると、他の部位に比べ、注入量の割りに持続期間が長い傾向にあります。
注入後半年から1年ほどで効果は薄れますが、定期的に注入することで、くぼみを改善している状態を維持することができます。
目の上の皮膚は薄いため、丁寧に注入することが仕上がりのポイントです。
当院ではアラガン・ジャパン社のジュビダームビスタシリーズの®ボリューマ XC、ボリフト XC、ボルベラ XCなどのヒアルロン酸を注入しています。
Micro CRF(マイクロCRF)
一方Micro CRF(マイクロCRF)は太ももなど自身の体から脂肪を採取し、それを外気に触れさせないまま特殊な遠心分離器にかけ、不純物を取り出し、採取した脂肪の10%しか取れない良質な脂肪と幹細胞を注入する方法です。
CRFとはコンデンスリッチファットの略です。
脂肪を採取する場合、脂肪吸引のように大掛かりに採取するのではなく、太ももの内側など目立たない個所を数mm切開して、そこにカニューレ(吸引棒)を挿入し脂肪を採取します。
脂肪の中には幹細胞も含まれるため、注入部位が活性化され肌のハリが産まれる場合もあります。
Micro CRFはヒアルロン酸に比べ微細なため、滑らかな仕上がりになります。
デメリットとして注入した脂肪はすべてが定着して残るわけではなく一定数は体内に吸収されてなくなってしまいます。
ただ、2000年代に当院が行っていた脂肪注入の注入後の顔への生着率が注入量の1/2~1/3程度しか生着しなかったことに比べると、 Micro CRFは良い症例で90% 以上の生着率も可能です。
ご自身の脂肪細胞を注入するため、安全面に配慮した美容整形になります。
動画で解説
マイクロCRFの手術方法やダウンタイムについて、日本美容外科学会専門医の磯野分院院長が分かりやすく動画で解説しています。
眼瞼下垂が原因の場合も
瞼を引き上げる筋肉が弱まると、目を開けづらくなる症状を眼瞼下垂(がんけんかすい)といいます。
眼瞼下垂になると、目の視野が狭まるため無意識におでこの筋肉を使って無理やり眉毛を上に上げて目を大きく開こうとしてしまいがちになります。
眉毛を上に上げることを眉毛挙上といいますが、眉毛挙上をすると目の上のくぼみが目立つ場合があります。
この場合、眼瞼下垂を治療することで、無意識に眉毛挙上をしなくなり、目のくぼみを治せる場合があります。
原因は直接診ないとわからない
目の上のくぼみの原因が、ロックウッド靭帯が弱まり、目の上の眼窩脂肪が減ったからなのか、瞼の筋肉が弱まったからなのかは患者様ご自身で判断することは難しく、医師が直接拝見しないとわからないことがほとんどです。
目の上のくぼみに悩まれている場合、原因が分からなければ、インターネットで検索をしても解決策がご自身では判断が難しいため、一度医師の受診を受けてみることも一つの解決策になります。
目の上のくぼみの改善の概要
手術料金 | ◇ヒアルロン酸注入 ジュビダームビスタ® ボリューマ XC ¥107,800/1回 ジュビダームビスタ® ボリフト XC ¥107,800/1回 ジュビダームビスタ® ボルベラ XC ¥107,800/1回 ◇マイクロCRF 目の上のくぼみ(上まぶた)(両側) ¥231,000 ※基本料金として別途¥275,000かかります。 ◇眼瞼下垂の治療 ■軽度の場合 共立式二重埋没P-PL挙筋法で治療できます。 Basic(ベーシック) ¥66,000(両目) ¥46,200(片目) ■中度から重度の場合 両目 ¥440,000~¥770,000 片目 ¥308,000~¥539,000 |
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手術時間 | ◇ヒアルロン酸注入 約30分程度 ◇マイクロCRF 脂肪採取・・・30分程度 マイクロCRFの注入・・・10分から20分程度 ◇眼瞼下垂 約30分 |
ダウンタイム | ◇ヒアルロン酸注入 注入部位に内出血や腫れが生じた場合、1週間程度の期間で徐々に消えていきます。 ◇マイクロCRF 腫れ・・1週間程度 内出血・・1週間程度 筋肉痛のような痛み・・1週間程度 内出血や腫れが生じた場合、1週間程度の期間で徐々に消えていきます。 ◇眼瞼下垂 内出血や腫れが生じた場合、1週間程度の期間で徐々に消えていきます。 |
通院回数 | ◇ヒアルロン酸注入 1回 ◇マイクロCRF 1回から2回 ◇眼瞼下垂 3回(手術、抜糸、1ヶ月検診) |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | ◇マイクロCRF 脂肪を採取した部位は、5日から1週間程度ガードルによる圧迫固定が必要になります。 |
仕事・外出 | 可 |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
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このページの監修・執筆医師
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医師
浪川 浩明(なみかわ ひろあき)
日本美容外科学会認定専門医
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略歴
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- 1991年
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 1991年
- 東京厚生年金病院 形成外科入局
- 2006年
- 共立美容外科・歯科 入局
- 2009年
- 共立美容外科・歯科 新宿本院院長就任
- 2009年
- 共立美容グループ 副院長就任
- 2020年
- 共立美容グループ 総括院長就任
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主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本形成外科学会会員
日本顎顔面外科学会会員
日本手の外科学会会員
日本マイクロサージャリー学会会員
日本職業・災害医学会会員
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